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江戸時代の産婆さんは、大名行列の前を横切っても出産に向かう途中なら許されたらしい。

Y子さんが生まれて3カ月ちょいのお嬢さんを連れて教室に来てくれた。
まあこんなのは当たりまえだが、赤ちゃんはかわいい。
病気をせずにすくすく育ってほしい。

別の友人Oさんにもお嬢さんが誕生して、命名書のご依頼をいただいた。
彼女の誕生を心から祝うご両親や周りのみんなの思いを、
この命名書をみることで後の彼女に感じてもらえたらとても嬉しい。
「子は国の宝」というが、本当にみんなの「宝」なんだから。

『子は国の宝』という言葉に異論のある人はなかろうと思うのだが、こういう誰もがまあそうだなと思うようなことに対してだって、じゃあ、子でなくなった人はもう宝ではないのか、国に重要視されないのか、どうなってもいいのか、というような屁理屈、糞理屈をつけて、差別だ、差別発言だ、年寄り蔑視だなどと大声で叫ぶ人たちは少なからずいる。

どうしてなんだろう。ちょっと考えればそういうことを言っているのではないと分かろうに。そういう人に関わりたくないのは当然だと思うけど、そういう人に国や自治体の舵取りもしてほしくはない。

俺自身は結婚もしていないし、子供もいないから「自分の子」としての「子」を持ったことはないのだが、「子が宝」なのだなあということは感じることができる。健やかに元気に、出来れば悪い道に入らずに育って欲しいと思っている。

以前シドニーの補習校で教えていたときに、子供の態度をについて言及したら、「子供のいない人に言われたくない」的なことをそのお母さんから言いかえされたことがあるが、ではどうしろと言うのか。

独身だろうと結婚していようと如何なる理由があろうと子供のいない人間は子供のことについて言及してはいけないと言うのは、その条件下の人間が教師であることを完全否定しているわけだから中々の暴言だと思った。
子が子なら、親も親。

江戸時代の産婆さんは、大名行列の前を横切っても出産に向かう途中なら許されたらしい。

『暴れん坊将軍9』第一話でのこと。
出産に向かう産婆さんが、火付け盗賊改の馬前を遮って切られそうになった。そこに割って入った我らが徳田新之助が「子は国の宝」だと相手をねじ伏せる場面がある。

これがホントの、マツケン…サンバ…


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