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自己紹介します

店長として再スタートしたのは20歳になった頃
2年ほど、憧れていた店長の下で
お世話になり
店長が異動を希望されたタイミングで
店長として再スタートさせて頂きました。

そして担当させて頂いたブランドは
社内で売り上げを大きく引っ張っているブランドでした。

当時の百貨店の売り場構成は
ターゲットの世代やファッションのテーストを
同じフロアーで隣接させており
ブランド間でバチバチと火花が飛び交っていました。
インデイビイ、 フランドル、ロペ、ビギ、モガ、
組曲、アンタイトル、イネド、Mプルミエ、
ナチュラルビューティ、、、、

この頃のファッションは
神戸エレガントの流れから
いわゆるきれい目系というブランドが
百貨店の一等地の奪い合いの時代でした。

売り上げが上がれば
先方様から好条件に扱ってもらえ
売り上げが下がればエスカレーター奥
または、退店を余儀無くされる

必然的に販売力が上がってくる。

今、目の前のお客様が買わずにお店を
出て行ったら他のお店で買われることになります。

当時のお店は小さなインショップ
ストックに走る
集合レジに走る
他店舗よりも良い商品が欲しくて
当時は大阪難波にあった倉庫に朝一番に行って
商品を担いで京都のお店の開店に間に合わせる

そんな充実した毎日でした。

数字数字と追いかける毎日
新人スタッフを育てる時間もなく

指示ばかりを出して

指示どうり出来ないスタッフにイライラして
自分の指示が良くなかったとか
何一つ教えることができていないのに
社会人としてどうなの?って
上手くいかないことは
全て、スタッフが仕事できないから
口には出さなかったけど
態度はむき出しに出していたと思います。

その事件は
春のセレモニーシーズンの繁忙期に
起こってしまいました。

休みも取れず
ほとんど休憩も取れずの毎日

ちょっと飲み物飲んでくると
10分くらいお店を離れ
お店に戻った時に

お店にはたくさんのお客様
スタッフはどこにもおらず
お店の奥のバックヤードから
私の顔を見るなり
青ざめた表情、、、

お客様の波が収まった後
スタッフに
「さっきは何してたん」
質問ではなく尋問
きっと恐ろしい形相で睨みつけていたと思います。

ビクビクしながら
「たまごっちに餌をあげたくて」

「もう帰っていいわ〜
 明日から来なくてもいい」

人生最初で最悪の暴言
大人として
店長として
最も最悪な暴言を吐いてしまいました。

泣きながら立ち去る彼女に対して

今の私なら
どんな風に声をかけられるのか?


彼女にとった私の態度は
自分の未熟さからくるもので
未だに忘れることは出来ません。

価値観の押し付けに他ならないと言うこと

二度とお会いすることは叶わないと
思いますが
この経験は私にとって

スタッフと共に
お店を運営していくとは

チームを作る
人を育てることが
何よりも大切なことだと
学ばせて頂いたと思っています。







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