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【レポート】9月修了者による北大・日立協働教育研究支援プログラム研究成果報告会


本年度9月修了生の成果報告会

日立製作所の支援を受け、日々研究にまい進してきた北海道大学の大学院生たちがいます。
2020年度から開始された北大・日立協働教育研究支援プログラム。大学院博士課程の学生から毎年2~3名、支援を受けてそれぞれの研究を推進することが可能な支援制度です。
今回は、9月に北大大学院を修了するプログラム生が、日立製作所・北大関係者に向けて熱く研究成果を報告した、成果報告会の様子をレポートします。

昨年11月の研究進捗発表会の様子はこちら
【レポート】「飽くなき研究・制作熱意」を大切にするHitachiイズムに震える~北大・日立協働教育研究支援プログラム発表会|北大大機構広報チームK (note.com)

今回の報告会はオンラインでの実施

2023年9月12日。報告するプログラム学生は2名です。
農学院 博士課程3年 中村 亮太さんと、情報科学院 博士課程2年 李 広さん。
今回、学生の成果発表時間は各々15分、当日の質疑応答も発表時間と同じ15分。1人あたり30分、たっぷり時間がとられています。事前に準備できる発表内容に加え、どのような質問が研究や教育のプロから飛び出すのか、発表前の学生はどきどきです…

ドキドキしながら発表を待つ学生と、準備する関係者
(右上が中村さん、上から2段目の右から2人目が李さん)
北大内、とある会議室。プログラム担当者たちは固唾をのみながら見守り、準備…

発表会 本番スタート

成果発表会は、江崎 敦雄 北海道大学 産学・地域協働推進機構副機構長の挨拶からはじまりました。
江崎先生からは、本日の発表の場への期待に加え、昨年度に本プログラムの支援を終了した杉山さんからのコメントを発表いただきました。杉山さんにとっての本プログラムは、自らの研究をすすめることができた感謝はもちろん、日立製作所の研究者の皆様方と交流をさせていただけたことや、実際の研究開発現場を訪問できたことなどが、今後のアカデミアでの研究を続けるモチベーションになったとのこと。改めて、江崎先生から、日立製作所への感謝が述べられました。

学生による研究成果発表

1人目の発表者は農学院 博士課程3年 中村亮太さん。
発表タイトル:ショックがネパール農村家計の栄養素摂取量に与える影響~需要体系推定によるアプローチ~

中村さんからの具体的な研究経緯や成果の発表ののち、質疑応答です。山本文彦北海道大学理事・副学長からの鋭い質問を皮切りに、複数名から具体的な質問が次々とよせられます。

ひとつひとつ、真摯に答える中村さん(右)

2人目の発表者は情報科学院 博士課程2年 李 広さん。李さんは昨年の成果発表会に続いての発表となります。
発表タイトル:AI 医療を加速するデータマイニングに関する研究

質問に答える李さん

無事2名の発表を終え、日立製作所研究開発グループ 西村 信治 基礎研究センタ長からの講評をいただきました。

西村センタ長(左)と、聞き入る学生たち

最後に、北海道大学の山本理事・副学長からも、研究することの意味や未来について、そして伸ばしていく能力などについて、思いのこもったメッセージが送られ、本成果発表の場は閉会となりました。

プログラムは今後も続く

緊張の中、しっかりと発表を終えた学生たち。発表お疲れ様でした。

修了を迎えた学生お2人から、プログラムへの謝辞や今後の抱負をいただきましたので、ご紹介します。

【中村亮太さんから】
プログラムと関係者の皆様に心より感謝申し上げます。異分野、企業の皆様からの貴重なコメントで、自分が研究する農業経済学においても、研究成果を実践していくことの大切さを改めて痛感しました。研究者としての成長の場になったと実感しています。

【李 広さんから】
ご支援いただいた日立製作所様と北海道大学に、心より感謝申し上げます。これからもより良い研究成果を出し、グローバルに発信していきたいと思います。

李さんは、2022年11月、東京国分寺 日立製作所にて対面での成果発表も行いました。
発表後にコメントを寄せてくれた様子(当時)

お2人のさらなるご活躍を期待しています!

北大・日立協働教育研究支援プログラムはまだまだ続きます。より研究現場と学生の研究の交流による相乗効果を高めるべく、対面での様々な機会を計画中です!


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