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取材することは慣れていても、取材されることには慣れていなかった。
この仕事をしていると、いろんな人を取材して、取材をして文章を書くことにはいつしか慣れていく。一方で、自分が取材を受けることはほとんどなく、取材の結果が記事や映像として世に出回ることには慣れていない。
そんな典型的な職業記者だったが、昨年はとある自分の家族に関する話が大きな話題となってしまい、いくつかの取材を受け、寄稿依頼にも応じた。その中には海外メディアも含まれていた。この件で自分自身が目立ちた
遺族の意に反して被害者の死を報じるということ~岸本さんの場合
JR福知山線脱線事故の遺族や負傷者を支援してきた弁護士が、Facebookでこのニュースをシェアして、いろんな記憶がよみがえってきた。
長いこと記憶の中に埋もれていたが、決して忘れることのできない名前だった。この件が公になった経緯は、自分も深く関わっていたのだから。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20211004/2020015517.html
匿名の情
【記録】ワクチン打ってきた。あの裏技で
勢いで新型コロナウィルスのワクチンを打ってきた。
もともと早く打ちたかった。タイムラインで国内外から「打った」報告が相次ぐのを見ていると、何となく気がはやる。まだまだ叶わぬ夢だけど、早くワクチン打って海外旅行に行きたいなあ、早く日常を取り戻したいなあ、という思いは募る。
64歳以下の接種はまだまだ先かと思っていたら、徐々に基礎疾患持ちの人の接種が終わっているようで、打った人の話がぽつぽつと伝わ
気がつけば2021年
気がつけば2021年になっていた。
「平成の終わりに」と題して、JR福知山線脱線事故から15年の節目までに一区切りつけようとしていたが、この間、無意味な仕事を押しつけられたことのストレスで休職し、復職し、新型コロナが世界を襲い、あっという間に時間が過ぎた。
2020年4月25日は緊急事態宣言のまっただ中、飲食店は営業自粛、長距離の移動などもってのほか、という状況で、現地を訪れることもかなわず終