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モーリシャス第2回渡航のまとめ

こんにちは。レスキューナウ危機管理情報センターの阿久津です。

今回はモーリシャス第2回渡航のまとめとなります。

今回の渡航では、国の防災を担当しているNDRRMC(国家災害リスク軽減管理センター)を中心に10を超える関係省庁や現地通信事業者、国連コンサルタントの方と協議を行いました。

NDRRMCや各省庁との協議で、弊社のソリューションをモーリシャス版にアレンジしたモックアップを展開し意見交換を行いました。
現地の訪問先ではどこに行っても温かく迎え入れられ、第1回目の渡航時にお会いした方々とも再会することができました。
1度しかお会いしていないのにも関わらず、顔を覚えていただいているということの嬉しさを改めて実感し、業務にも熱が入りました。

現地訪問先にての意見交換

今回の現地調査でモーリシャスにおけるデータ保全への意識はとても強いことを以下のエピソードからも改めて強く認識しました。
例えば、詳しい事情は控えますが、デジタルマップ周りは日本とは大きく状況が異なり、GoogleストリートViewがほとんど整備されていません。そもそもデジタルマップを普段から利用していることもないようで、さらにはカーナビを使うこともないようで、そのようなシーンも全く目にすることがありませんでした。
車の運転のみならず、地図を見ながら目的地に向かうことが、当たり前の世界だと思っていた私からするとかなり衝撃の事実でした。
道路情報などは、現地通信企業が運営するアプリで配信されているカメラのライブ動画映像から渋滞の状況を確認するようです。日本では静止画が多く、映像で渋滞状況を把握するのはあまりメインの方法ではない印象でしたので、斬新な発想だと感じ、そういった情報の活用もモーリシャス版のソリューションでできたら良いのではないかと感じました。

赤枠部分がストリートビューで閲覧できる場所 ほぼないに等しい

モーリシャスでは各省庁や現地企業がそれぞれ独自のデータを保有しており、かつその管理がとても厳格であったため、それらのデータを統合するための材料集めを行い、時間、エリア、災害の規模感などの軸を共通化して災害情報を一枚の地図に集約することができることの魅力をモーリシャスの方々に理解していただくことがミッションとなりました。

上記に挙げたような軸を共通化して地図上で可視化するような使い方はモーリシャスの方々にとっては想定されていない使い方だったため、行く先々での関心は高くモックアップをそのまま使いたいという反応までいただけました。

今後、第3回目の渡航の予定もありますがそれまでの間に、更なるモックアップの改善に向けた準備を進めてまいります。
当社のノウハウがモーリシャスで最大限に活かせるよう引き続き尽力してまいります!

最後に

レスキューナウは、日本唯一の危機管理情報の専門会社として、防災分野で様々なサービスを提供しています。防災・危機管理の重要性が叫ばれるなか、当社も事業拡大につきメンバーを積極採用しています。
災害や危険から安心な暮らしを守る事業をやってみたい、自分の価値観と共感できる部分がある、ちょっと興味が沸いたので話を聞いてみたい、ぜひ応募したい、などなど、当社に少しでもご興味を持っていただけましたら、ぜひリクルートサイトを覘いてみてください!