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ほぼボッチの窓辺

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#嫌われ者

ほぼボッチの窓辺@6話

ほぼボッチの窓辺@6話

身体は食べ物で出来ている(前編)昨日の窓辺で食事の話をしたので、帽子たちの身体が、いかに食べ物で出来ているのかを話しておきたいと思う

帽子たちに限らず、自然界のありとあらゆるものは、ゼロから何かを作り出すことはできない

常に自然界(大宇宙)の中にあるものを材料とし、その素材を化学変化させ今の姿を合成している

とすると大気中にある成分も材料に含まれはするものの、質量で考えると、材料のほとんどは

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ほぼボッチの窓辺@5話

ほぼボッチの窓辺@5話

嫌われ者にも味方がいる帽子はあちこちから嫌われる

きっと、大勢の逆を行くことが多いからだろう
気が付くと、しばしば少数派になってしまっている

多数派の人たちから見た帽子は
理解しがたい頑固者
はた迷惑な人
同類に見られたくない人
煙たい人
まぁ、そんな感じだろうか

ところが世の中というものは救いがあるもので、そんな帽子にも、慕ってくれる・かまってくれる大切な人たちがいる

今日も、ある友人た

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ほぼボッチの窓辺@4話

ほぼボッチの窓辺@4話

害虫にだって役割がある
昨日の投稿で、仮に市長がどんなに優秀で誠実であったとしても、害虫駆除が出来なければ市民を豊かにすることを出来ないと言う投稿をした

だが、地球の営みの中で必要とされてダニやシロアリが存在しているように、人類の中にそのような存在があるのも、全体の営みとして必要とされているからだと思う

例えば、日々の帽子のセラピストとしての営みは、電気・ガス・水道、お客様に来ていただくための

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ほぼボッチの窓辺@2話

ほぼボッチの窓辺@2話

まさかのモノに詐欺られる帽子は小学6年の時に痛い思いをし、俗に言う『人間不信』に近しい状態となった

中学生の頃には、見事な猜疑スキルが染み付いていた

帽子が高校生の頃、1988年に地球温暖化問題が初めて世界的に議論され、日本でも取りざたされ、文化祭のテーマが「環境」になった

壁新聞のコラムを担当したこともあって、新聞などを読み漁って情報を集めたが、既に、新聞に対してすら広告料で商売してる以上

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ほぼボッチの窓辺@序章

ほぼボッチの窓辺@序章

嫌われ者は真(まこと)を求めるコロナ禍二年目の今日は、今年の折り返しになるんだそうだ

わたしこと黄色い帽子はセラピストでカウンセラー
こんな肩書を見ると、いかにも「良い人」そうだな

ところが帽子の人生史の大半には、それとは真逆の物語が綿々と綴られている

これを世間では『黒歴史』と呼ぶらしい

しかし、どうだろう?
「『黒歴史』がある!」というのは、実は幸せなことなんだろうね

今が、過去より

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