古い雑誌とマガジンと
今日は、僕の愛するポスター画家、サヴィニャックのマガジンを作りました。
すでにもう、多くのマガジンがあるので、これ以上は作るまいと思っていたのですが、
急に作りたくなってしまって、いても立ってもいられずに、またしても、作ってしまった次第です。
それと同時に、いつのまにやら、関連記事が増えたので、この際だからマガジンに、まとめたいと思ったわけです。
マガジンにして、誰かに読んでもらいたいのはもちろんですが、僕自身が読み直したり、推敲したり、後で見やすくするために。
ところで僕は、マガジンならぬ、雑誌が結構好きなのですが、雑誌と言っても、最新流行の雑誌ではなく、いわゆるアンティークな雑誌です。
具体的には、1950年代から1960年代にかけての、フランスやアメリカのアンティークな雑誌が、とにかくすこぶる好きでして。
それはなぜかと言いますと、雑誌の記事と言うよりも、雑誌の中のレトロ可愛い広告に、至極惹かれてしまうのです。
たとえばこんな、可愛い広告を見つけた日には、思わずほくそ笑むぐらい。
それからこんな、お菓子の広告を見つけた日には、思わず小躍りするぐらい。
そんな僕が、サヴィニャックの広告を見つけた日には、思わず走り出すぐらい、とにかく嬉しくなるのです。
そして家から飛び出して、街角にあるポスターや、ギャラリーにあるアートのように眺めては、一人でにんまりするのです。
もちろん、実際に家から飛び出すわけではなく、あくまで僕の頭の中で、パリの街角を闊歩する、空想の世界ではありますが。
ちなみに、書き忘れていましたが、上の車の広告はIPEACの広告で、そのタイトルは「皆やるべきことを一緒にやろう」です。
フランス貿易経済振興会による販売促進をうながす広告のようですが、この広告に関しては、販売するつもりはありません^_^
古雑誌(マガジン)のなかに散らばる広告を絵画(アート)のやうに眺めてゐたり 星川孝