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【Tech Innovation Award】第1回受賞者インタビュー

こんにちは。RevComm(レブコム)HRです。
RevCommは、ビジネスにおける会話の可視化とセルフコーチング、生産性向上を実現する音声解析AI電話「MiiTel(ミーテル)」、AI搭載オンライン会議解析ツール「MiiTel Meetings」、オフライン(対面)の商談を可視化する「MiiTel RecPod(α版)」を提供している会社です。

レブコムのテクノロジー部門に所属するエンジニア・デザイナーを対象としたアワード制度「Tech Innovation Award」が2023年7月からスタートしました!
前編に続き、後編ではアワードの第1回受賞者3名を紹介します。

▼アワードの概要や企画の背景については前編をご覧ください。


1.受賞者紹介【リサーチエンジニア・加藤集平】

1人目は、レブコムの研究開発部門であるRevComm Research (RCR)で音声信号処理を中心とした研究開発を担当している加藤集平です。

RevComm Research (RCR) 加藤集平

■受賞の理由・ポイント
入力音声に適した顔画像の生成(音声−顔変換)に関する論文「Speech-to-Face Conversion Using Denoising Diffusion Probabilistic Models」が、音声処理系トップカンファレンス「INTERSPEECH 2023」に採択されました。
これまでレブコムでは、筑波大学や京都大学との共同研究の成果として記した論文が採択されたことはありますが、レブコム単著としては今回が初の採択となりました。

本論文は、昨年2022年8月から執筆を始め、長期間にわたる度重なる試行錯誤や厳しい査読(※)結果に負けず、徹底的にチャレンジし続けたことが評価されました。
※査読:投稿された論文をその学問分野の専門家が読んで、内容の査定を行うこと

▼プレスリリースはこちら

ー受賞おめでとうございます!感想を教えてください。

受賞については、実際に発表されるまで全く知らなかったので、驚いたと同時に、とても嬉しかったです。リサーチディレクターの橋本を始め、周りからの多くのサポートがあっての受賞だと思います。

ー今回の論文採択にあたり、一番大変だったのはどのようなところですか?

やはり、査読が大変でした。今回は3名の査読者がいて、論文に対して様々な意見を出していただいたのですが、査読者により意見が分かれました。満場一致ですんなり査読が通ることもあれば今回のように意見が分かれることもあります。満場一致であれば論文採択の確率が上がりますが、そうでない場合は採択の確率が下がる可能性もあるので、結果が通知されるまではずっとそわそわしていました。

ー今後の目標はありますか?

RCRとしては、今回の論文採択をきっかけに、もっと世界中の人にレブコムを知っていただけるよう、研究者として努力し続けたいと思います。「レブコムには、優秀な研究者、エンジニアが集まっているんだ」とより多くの人に知ってもらえるように、今後も研究に力を入れていきたいです。

2.受賞者紹介【Salesforce CPQ Projectチーム/津野 晃・長谷部 洋弥】

チームで受賞したのは、コーポレートエンジニアリンググループで、社内Salesforceのシステム管理・開発を担当している津野と長谷部です。

Salesforce CPQ Projectチーム/津野 晃(左)・長谷部 洋弥(右)

■受賞の理由・ポイント
見積契約管理システムを、Salesforce CPQ(※)に移行する大規模なプロジェクトを完遂したことを評価され受賞となりました。
移行に伴う軽微な問題が発生した場合にもスピーディに対応し、ビジネス部門に業務の混乱を起こすことなく移行させることができました。Salesforce CPQ導入後、レブコムのセールス活動における、商談から契約に至るまでのUI/UXが大幅に改善し、移行後も大きなトラブルもなく、ビジネス部門からポジティブな評価を受けたことが大きな貢献として評価されました。
※Salesforce CPQ:Salesforce上で見積書、契約書を作成し、送付できる機能

ー受賞おめでとうございます!感想を教えてください。

津野・長谷部:まさか受賞すると思ってなかったので驚きました(笑)
同時に、とても嬉しかったです。特に今回のプロジェクトは、ビジネス部門も巻き込んで約1年前から時間をかけて準備をしてきたものだったので、こういった形で表彰されてありがたいです。

ー今回のプロジェクトで、一番大変だったのはどのようなところですか?

津野:一番大変だったのは、本プロジェクトのステークホルダーである自社のビジネス部門に対して、プロジェクトの趣旨を理解してもらった上で、業務に支障を与えずに移行を完遂させるためのオペレーション設計や説明、準備ですね。プロジェクトを立ち上げ、要件定義を実施するタイミングでビジネス部門の社員にも参画してもらい、一緒に進めながら検証していきましたが、実運用のための設計に落としこむまでは、何か月もかかりました。

長谷部:私自身は、プロジェクトがスタートしてから少ししたタイミングでの参画になったのですが、そもそもSalesforce CPQに対する知識が全くない状態からのスタートだったので、キャッチアップしなくてはいけないことがたくさんあって、そこが一番大変でした。それでも、この学びや経験がエンジニアとしての成長につながることや、ビジネス部門の社員がより業務を効率的に進められるようになったら嬉しいといった気持ちが強かったので、大変ではありましたが頑張ることができたし、やり切ることができたと思います。

ー今後の目標や、レブコムのエンジニア組織に期待することはありますか?

津野:今回のプロジェクトを完遂して改めて、経営視点をもったエンジニアになりたいと強く思いましたし、そういうエンジニアを増やしたいと思いました。エンジニアとして、「これを作りたい、これを直したい」という思いがある一方で、「ビジネス全体で見たらその優先順位はどうなんだろう?」「経営視点で考えたらもっと優先すべきことがあるのではないか?」と考えながらプロジェクトや開発を進められるエンジニアでありたいし、経営視点をもったエンジニア組織であれば、よりビジネスとリンクさせたスピーディな開発が進められると思っています。

長谷部:正当に頑張ったことが評価されて、お互いがお互いの業務にリスペクトをもてる、讃えあえるカルチャーをより強化していけたらいいなと思います。今回の表彰により、自分自身もとてもモチベーションアップに繋がったし、自分が一生懸命頑張ったプロジェクトを他のエンジニアメンバーに知ってもらえる良い機会になったと思います。

3.最後に

今回は、7月から新しくスタートした「Tech Innovation Award」の第1回受賞者インタビューをお届けしました。

レブコムでは「アウトプットを求める過程はなるべく社員が業務に集中できるように」という考えのもと2017年の創業当初から生産性を意識した「フルリモート・フルフレックス」の働き方をしています。会社のカルチャーの1つでもあるのですが、採用面接などでは「働き方やチームの雰囲気をイメージするのが難しい」といったご質問をいただくことも。
今後もレブコムのnoteでは会社の雰囲気や働く人の様子をお伝えする記事を発信していきます。

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