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マサラエビのバーベキューグリル エーゲ海の柑橘爽快ワイン
週末に家族でバーベキュー。しっかりシーフードも楽しんだ。
秋刀魚、みりん干しほっけ、カレー粉をまぶしたエビ、エビ・イカ・キノコ・ブロッコリーのアヒージョ。
持ち込んだワインはかのアレクサンダー大王の出生地マケドニア産のものだ。海に囲まれたギリシャの、サントリーニ島原産の白ブドウアシルティコ100%で造られるワイン。レモンやグレープフルーツなどの柑橘果実のシャープな酸味と苦みが特徴で、シーフードに合わないはずがないと自信をもって持ち込んだ。保冷バックに保冷剤を詰めてしっかりと冷えるようにしておいた。
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キリ ヤーニ アシルティコ フロリナ 2021年 P.G.I.フロリナ(ギリシャ マケドニア) , 2,145円
Kir-Yianni, Assyrtiko, The North, High Altitude Wine, Greece, 2021, 13.5%
微かにグリーンがかった軽快なレモンイエロー。
香りには青リンゴの親しみのある芳香、それを引き締めるライムの柑橘香。非常にフレッシュな果実香で、微かにナッティなニュアンス、フェンネルのハーバルなタッチが入りフルーツ以外の様々な要素も含む。微かに火薬のような香りもあり還元的。
みずみずしい果実味は柑橘を噛んだようなフレッシュでこぎみよい酸味、余韻には軽やかに塩味が含まれピュアで涼やかなフィニッシュ。
この日は火おこしにかなり苦労する。着火剤が消えるまで待っても炭が白く焼けていない。火おこし中に着火剤を炭に追加投入するのは危険なので、新たな炭にジェルタイプの着火剤を塗って投入していく。空気が通りやすいように炭の組み方にも工夫する。最近購入したキャンプ浪漫(?)、火吹き棒もスタンバイしているが炭が白くならず着火剤だけがむなしく燃えるので出番がなかなか来ない。周囲の家族連れや友人グループではどんどん火が上がり、焼けた肉の香りが漂ってくる。パパまだ~?と、炭の前で格闘する父に対して子供は容赦ない。着火剤がなくなるまで格闘したがそれでも火がつかず、新たな固形タイプのものを買ってきた。それを入れる少し前に炭に火が付き、着火剤でブーストされた。小一時間を経てようやく火を確保した。
さて、まずは秋刀魚から。
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いつだったか騒がれた時期のように高くはなかったが、身が随分と細身だ。最近のニュースで細身のものが多いと聞いたような気がする。これから脂がのってくるといいのだが。
塩をしっかり振って海の国ギリシャのワインを合わせる。青み魚の特有の磯の香りと旨味、細身でやはり脂や軽め。ワインのライムを思わせる柑橘香と余韻の塩味が寄り添う。魚のほろ苦さもしっかりとカバーするところが特に素晴らしい。
相性: ★★★☆☆
続いてみりん干しほっけに。
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干されて水分がしっかりと飛び、さらにみりんにより旨みが詰まったほっけ。こんがりと焼かれてホクホクの身をほおばると上質・上品な脂と旨味に広がる。こちらもワインの爽快な柑橘香と塩味が心地よく寄り添う。魚に組み合わせるには安定感抜群のワインだ。
相性: ★★★☆☆
魚の次はエビ。先日の出張中に食べたエビのグリルにマサラが塗り込まれていて素晴らしい美味しさで、白ワインとの組み合わせも絶妙だったので、早速試してみた。カレー粉は100円ショップで買ったコンパクトなサイズのものを使う。エビにしっかりと振りかける。
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エビの旨味がスパイスでググっと立ち上がる。エビ旨、マサラの口内の余韻に、ワインの柑橘と余韻の塩味がドンピシャにはまり、味覚が幸せな刺激を受ける。
相性: ★★★★☆
さて、後半戦にアヒージョ。
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オリーブオイルでぐつぐつと煮られて水分が減った分、キノコの旨味とオイルを吸い込んで底上げされたエビとイカ。やや重厚な風味に口内が満たされる中、ワインのフレッシュな柑橘が少々別のベクトルに走り、余韻を爽快にしてくれるが、料理とワインのペアリングによる高めあいもあまり感じられないか。
相性: ★★★☆☆
さすがは海の国のワイン、青魚、みりん干し魚、エビ、イカに安定感抜群のペアリングを見せてくれた。特にカレー粉を振ったエビとの相性が素晴らしく、スパイスが相性を高めるポイントとなった。
〆はチキンラーメンでした。
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