【レポート】「飽くなき研究・制作熱意」を大切にするHitachiイズムに震える～北大・日立協働教育研究支援プログラム発表会
北大・日立協働教育研究支援プログラム。
毎年2～3名の学生やその所属研究室が、本学の包括連携協定先である日立製作所から支援を受け、精力的に研究に注力することができるプログラムです。
開始したのは2020年度。2022年11月までに3回の学生選考を経て、博士課程1年生から3年生までの計6名がプログラムの支援を受けて研究をすすめています。
コロナ禍になり、海外渡航による研究も難しい中、なかなか対面で研究成果を報告することができませんでした。今年の11月、ついに、参加学生が直接、支援元の日立製作所を訪問し、研究進捗を伝えるとともに、研究者の皆様と交流することができました。その模様をお届けします。
■1日目 日立製作所の研究紹介・研究所見学
～訪問・準備～
今回の訪問プログラムは2日間にわたって実施されました。
まず初日は、翌日に控えた研究進捗発表会に向けた準備と、日立製作所 研究開発グループの紹介、さらには研究所を見学させていただける機会が設けられました。
会場は、東京都国分寺市にある研究開発グループの国分寺サイト。当日発表する学生や関係教員、事務職員などが集合し、会場へ向かいます。
国分寺サイトは研究開発拠点「協創の森」とも呼ばれています。記事編集の都合で詳細は紹介できませんが、原武蔵野の原生林や湧き水がある大自然の中に、最先端の建築技術が用いられた協創棟がありました。会場に向かう中でも緊張が高まるとともに、環境に配慮された美しい造形建築にも釘付けとなります。（参考URL 協創の森とは：研究開発：日立 (hitachi.co.jp)）
メイン会場は馬場記念ホール。
開放的なスペースと最新の設備が備わっており、前方には大きなスクリーンが設置されています。
当日は対面とオンラインのハイブリットで開催することもあり、事前に、音声やスライド操作のチェックを念入りに行いました。
～1日目 研究紹介開始～
日立製作所 研究開発グループ 基礎研究センタ 西村センタ長からの挨拶があり、初日がスタートです。
日立製作所からは、３つの研究テーマについて紹介がありました。参加した学生からは多くの質問があり、研究者の皆様は１つ１つ丁寧に回答してくださいました。
その後、各施設をまわっての研究所見学、研究者の方による最新の研究紹介と質疑応答、意見交換会など、盛りだくさんの内容で1日目は終了です。
■2日目 研究進捗発表会
いよいよ学生が研究を報告する研究進捗発表会です。
～2日目 開式～
産学・地域協働推進機構 江崎敦雄副機構長から、会場とオンライン両方の参加者に向けて開式の挨拶。
～学生発表～
当日は4名の学生が会場で発表。1名はアメリカからオンラインで発表を行いました。
会場からは、日立の研究者の方や関係者から多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。
～講評・閉式～
日立製作所 西村センタ長から講評があり、学生の研究報告に対して激励の言葉をいただきました。
最後に、北海道大学の山本文彦理事・副学長が閉会の挨拶として日立製作所への感謝、学生への激励を述べ、閉式となりました。
本プログラムは2022年11月末現在、第4回参加学生を選考中です。次年度は海外にある日立製作所研究開発グループの研究拠点への訪問や共同研究など、ますます活躍の分野が広がる可能性もあります。
日立製作所と北海道大学は、本プログラムを通じて博士課程学生への研究支援を行うことで、高度な技術の研究開発を行うことができる優れた人財を育成し、日本や世界が抱える社会課題の解決に貢献することをめざし、将来の日本や世界の学術・産業の発展を担う高度人財の育成に貢献していきます。
（大学院教育推進機構）
【編集後記】
終了後の学生の皆さんへのインタビューでは、一大発表を終えてリラックスした様子の笑顔もこぼれました。引き続き研究に邁進してくれることでしょう！
2022年11月撮影
動画撮影・編集 学務部学務企画課大学院教育改革推進室 内藤輝章
写真撮影・文章 高等教育推進機構/大学院教育推進機構 川上あき
（参考）開始決定時のプレスリリース（2020年2月4日 200204_pr.pdf (hokudai.ac.jp)）
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