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刑法

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2023年7月の記事一覧

刑法#6 因果関係

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構成要件と因果関係

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構成要件の客観的構成要素の検討順序

実行行為→結果→その間の因果関係
因果関係は条件説や相当因果関係説からなる。
※なお、因果関係は結果犯にのみ生じる問題点であり、挙動犯には問題が生じない。

【コラム 結果犯と挙動犯】
 前者は殺人のように行為の他に結果の発生が構成要件になっている犯罪であり、後者は住居侵入罪な

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刑法#5 間接正犯

刑法#5 間接正犯

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間接正犯

例えば、医師が患者を殺めるために、何も知らない看護師を使って、患者に毒薬を与えるというようなこと。
→この場合、医師は道具として看護師を使役している。
他にも、あるものAがB所有の土地にある自動車を勝手に業者に売却し、業者が自動車を回収したとする。この場合、業者を道具とした窃盗罪の間接正犯がAには成立する。
※以

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刑法#4 不作為犯

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犯罪とは

「構成要件に該当し違法かつ有責な行為」

→主観により犯罪を個別化し類型化することを構成要件の犯罪個別化機能という。
 例えば人を殺した場合
 殺意があれば殺人
 怪我をさせようと思った場合、障害致死 
 誤ってした場合、過失致死
 ※犯罪は故意又は過失がなければ成立はしない。
→故意や過失の有無は結果の認容、す

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