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気がつけば2021年
気がつけば2021年になっていた。
「平成の終わりに」と題して、JR福知山線脱線事故から15年の節目までに一区切りつけようとしていたが、この間、無意味な仕事を押しつけられたことのストレスで休職し、復職し、新型コロナが世界を襲い、あっという間に時間が過ぎた。
2020年4月25日は緊急事態宣言のまっただ中、飲食店は営業自粛、長距離の移動などもってのほか、という状況で、現地を訪れることもかなわず終わった。
福知山線脱線事故からきょうで15年。あの日、たくさんの人の人生が一変しました。ほぼ毎年、尼崎の現場に足を運んでいたけど、今年はこんな状況で叶わず。去年の警笛を思い浮かべながら心の中で合掌しました。 https://t.co/qjmGSIsg9S
— 吉野太一郎 / T. Yoshino (@yoshinotai) April 25, 2020
1年前のツイートをリツイートしただけのものが、モーメントに取り上げられて盛んに見られる節目の年。慰霊式も新型コロナで中止になり、現地を訪れる人も少なければ、メディアも記事や写真を送れない。ツイッタージャパンの中の人も、素材に困ったのだろう。
2021年が開けてもコロナは収束どころか拡大する一方で、暗いトンネルの中をさまよう状況は変わらない。光はまだまだ遠い先にあるような気がする。
おそらく21年の今年も、状況はさほど変わらないだろう。であればちょっとずつ、書き進めていくしかない。15年も経つと、記憶もかなり曖昧になってくる。死ぬ前に、忘れ去る前に、少しずつ書き残しておくしかない。
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