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日本に存在する神社の中で一番新しい、一番年下の神様を祀ってあるのはどこだろう、という疑問が湧いた。

当たり前だがシドニーに神社はない。

神社は日本古来の固有の信仰である神道の社なのであるからして、日本ではないところに基本的にはない。

と思うだろう。

こういうときに日本語には便利な言葉がある。
生まれてこの方日常で一回も使ったことがなくても、
こんなときに使えるヤツだ。

「ところがどっこい」である。
ところがどっこい、アメリカにはいくつか神社があるのだ。

どうだろう、「ところがどっこい」の使い心地は。
意外といいだろう。そうだろう、そうなのだ。
使わず嫌いだった自分を責めてはいまいか。

まずはカリフォルニア州にあるアメリカ椿大神社。
そしてハワイ。ハワイには思いのほか沢山ある。オアフ島のハワイ出雲大社、ハワイ金刀比羅神社、ハワイ太宰府天満宮、ハワイ石鎚神社、それに馬哇神社。

さらにフランスにもある。
ブルゴーニュ地方はラ・モンターニュ村の和光神社。

過去の支配地には100社以上あったようだがもちろん現在はない。「残念ながら」と言うと火がなくても煙がでるかもしれないのでやめておく。

さてどうしていきなり神社の話を始めたかだが、びっくりするような大きな意味はない。起きてすぐに頭に浮かんだのが神社のイメージで、日本の神様のことがだんだん気になってきたのだ。

日本の神道は実際に存在した人間も神として神社に祀ることがある。

今この世に生きている人間、つまりあなたもあなたもあなたもその可能性があるのである。最近亡くなった志村けんさんも笑いの神として祀られるに値するかもしれない。

ということで、日本に存在する神社の中で一番新しい、一番年下の神様を祀ってあるのはどこだろう、という疑問が湧いた。

いろいろググってみて分かったのだが、俺のように年下の神様について興味を持つ人はそんなに沢山いるわけではないらしい。

さっとググって、ぱっと答えが出てくると思った俺が浅はかだった。「誰か調べとけよなあ」とキレるのが今の若者だろうが、残念ながら俺は昔の若者だし、今は血圧が上がることをできるだけ避けるようになっている。

だから確実なところはわからない。ただ予想はつく。おそらくだけど、靖国神社に祀られている英霊が一番年下ということになるのではなかろうか。

これは突き詰めて調べればどの方が一番生年月日が若いかわかるだろうが、俺が知りたいのとはちょっと違う。俺は個人として神社の祭神となっている一番若い神様が知りたいのだ。

そこで思いついたのが乃木希典。1849年生まれで、東郷平八郎の1848年生まれより一年若い。で、たぶんここら辺が、個人として神社のある神様の一番若手ということになるまいか。

とかなんとか思っていたら、日露戦争、遼陽の戦いで戦死して軍神と呼ばれた1865年生まれの陸軍・橘周太の橘神社が長崎の雲仙市にある。

とかなんとか思っていたら、これも日露戦争で軍神と呼ばれた海軍の広瀬武夫が1868年生まれ。大分県竹田市に広瀬神社がある。

もっと調べればもっと年下の神様もおられるかもしれないので、神社名をご存知の方は教えてください。

今のところ20世紀生まれで正式な神社に正式に神として祀られている個人が見つかってない。「XXXの神」というフレーズで呼ばれている人たちは各種業界に沢山いるが、ちょっとしたスキャンダルでその地位から引きずり降ろされたりすることもある。

と、書き終わった後にも気になってググってみたりしていたのだが、尾崎豊が東京都文京区にある駒込天祖神社の御祭神、飯島愛が北海道神宮の御祭神というのは本当なのだろうか…。

21世紀生まれの後輩たちの見守る中、
そこのあなたやあなたやあなたが
20世紀生まれの最初の神を目指してみてはいかがだろうか。

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