見出し画像

何もしていない時間×自分を許す。

非生産的な自分が許せない。
だらだら過ごしてしまった。
隙間時間があれば何かをしなければならない。
予定のない休みの時間を無駄にしてしまった。
YouTubeやNetflixやAmazon primeで映画やドラマやアニメを見ていたら1日終わった。
でも時間のある時に何をすればいいのかわからない。

こんなことを思ったことはありませんか?
今回は、そんな時間も自分も受け入れて認めて許してあげよう、というお話です。

そもそも、なぜこう考えてしまうのでしょうか。

最近、タイパ(タイムパフォーマンス)やコスパ(コストパフォーマンス)という言葉をよく耳にします。動画を倍速で見たり、オープニングやエンディングやCMを飛ばしたり…。お金を払った分の価値があるのかを見極めることに尽力している人が多いのかなと思います。

ここから考えられることとしては、
①効率のいい生産性と結果を求めすぎている→無駄が許せないという価値観
②結果を出せ出すほど生きる価値になる→結果の出せない人は(生きる)価値がない


自分が生きるために労働や家事をする必要はもちろんありますが。本来は結果を出すことが全てではないはずです。

そもそも無駄な時間なんてありません。
何もしていない、ぼんやりしている時間は、脳の休憩ができている証拠です。それに、何もしていないと思っていても無意識でいろいろなことを考えていることだってあります。休めているようで休めないのが怖いところで、休日何もしていないのになんだか体がだるい、回復していない気がする、ということが起こりがちです。

何もしていない時のほうが考えてしまう、ぐるぐる思考が頭を巡ると言われています。
だからこそ、考え過ぎるのを辞めるために、ネットサーフィンやYouTubeなどで動画を見て、時間が過ぎるのを待ってしまうのです。
ですが、時間が過ぎて今日を振り返った時に、『今日も何もせずに終わってしまった…』
と落ち込み、自分を責めてしまいます。
必要な時間であることをなかなか自分で認められないものです。

では、どうすればいい?

①ありのままを受け入れる
②いそがなくていい
③自分にはわからないことを認める

この3つを心がけましょう。
答えを出さなくていいのです。
今のままの自分でいいの。

何かの目的を達成するために、成長が必要なら、努力をする必要があります。

たとえば、
・テストでいい点を取って、上位○位に入りたい
・ダイエットをして好きな人に告白したい
・勉強した知識を元に、仕事でいい成績を残したい、いい評価をもらって給料を上げたい
・将来有名なYouTuberになりたい

このような目標や目的があれば、空き時間は勉強や実践に使うはずです。

今、何も思い浮かばないのなら、そこまで必要ではありません。思ってはいるが、行動に移すほどではないという自分がいるなら、それでいいのです。できなかった自分を攻める必要は無いのです。それよりも、『今の自分には必要ないことだからいいか』と思える方が良いです。

無理やり見つけて、あれをしようこれをしようとすると、何も変わらないですしむしろ迷子になってしまう、永遠ループが続きます。

意外と、何もやらないもしくはやることを減らし、その自分を許すことで、自分に必要なことが見えてくることもあるものです。

「ありのままの自分を感じて見直すために、『マインドフルネス』というものをやってみよう!」
と思ったとします。意外と、自分にプレッシャーを余計にかけてしまうこともあります。独学で、インターネットで得た知識を元にやってみようとしたことは、正解がわからないため、往々に失敗するもしくはよくわからない、という結果にたどり着きます。そして、「やっぱり上手くいかないんだ…自分なんて…」となり、さらに負のループに陥ることになります。

つまり…


何もしていない時間を軽視し、あれもしてこれもして、と予定を詰め続けることにより、結果的に虚しい気持ちになったり、自分を余計に否定してしまう場合がある、ということを知っておいて欲しいです。

今日したことを振り返り、全て自分にとってプラスだったと捉えることができれば、何も問題はありません。どんどん自分を褒めてあげてください。

ただ、『やったこと、できたこと』を認められずに『自分は今日も何もできなかった』と思ってしまうことに注意が必要だということです。

自分で自分を否定してしまうことほど、悲しいことはありません。
自分にとって、いちばんかけがえのないのは、『自分自身』です。
それなのに、自己肯定感が持てず自分のことは嫌いで否定し続けてしまう…、

この世の中を生きていくことは、本当に大変ですしつらいことも多いです。
でも、だからこそ、自分のことを、他ならぬ自分が否定することはないのです。

何もしていない自分の時間があっても、もちろんいいのです。

まとめ

いかがでしたか。
自分が何もしていない時間を認められない、許せないと思っているあなた。
良いのですよ。
どんな人でも休憩したり休んでいます。

ーーー自分には才能が無いからこそ努力し続けないといけない、休んでいる場合じゃないーーー

たしかに、その心がけは本当に素晴らしいものです。でも、だからこそ休む必要があります。離れて冷静になって、客観的に見直すことで、初めて見えてくるものもあるものです。

どうしても、生きていると年数を重ねてくると、自分や自分が所属するところにとってのメリットかデメリットでしか考えられなくなります。

それだけではないのです。
休んで休憩する、ひと息つくことを自分に許してあげてください。
自分を犠牲にする気持ち、志は本当に素晴らしいです。でも、その気持ちは利用されやすい。こき使われるだけ使われて、お払い箱になったら捨てられる、そういった事例も多々あるものです。

だから、そうなる前に。
絶望する前に。
自分の何もしていない時間を許して認めてあげて欲しい。だらだらしていたっていい。何もしない日があっていい。次のステップに進むために必要な時間なのだから。無駄なもの、時間、気持ちなんてない。

長文、読んでくださりありがとうございました。

この記事が参加している募集

#休日のすごし方

54,599件

この記事があなたの心に響いたら、サポートをご検討ください。みなさんの暖かい支援は、より多くの人に『生きていてもいいんだ』と感じてもらうため、心に届く記事を作り続けるための活動資金として大切に使わせていただきます。あなたのご支援が、希望の光となって多くの人々の心に届きます。