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アーキテクチャーフォト後藤の雑談

日々考えたこと、思ったこと、半クローズドな場だから言えることを書き綴ってみたいと思います。月1-2回の更新ですが、宜しければご覧ください。 ※前回のマガジンが、不手際で投稿が反…
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#建築家

『「400億円」のスニーカーショップを作った男』の感想

以前も、言及した、著名スニーカーショップatmosの創業者本明氏による書籍を読みましたので少し、感想を書きたいと思ってPCに向かっています。

この本、スニーカーが好きでビジネス(商売)に興味がある人であれば、めっちゃ面白い本ではないかと思います。ぼくは両方好きなのでお勧めです。

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この本明氏、めちゃくちゃ商売のセンスがあるのですが、僕が共感したのは、最初、並行輸入で商売を始めて成功し、

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建築への志と、稼ぐ事のバランス感

久々になってしまいましたが、最近色々と見る中で思っていたことを書き綴ってみます。いつもの乱文申し訳ありません。

今日書いてみたいのは、タイトルにも書いたように、建築を作るという意思と、稼ぐ事への意思のバランス感について書いてみたいと思います。

勿論ですが、それぞれのスタンスを批判すると意図はなくて、現状認識と、自身の立ち位置を明確にして、そこから我々の目指すところは、こういう所なんだという事を

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駅前のラーメン店と、郊外のラーメン店の強みの打ち出し方から、設計事務所の経営を考える

先日、自動車で、駅から少し離れた郊外に出かける用事があり、そのついでに最寄りにあった、チェーン店系のラーメン店に寄った際の気づきを書いてみたいと思います。論文ではないので、勢いで書いていた駄文ですが、ご容赦ください。

京都ラーメンを謳っているお店で、ラーメンの種類としては少し前時代的なつくりでしたが(この分野の進化は早い、、。)、濃い目の醤油のスープに背油が載っていて、ある程度のコッテリ感があり

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自分の作品を伝える文脈をデザインする

先日、録画しておいた新日曜美術館の安藤忠雄特集を見ていました。2000年前後に建築を学んだ自分にとっては、安藤氏は特別な人で、ディテール集を買って何度も読んで憧れた人物です。その作品も興味深いのは勿論ですが、動画を見て気づいたのは、「元プロボクサー」「シベリア鉄道で建築旅に出る」という20年前に既に著名だったエピソードが今も繰り返し語られている事。つまりこれは、安藤の作品、つくり手である安藤の文脈

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ジョブボード徒然

アーキテクチャーフォトの求人情報部門的な役割として始まった「アーキテクチャーフォトジョブボード」ですが、年が明けて、12年目に突入しています。

日本国内のみならず、ビャルケインゲルスのBIGの求人を掲載させていただいたこともあり、ここまで多くの建築家の皆さんに利用して頂けるとは思っていませんでした。

これまでに手掛けた案件は、1200件以上にもなりました、、、!
(有難うございます)

振り返

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同じようで、常に変わり続けているという事

ふと思いついたことをまとめようと思いPCに向かっています。いつもの乱文申し訳ございません。

我々の建築メディア「アーキテクチャーフォト」ですが、この名前に変わった、2007年から今年で16年目になります(その前身のサイトが始まった2003年からだと、もう20年!になります)。

日々多くの方にサイトに訪問して頂いていて、恐らく意識もされていないと思うのですが、過去を振り返ってみると、当時行ってい

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経営的な話、徒然

昨日の今日ですが、経営者的な観点で色々と印象的な言葉やスタンスに出会ったので、書き綴ってみます。もちろん色々な考え方がありますので、賛否はあると思いますが、ぼくはハッとさせられて、自身を振り返る機会にもなった出来事でした。

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設計の関わり方の深さをコントロールする

建築家の山本嘉寛さんが、instaに投稿してた、建築設計を3つのコースに分割して受注しようとする試みを知って興味深く思ったので、こちらでもご紹介したくPCに向かいました。

また、こちら簡単にtwitterやinstaにも書いたところ、個別にメッセージをくれる建築家の方が何人かいらして、その仕組みへの注目度の高さを感じました。

https://www.instagram.com/p/Co4yxn

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やらなくてよいこと探し

皆さん、いつもこちらのコラムを読んでいただきありがとうございます。ふと思いついたアイデアを、ぼんやりしたままに文字化して、自身の考えを整理しつつ、それを、これまでに繋がった方々に見て頂いて1mmでも、ヒントになる事があればよいなと思って何とか継続しています。
今日もそんな感じで、少し書き綴ってみたいと思います。

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今回のお話も、私が主戦場としているネット上のお話なのですが、ほんの10年く

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サービスとしてのレファレンス(参照)

(※ChatGTPを使って、本文を350文字に要約してみました)

20年前、スイスの現代建築が日本で注目され、建築における「参照」の概念を知りました。ペーター・メルクリの建築は過去の建築物を参照し、自身の作品を建築の歴史に位置づけていました。現代建築は過去の建築を解釈し、提示することで歴史とつながります。

最近は、地域の文化や特性を参照することが増えています。例えば、MVRDVの上海のブルガリ

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内覧会と建築界

少し時間が空いてしまったように思いますが、今日も最近考えていたことを書き綴ってみたいと思います。毎度ながら特に結論や主義主張がある訳ではなく、気づきを共有したいというスタンスです。

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今日考えてみたいなと思ったのは、内覧会と建築界の関係です。内覧会というのは、住宅の場合オープンハウスとも呼ばれますが、設計者が自作が完成した時に、友人や知人を招いて行うお披露目会の事を言うのが一般的だと思い

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短時間での理解と、長時間での熟考を両立する建築メディアは作れるのか?

こんにちは。また少し時間が空きましたが、ふと思ったことを書き綴ってみたいと思います。いつもの推敲なしの文章申し訳ございません。

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最近、アニメ化されて話題になっている漫画があり、最前線のエンターテイメントを学ぼうと思って、ネットアプリで途中まで読んでいました。凄く印象的だったのは、テンポと展開の早さでした。え、もうこの設定切ってしまうの?という感じで次から次へと話が展開していく。。。ドラ

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仕事を小さなチームでシェアするーー小さな組織が生き残る方法論

少し時間が空いてしまいました。

今回は、仕事を自分一人で(会社内で)簡潔ささせないことで、自身が関わっている情報が自然と伝播していくのではないか、ということを書いてみたいと思っています。

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建築家の渡辺隆さんと昔話したときに聞いた記憶があるのですが、建築プロジェクトに関し、様々な専門家に入ってもらって、進めていく。それによって、関わった人たちが、そういうプロジェクトに携わっていることを

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