海を揺らす

海と共に生きたら、血は海になり

森と共に生きたら、粒々の呼吸を知る

土と共に生きたら、深く潜る  地球の果てに

響きは明瞭    遠吠えは近い   心は遠い

揺れているのは海   それとも樹海の風

土には亡者が眠りにつくが  明るい床に横になる

そんなに揺らさなくても海は流れる  血と共に

海は揺りかご

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   沖縄のいにしえから続く祈りへの意識は、彼らの郷土愛と神への確かな信仰と奉納によるもので、個人差はあれど各人の命や魂に引き継がれているものだと思う。

   北の大地にも、神と信仰の民族が厳かに根付き、彼らへの尊敬の念を忘れてはいけない。私達は何によって生かされているのか、それに目を向け、与えられている愛に気付いたとき、それを正しく大切に出来るのだろうか。

    私は、当事者意識が足りないのだと反省した。創作のマストアイテム、それは「意識」することに他ならない。