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転妻がおくる「現場からは以上です!」

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転妻(転勤族の妻)の最前線から、日々の想いを考察します。もやもやの言語化を目指して!
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#引っ越し

転勤の引っ越し作業って「家族を巻き込んだサービス残業」だと思う

転勤の引っ越し作業って「家族を巻き込んだサービス残業」だと思う

常々おかしいと思ってたんだけど、うまく言語化できなかったことのひとつが転勤による引っ越し作業のもやもや。

ひとたび「転勤だ!」となれば夜な夜なネットで物件を探して、土日を使って現地へ飛んで家探し。
引っ越し直前まで夫の仕事は続くので、他の家族(主に妻)が荷造りや、手続きもろもろを進める。
そしてもちろん、またもや土日をつぶしてお引っ越し。土日どころか、GWを引っ越しでつぶしたこともありますけど?

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見送る側が感じる特有のさみしさ

見送る側が感じる特有のさみしさ

別れの季節でもあり出会いの季節でもある春がやってきますね。転勤族にとっても、春は大移動の季節です。

引っ越しはまさに別れと出会いの元凶で、親しくなった人とのお別れは寂しく悲しい。

引っ越しして行く側とそれを見送る側のどちらにも寂しさがあるのだけれど、その性質って両者でけっこう違うなと感じてきました。

ここ数年、友達を見送ることが多かったわたしがその違いを掘り下げていきます。

この春に友達が

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引っ越しのこと、子どもにどう伝える?

引っ越しのこと、子どもにどう伝える?

今日から3月。
転勤になったよとか、今回はならなかったよーというのが周りでも話題に上ってくるようになりました。

わが家では「うちは転勤族である」ということ、「いつか絶対にこの地を離れる。それはいつか分からないし、ある日突然決まるんだ」ということを子どもに伝えてあります。

※この記事の同じ内容は、音声でも聞けます。

どんなタイミングで伝えるか娘はいま小学校1年生。
この土地にもう5年近く住んで

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孤独の正体

孤独の正体

転勤族の妻になってみてはじめてわかったことは「とつぜん社会に居場所がなくなる」ことの辛さ。

昨日のnoteで、「健康」の定義のひとつに「社会的に満たされる」ってことがあって、引越しはそれを満たせない状態になるんだよって話をしたんだけど。

社会とのつながりが強制リセットになるんだよね、転勤での引越しって。

ほんっとにとつぜんゼロになるの。

そしてそれを夫とも分かり合えないことが、また孤独を感

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引っ越しって、健康的な状態じゃないから。

引っ越しって、健康的な状態じゃないから。

引っ越し作業って、ちっとも健康的な状態じゃない。
精神的にも肉体的にもボロボロになる。

だから、転勤前後に心や体が悲鳴を上げるのはちっとも弱いことじゃないし、むしろそうなって当然なのでしっかり休まないといけないんだよ、本当は。

健康の定義WHO(世界保健機関)では「健康」をこう定義しています。

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも

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