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SNSをまったくやらない経営者がnoteをやろうと思った理由

私、坪井玲奈はまったくと言っていいほどSNSをやりません。
Twitterはアカウントすら持っていないですし、Facebookは友達の投稿を眺めている程度です。

そんな私ですが、2020年5月から「パラレルアントレプレナーになるための基本100」というテーマでnoteを書いています。

このタイミングで書き始めたのはやはり、コロナショックが理由です。
でも、自粛により時間ができたからというわけではありません。それどころか、2つの事業を抱える私にとっては毎日が必死です。

それでも、経営者として「いま書くべきだ」と思ったのです。

発信しないと存在していないのと同じ、という危機感をもった

ネット上での発信には、抵抗がありました。様々な立場の人に見られると思うと、人による受け取り方の違いが気になってしまって、それなら顔の見える人とのコミュニケーションを大事にする方がいい、と思っていました。

ところが、自粛要請によって在宅勤務となり、人と会わなくなりました。その上、交流するのも必要最低限の人だけ。

そうなると、会っていない人からすれば私はいないも同然です。実際に「坪井、生きてるのか?」と思っていた知人もいると思います。(笑)

そこで初めて、事業のこと・考えていることについて、自ら声を上げて発信する必要性を強く感じました。そうしなければ、自分は存在していないのと同じと、いう危機感を持ったのです。

ビジネスを飛躍させるのは「人との出会い」

発信することによって私が最も期待するのは「人との出会い」です。
これまで数え切れないほどの偶然の出会いによって、私の事業は支えられてきました。

例えば、高地トレーニングジム「ハイアルチ」の共同創業者との出会いは、コンサル時代の先輩の紹介です。ギルトフリースイーツ専門店「フードジュエリー」の立ち上げ時は、たまたま飲み会で出会った友達の友達がPR業務に参画してくれて、さらにその人のお手伝い先が工場を間借りさせてくれるという縁がありました。渋谷ヒカリエに出店できたのも、出店先を探していた際、知人がヒカリエに出店しているオーナーを紹介してくれ、そこからバイヤーにつながったのがきっかけです。

どんなにいいアイデアや資源があっても、事業を形にするのは人です。
自分自身が偶然の出会いによって助けられた経験があるからこそ、そのときは直接的な手助けができなくても、回り回って何か手助けにつながるかもしれません。だからこそ私は、人との偶然の出会いをとても大切にしています。

しかし、コロナによる自粛期間で人に会うことが難しくなり、出会いの機会は減っています。だからこそ、私の経験・価値観をおもしろいと思ってくれる人と出会いたい。そんな思いでnoteを書いています。

そして、今回noteを書くにあたって、自分ならではの視点で発信したいと思っていました。そう考えた時に、複数の事業を並行して進める「パラレルアントレプレナー」は、日本にはまだそれほど多くないかと思い、自分を表現するコンセプトとして位置付けることにしました。

そして「パラレルアントレプレナー」として成功・失敗してきた経験をエッセンスにして紹介すれば、私自身がどういう人間かが自然に伝わると思いました。そこに共鳴してくれる人と一緒に何かおもしろいチャレンジをしていきたいです。

発信とは「自分とは何ぞや」を知ること

文章を書くことで、思わぬ別の効果もありました。それは、自分自身をより深く理解できたことです。
伝えることを通じて自分の行動や感情の理由を整理していると、普段はなかなか意識しない自分の奥底にある価値観を再発見できます。
書くことを通じて経営者は、

なぜこの事業をやっているのか?
これからやりたいことは何か?
自分の会社「らしさ」とは何か?

といった根本的な問いに立ち返ることになります。
発信のために書く時間を取ることは、日々の仕事からあえて少し離れて根本的な問いに立ち返るきっかけを作ってくれます。

世の中が大きく変わるタイミングだからこそ、根本的な問いに立ち返ることは、次の大きなジャンプにつながると信じています。

経営者はもっと発信した方がいい

今後、リモートワークがさらに進み、人が物理的に顔を合わせる機会は以前よりも減ると思います。そうなればなおさら、社員・取引先・ビジネスパートナーなど様々な人たちとめぐり逢うための、経営者の「価値観」という求心力がますます重要な時代になると思います。

そして、経営者が自分の価値観を言語化し発信すれば、仲間や応援してくれる人たちとの信頼関係を深めることにもなります。社員や取引先、ましてやユーザーの方に対して、経営者が自分のことを改まって話す機会はそれほど多くありません。

だからこそ、経営者は、自分の価値観を伝える場として、積極的に発信していくべきと考えています。

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