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深夜の寿司宴 欲張り鮪にうな玉 山梨勝沼のほんのり甘い香りの赤ワイン

スシローグループが手掛ける大衆寿司居酒屋の杉玉へ。広告塔のNAOTO(EXILE)の看板がお出迎え。店内のいろいろなところで目が合う。右腕!

杉玉HPより

アジの骨せんべい(406円)、杉玉の舟盛り(1,726円)、〆さばと沢庵の新たなる出逢い(406円)、寿司の盛り合わせなどを注文。

アジの骨せんべい
〆さばと沢庵の新たなる出逢い
杉玉の舟盛り

ねぎまぐろとオリーブオイルの素敵すぎる出逢い(406円)は素晴らしいおつまみ。ねぎまぐろのふわふわ感、オリーブオイルの配分が絶妙で、上質なパテを食べているよう。ワインに合いそう・・・

ねぎまぐろとオリーブオイルの素敵すぎる出逢い

飲み物は生ビール プレモル(615円)に続いて翠ジンソーダ(439円)。

プレモル
お水みたいですが翠ジンソーダ

そう、ワインがないのだ!!!魅力的なシーフードたちにワインを合わせたくてうずうずする…。 少しお腹にスペースを残しておき、テイクアウトして自宅でワインに合わせることにした。欲張り鮪(まぐろ、軍艦まぐろゆっけ、軍艦ねぎまぐろ。406円)、うな玉(406円)を持ち帰り用に詰めてもらう。

家族が寝た後、一人でテレビを見ながら寿司宴第二ラウンド。

マグロ、ウナギの風味に負けず、バランスしそうなやや酒質の強めワインということで、ロゼワインと赤ワイン2種。

南仏のロゼワイン、山梨の赤ワイン(マスカット・ベーリーA品種)、イタリア中部アブルッツォ州の赤ワイン(モンテプルチアーノ品種)をグラスに注いで並べる。マスカット・ベーリーAのほんのり甘い香りとマグロの相性の良さ、南仏ロゼの濃いブドウエキスは漬けタレのゴマ油、醤油のアジアンな香りにマッチ。と一人唸っていると、妻が起きてきた。 お寿司をオファーするもno thank you。歯を磨いた後に失礼しました!

先日、はま寿司をテイクアウトしたが、まぐろのお寿司には山形のロゼスパークリングの相性が良かった。今晩のワインたちはどうでしょう。

さて、まずは南仏ロゼワインに。

ギガル, タヴェル・ロゼ, フランス, 2020, 14%, 2,248円
E.Guigal, Tavel Rose, France, 2020, 14%

ワインについては先日のNoteに。グルナッシュ品種主体、果皮をたっぷりと浸漬して造るので濃い色調。ハリのあるチェリー香にフラワリーなニュアンス。果実味はやや穏やか、ほろ苦さとしっとりとしたタンニン。フェリシティで購入。

まぐろのお寿司にワインを合わせる。力強いロゼはマグロの鉄分のフレーバー、パワフルな風味にもしっかりバランス。相性: ★★★☆☆

軍艦まぐろゆっけに。ゆっけの漬けダレのごま油、トッピングされたゴマのアジアンな香りを、ロゼワインの力強い果実味が包み込む。ゴマ油、ゴマの香りはロゼと相性良い。これこれ!そのままやや味付けの濃いめのマグロにもロゼワインが染み込んでいく。相性: ★★★★☆

軍艦ねぎまぐろに。叩いてのばされ、フワっとした食感、味わいも穏やかに感じる。そこに酒質の強いロゼがまさってしまう。相性: ★★★☆☆

うな玉に。ワインのタンニンがうな玉の余韻に苦味を立たせてしまった。玉子の存在も考慮してワインセレクションが必要。相性: ★★☆☆☆

続いて山梨の赤ワイン(マスカット・ベーリーA品種)と合わせる。

丸藤, マスカットベーリーA樽貯蔵, 2020, 12%, 2,420円

ワインについては先日のNoteに。
明治23年(1890年)5月、創業者が自宅の庭に造った小さな葡萄酒醸造所が始まりの老舗ワイナリー。
香りにはストロベリーキャンディ、チャーミングなフランボワーズ、ほのかにバニラの香り。チャーミングな果実味、滑らかでシルキーな口当たり。丸藤葡萄酒HPから購入可能。

まぐろのお寿司に。ワインはマグロの鉄分にも喧嘩せずしっとりと寄り添う。お醤油とワインのほんのり甘い香りの相性が良い。相性: ★★★★☆

軍艦まぐろゆっけに。漬けタレの醤油の甘みへの繋がりが心地よい。相性: ★★★☆☆

軍艦ねぎまぐろに。醤油をちょこっと付けたふかふかのねぎまぐろに、ワインの甘やかな香り、滑らかな口当たりが調和。タンニンが軽い分、ふかふかで繊細なねぎまぐろの味わいを圧迫せず、しっかり寄り添う。四つ星か迷うほどの好相性。相性: ★★★☆☆

うな玉に。甘辛いタレとウナギの土っぽいニュアンスにこのワインがはまると期待したが、期待以上ではなかった。ケンカはしないが料理とワインの高め合いにまでは至らない。相性: ★★★☆☆


続いて、イタリア中部アブルッツォ州の赤ワイン(モンテプルチアーノ品種)に。

カンティーナ・トッロ, エンメオー(MO), モンテプルチャーノ・ダブルッツォ, リゼルヴァ, 2017, 13.5%, 2,365円
Cantina Tollo, Mo, Montepulcianod'Abruzzo Riserva, Italy

ワインについては先日のNoteに。香りには快活で陽気な表情にドライフルーツが入り混じる。ブドウの旨みが豊かに広がり緻密な酒質。深淵なボルドー好きにも、妖艶なブルゴーニュ好きにも。2,000円少々の驚異のコスパ。トスカニーで購入。

まぐろのお寿司に。まぐろの風味ボリュームに対して、ワインのタンニンがやや強く出てしまうが、明るい果実味との相性は悪くない。それなりのまとまり。相性: ★★★☆☆

軍艦まぐろゆっけに。まぐろの繊細な風味、ゴマの香りを、ワインのパワーが圧倒してしまう。ケンカはしないが料理とワインの高め合いにまでは至らない。相性: ★★★☆☆

軍艦ねぎまぐろに。お寿司の風味に対してワインの酒質が強く、またタンニンもまぐろの風味を押さえつけてしまう。ワインが料理を圧倒するためケンカもないが、ねぎまぐろの風味がなかなか立ち上がってこない。相性: ★★★☆☆

うな玉に。ワインのタンニンがうな玉の余韻に苦味を立たせてしまった。相性: ★★☆☆☆

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