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【レポート】今年は北大札幌キャンパスで!北大・日立協働教育研究支援プログラム交流会  from LAB to LIFE~研究×社会実装~ 

2024年7月。
北大・日立協働教育研究支援プログラム生と日立製作所の皆様との交流会を開催しました。
この緑豊かなキャンパスは…?
北海道大学札幌キャンパスにて、初開催です。

日立製作所の皆様がいるのは…北大です!

2022年から、北大・日立協働教育研究支援プログラム生が日立製作所を訪問し、自身の研究進捗を発表・報告し交流する会を開催してきました。今回は、北海道大学キャンパスでの日立プログラム生の様子を見ていただけるよう、日立製作所の皆様が北大札幌キャンパスを初訪問。
現日立プログラム生や北大関係者と意見交換いただくとともに、大学院博士後期課程を修了後、北大で引き続き研究を行う日立プログラム修了生の研究や、北大の多様な研究に触れていただける内容を用意。
テーマは「from LAB to LIFE~研究×社会実装~」。交流会がスタートです。

~1日目~

日立製作所の皆様と、北大の日立プログラム生、そしてプログラム生以外の北大大学院生が会場に集まりました。
まずは日立製作所の研究を紹介いただきます。

日立北大ラボの研究内容を発表する日立北大ラボ ラボ長代行 中村宝弘主任研究員

実は、北大には、「日立北大ラボ」があるんです!
日立と北大とのオープンイノベーションの拠点として開設した共同研究ラボ。持続可能な地域社会の実現に向けて、パートナーとの協創を通じて、健康・産業・エネルギーが好循環する共生のまちづくりを推進しています。

日立製作所の研究開発概要を説明する
日立製作所 研究開発グループ 基礎研究センタ 三輪俊晴センタ長

そして日立製作所、北大の日立プログラム生、北大の大学院生(プログラム生以外)、北大の教員でグループをつくり、各々の研究内容を紹介し、それぞれの研究をつなげて未来をどう考えるのか、交流するセッションがスタートです。互いの研究と、実現する未来について語りあいます。

自分の研究を紹介するボードが用意されました
研究をわかりやすく説明。熱が入ります
質問が飛び交うグループセッション

学生を含む研究者同士の意見交換。今回は3つのトピックをご用意。
・社会に貢献する研究とはどういうものなのか?
・面白い研究と役に立つ研究は、どのように両立させることができるか?
・みなさんが描く未来のイメージとは?

どのトピックも盛り上がり、時間が足りなくなります…
日立製作所の皆様と北大教職員は、
どのグループの話も聞きたい!と会場を歩き回りました
各グループ、それぞれ異なる分野の研究者同士。
大変な盛り上がりでした
全体に感想や気づきを発表する学生
山本文彦理事・副学長。
お礼挨拶に加えて、
他分野の研究者と学生が意見交換を行う交流会の意義や気づきを伝えてくれました

あっという間に、スタートからの3時間!
さて、会場を移し、懇親会でも意見交換は続きます。

日立製作所の皆様と、日立プログラム学生を含む北大大学院生、北大の教職員が輪になり、
各々意見交換
懇親会会場では、意見交換セッションのグループごとに振り返り発表を行いました

懇親会会場は、北海道大学正門にある北大インフォメーションセンター内 カフェdeごはん
北大の研究成果の食材である北大トラウト「サクラマス」や北大短角牛を使った北大ならではの料理がふるまわれました。

北大サクラマスのフライ、美味しかったです!
北大短角牛や北大たまごのお料理もありました!
様々な意見が飛び交った1日目、集合写真

~2日目~

2日目は北大の様々な研究者を訪問。

まず訪問したのは…公共政策大学院!

山崎幹根公共政策学連携研究部長・教授と、北海道が抱える地域課題に
ついて意見交換を行いました。

日立北大ラボでは、北海道が直面している少子高齢化や人口減少、地域経済の低迷、地球温暖化などの社会課題解決に向けた共同研究を推進しています。
山崎教授の説明に、たくさんの質問がありました

続いて、一行が訪問したのは…

窓から見える緑の木々が美しいこちらは…

北海道ワイン教育研究センターです!

曾根輝雄センター長・教授から、北大のワイン研究のお話を伺います。

2024年9月6日(金)から、ワインテイスティング・ラボがオープンしています。この時はまだワインがセットされていない、コイン式のワインサーバー(左)。
土壌についての研究のお話も伺いました(右)
緑あふれるキャンパスの中にある倉…?
特別に内部をご案内いただきました。
まだまだ本数が少なく一般流通が難しい北大ワインの実物を拝見。
飲むことができる日が待ち遠しい…(一部、北大の余市果樹園のブドウを使ったワインや、北大果樹園の林檎を使用したシードルなどが、テイスティング・ラボで試飲できることも!)

微生物について研究していたという日立製作所の研究者の方と、曾根教授が活発な意見交換を行う場面も。現在は違うフィールドと思われがちな研究や研究者同士が交流し、新しい取り組みがうまれていく可能性を実感できた気がします。

そして、次に訪問したのは…

出迎えてくれたのは、日立プログラム修了生 山﨑歓友さん!
現在は北海道大学大学院農学研究院の博士研究員です。

山﨑さんは、北大・日立協働教育研究支援プログラムの支援を受けていた頃から引き続き、「スマート農業」「農業×IT」、果樹園等における電動ロボット車両について研究しています。

説明する会場の外に、何やらトラクターが…?そして画面にも…?
現在の農業における様々な課題、解決を目指して現在研究している内容や未来について意見交換
画面に映っているのは、トラクターからの映像とトラクター周辺の映像です!
無人トラクターが北大キャンパスの農場を移動していきます
遠隔操作用の操縦ブース、かっこいいですね…!
ゲーム用のコントローラーを用いた遠隔操作を研究している森田 豪さん。
在学中に「地域の未来SOUZOUプロジェクト」1期生に、山﨑さんとともに採択され、
現在も一緒に研究を続けています
元の場所に戻ります

その後、場所を移動してさらに研究の説明と意見交換を行い、改めて、北大・日立協働教育研究支援プログラムの支援を受けて研究を進められていたことに感謝の意が示されました。

北大・日立協働教育研究支援プログラムのプログラム生、日立製作所研究開発グループの皆様、北海道大学の教職員が、北海道大学の札幌キャンパスにて交流した2日間。研究分野が異なる研究者たちが語り合った2日間となりました。
皆様、本当にありがとうございました。
次回は日立プログラム生が日立製作所の研究の現場を訪問し、プログラム生の研究進捗を報告させていただく予定です!

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文章:北海道大学高等教育推進機構 川上あき(DX /EXEX博⼠⼈材フェローシップキャリアパス委員会委員)
写真:北海道大学高等教育推進機構 川上あき(DX /EXEX博⼠⼈材フェローシップキャリアパス委員会委員)/ 学務部学務企画課 内藤輝章
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https://note.com/report_hokudai/n/nbbefe7aa54bf


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