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高速戦隊ターボレンジャー、第39話「ラゴーンの最後」

「今頃気付いても遅いぜ!この時が来るのを待ち続けていたのだ!さぁ、戦え!戦え!お前たちは戦わざるを得ないのだ!」…

突如として現れたドラグラスによって連れ去られる力

りきは突如としてドラグラスに暴魔城へ連れて行かれる。
そこで目の前にしたのは暴魔大帝ラゴーン。
正義の怒りに湧き立つりきだったが、、、

「ひと度この中に入ると、2人の内どちらか1人が死ぬまでは、決して破れる事もない悪魔のバリアなのさ!」
流れ暴魔ヤミマル・キリカは赤い糸のバリアを張り、りきとラゴーンを閉じ込める。

ヤミマル・キリカの赤い糸バリア


テーマは″悪の根源″

2人が死闘を繰り広げている中、ヤミマルとキリカは暴魔城のコントロールを担っている″命石″を奪い取る。

りき・ラゴーンだけでなく、かっとび暴魔ズルテン、ウーラー諸共…
ターボビルダーに突っ込ませ、消滅させる為に…。

ヤミマルの中に根付いている悪の根源。

暴魔百族、更には人間から受けた差別、そして迫害。
…彼の心の傷はもう埋められないものになっていた。

尚、今話の神セリフは、そんなもう埋められない傷の深さを如実に表しているこのセリフを紹介させて頂く事にした。

神セリフ

「さぁ、来い!暴魔城!皆、吹っ飛ばしてやるんだ!生き残るのは、俺とお前。2人で世界を支配するのだ!」

by.流れ暴魔ヤミマル(流星 光)

全てを捨て去りたくなる瞬間、私たちも生きてきた人生の中で一度は考えた事無いだろうか。

何をやっても上手くいかない時…

とてつもない孤独を感じた時…

自分の生き方全てを否定された時…

そして、愛を失った時…。

数話前から、ヤミマルは流星光の姿に戻らなくなっているのに気が付いた。

それは彼が人から貰った愛を全て捨てる覚悟とも感じられた。

記憶の天称にかけた
1つの傷が釣り合うには百の愛を要する
けれど心は海岸の石の様に
波にもまれ
沢山の傷を得る事により 愛は形成されていく

L'Arc〜en〜Ciel「虹」より抜粋

ヤミマルの傷を埋める為の愛。
もっと多くの人から愛を受け取り、その愛の存在を知らない暴魔百族へ、その愛を届ける存在になって欲しかった。

ヤミマル・キリカは人間と暴魔百族の混血。唯一それが行える立場だと思うから。

追伸、今話は
スーパーターボロボとターボビルダーとの絆、スーパーターボビルダーの登場回。
力達と太宰博士の絆から放たれた″スーパーターボビルダービーム″にはヤミマル・キリカでも到底敵わない愛の力が感じとれた。

大きくなったラゴーンの威圧感もだが、是非悪の根源を断ち切ろう放たれるスーパーターボビルダービームの威力も画面を通して見届けてくれればと思う。
大切な人からの愛の重さを感じながら。

スーパーターボビルダーから放たれる
″スーパーターボビルダービーム💥‼️″
ターボレンジャーと太宰博士の絆の形が現れてる。
不敵な笑い声と共に「暴魔大帝ラゴーンは死せず!」…
という場面にはラスボス感を凄く感じた。

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