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環境にやさしい社内の取組「ルネくる」とは?

こんにちは。ルネサンスnote編集チームです。

ルネサンスには、各事業が現場力を充分に発揮できるよう、スタッフの定型業務やバックヤード業務を集約して対応する「ビジネスリレーション部」という部署があります。

部の取組の1つとして、社内の事務用品を無駄なく使うことを目的としたSDGs活動「ルネくる」が2023年度にスタートしました。

今回のnoteでは、「ルネくる」の立ち上げから運用まで携わっている橋本みなみさんに、活動に込めた想いや取組について伺いました。

【プロフィール】
橋本 みなみ(はしもと みなみ)
ビジネスリレーション部 業務支援チーム 課長代理

入社後、店舗のフロント担当として約4年間勤務し、本社のビジネスリレーション部に異動。現在は、業務支援チームに所属し、スポーツクラブの手続きに関する入力作業、文書管理のサポートなどを担当中。


「ルネくる」に取り組むまでの背景

――橋本さんが立ち上げた「ルネくる」の活動とはどのようなものですか?

「ルネくる」とは、店舗であまり使用せずに保管されている文房具や備品などの消耗品を、全社で利活用する取組です。 

この取組では、スポーツクラブでお客様の忘れ物を管理しているアプリを活用して、店舗で使わなくなった文房具や備品などの消耗品を本社に回収し、店舗に情報提供したり発送したりする運用を行っています。

ルネくるで発送されたアイテム

本社と各店舗が定期的に送付物をやり取りする仕組み(以下、定期便)を利用するため、追加の送料が発生せず、エコな取組となっています。

【ルネくるの流れ】

ちなみに、「ルネくる」の名前の由来は、

①社内でくるくる回るイメージ
②クラブにとってはCOME(”渡す”よりも”来る”もの)

というニュアンスから命名しました。

――ルネクルに取り組もうと思ったきっかけを教えてください。

「モノを捨てる前の選択肢として、できることはないか?」

と考え始めたのがきっかけです。

現在の部署に着任したとき、事務用品の管理を担当しました。
そのときに、本社で使わない事務用品が店舗では必要とされることがある一方、ある店舗で使わない事務用品が他の店舗では役立つことがあることに気づきました。

例えば、私が店舗にいた頃は、いつも「クリアファイルがほしいなー」と思っていましたが、本社にくるとクリアファイルがたくさん余っていました。

将来的に、使われていない事務用品は今後どうなっていくのだろうと思い、店舗に声をかけてみたところ、喜んでもらってくれました。

働く場所や職種、店舗によって「よく使用するもの」が異なるのではないかと感じ、必要な人に必要なものが回る仕組みを作りたいと思いました。

「ルネくる」の運用と成果

――実際にどのようにアイディアを形にしたのですか?
2021年から、店舗の忘れ物管理を効率的に行うため、専用アプリの導入に関わるようになり、タイムリーに店舗と情報を連携できるツールに出会いました。

こちらのツールはノーコードで自分たちのニーズに合わせてアプリをつくることができるもので、「ルネくる」のアイデアを形にできるかもしれないと心の中で感じていました。

また、各店舗の文書管理業務を担当するなかで、全国の店舗を訪問する機会が増え、倉庫や事務所で多くの使われなくなった事務用品を目にすることも少なくありませんでした。

このような事務用品は、スタッフとしても「まだ使える」「いつか使うかもしれない」と悩む気持ちがあるから残しているのだろうと思い、改めて再利用の方法について考えるようになりました。

そのような状況の中、上司が閉店する店舗を訪れた際、未使用の備品や事務用品が残っている状態を目にし、部内に改善できることがないだろうかと話を持ちかけてくれたことが、具体的な行動を起こすきっかけとなりました。

2023年夏頃に考案を開始し、3か月かけて店舗へ周知を行い、使わない事務用品の回収や備品や事務用品を譲り合う方法の具体化、アプリの準備を行い、取組を開始しました。

初めての取組で不安もありましたが、上司から「焦らず小さく始めて、徐々に大きく育てていけば良いよ」と言ってもらえたので、安心してスタートすることができました。

ルネくるを運用しているアプリ画像

――「ルネくる」を運用をしてみて、どのような変化がありましたか?
取組を始めてから、約300個の事務用品を必要な店舗へ届けました。

社内のフリーマーケットという位置づけなので、使いかけの事務用品でも登録可能で、実際に試してみて合わなければ返却することも可能です。

運用していると、スタッフから「こういういったモノは、ルネくるに登録できますか?」と連絡をもらうこともあり、再利用について考えてくれる方が多くなっているように感じます。

エコな活動を意識するというよりも、「良いものを手に入れた!」というちょっとした楽しみや、「捨てる」以外の選択肢を考える協力的な姿勢が、実はエコ活動の一環となっているという点で、理想的に運用できていると思います。

身近なことから始め、一人ひとりの意識を変えていく

――今後、「ルネくる」を通じてさらに実現したいことはありますか?
今はスポーツクラブの店舗間で「ルネくる」を運用していますが、今後はこの取組を他の事業にも広めていきたいと考えています。

それと同時に、現時点では小さな備品や事務用品を対象としていますが、徐々に取り扱うモノの幅を広げ、廃棄以外の選択肢を増やしていきたいです。

また、「ルネくる」を効果的に活用するスタッフが増えることで、想定外のケースは別として、備品を発注する際の計画性が高まることも期待しています。

まだ社内の限定的な範囲での取組ではありますが、こういった小さなことから一人ひとりの意識が変わり、サスティナブルな社会の在り方について考えるきっかけになればいいなと思います。

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今後も、新たな取組にチャレンジするスタッフの様子をご紹介していきます。

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