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「いつでもどこでも働けます」スタイルを確立した 6つのきっかけ

1. 幼少期に各地を飛び回りながら働く大人に魅せられた

叔父や従兄弟が国内外を回りながらの仕事をしており、祖母はカレンダーにいつ、誰が、どこにいるとメモしていた。
今あっちは何時だね、どこを通って帰ってくるのかね、など本人がいないところで起きる会話、その心の距離感に、幼ながらにロマンを感じた。

その土地のお土産をもらったり、話を聞いたりして、働きながらそんな体験できるのいいなと憧れていた。
そんな影響か、飛行機と空港が好き。
出国前の特別感や、準備する時間、ラウンジで仕事している大人が格好良くて、いつか飛行機で出張に行くのだと夢見ていた。

航空関係の仕事に就こうと考えたが、どうしてもファッション関連の仕事がしたかったので大学行きを辞めてその道に進んだ。
そんな夢も忘れかけて働き始めたら、全国の店舗を行き来したり、語学堪能でもないのに海外出張も行かせて頂いたりと、飛行機出張の夢は意外と早く叶い、より旅と仕事が楽しくなった。

2. ニューヨークのノマドワーカーに憧れた

2010年始めにニューヨークに数ヶ月短期留学に行った。
iPhone 3GS期、Instagramはリリース前、ブログ全盛時代。
ブロガーはデジカメで写真を撮り、PCで上げるスタイルが主流だった。
カフェのfree wifiを使い、ノートpcで仕事している。
デジタルを駆使することがクールだった。

当時、出会った若手のファッション関係者は圧倒的にフリーランスが多く、いつ働くも、どこで何するも自由。
国籍、生まれ、学歴など関係なく大金を稼ぐ人
とにかく自分を売り込んでメイクマネーしていく人
自由に、パワフルに、自分を売り込む。
同じ人間がこんなに自信を持って、自信をつけて、動いていく姿に
学校を卒業後、新卒で入社した会社に数年勤め、ファッション業界の割には、世の中の当たり前を進んだ自分は圧倒されっぱなしだった。
こんな方法でお金を得る働き方もあるんだということを異国の地で知った。
いつでもどこでも自分のスキルをお金に変えていく。
Do or Die
それほどに極端な判断を迫られる瞬間や、アクシデントが起きるエネルギッシュな土地で生き方に魅せられた。

3. 仕事ができる人ほど旅上手

転職回数が多く、その数だけ経営層の方とお仕事する機会があった。
IT企業経営層は年齢も近く、フットワークも軽く、仕事にプライベートに満喫されている方が多い。
重要な連絡がくることが多い中、出張や接待なども含め、仕事しながらの移動や旅を楽しんで両立している人が多いと感じた。

いい会社ほど、余暇を過ごすこと、特に旅にいくことに前向きに「いってらっしゃい!」と言ってくれる。
旅の後は働くモチベーションはアップし、結果業績に返ってくるポジティブなサイクルが生まれることを教えていただいた。

4. 温泉宿で仕事するのも悪くない。という体験

スタートアップ一社目時代、初のフレックス制で働いていた。
ビジネスメンバーはコアタイムの縛りはあったが、エンジニアとリリース対応となると夜間業務があったりと、自由な時間に働く柔軟さと、自分で働く時間を選択することで最大化させるという、スタートアップっぽいマインドにフィットしてとても働きやすかった。
緊急対応可能であれば(つまりはPCは持っていけというお達し) 有給もすんなり取ることができた。(よく考えるとグレーだけど)
この当時、膨大なタスク量と少数精鋭でハードワークするぞっというのがスタートアップというもの。
平日のうのうと休めるような状況ではなかったが、お休みは取らなあかんということで、金曜日に温泉地に向かった。
当日朝までに収まらず、まず新幹線で対応。宿到着も後2時間。。。と対応を続けた。
しかしここは温泉地。え、足湯しながらでもいいかね。そもそも休みですし。。
移動していたことで最後は足湯に浸かりながら、きちんと仕事は納め、美味しい夜ご飯を食べて、翌日は旅を満喫するという時間を過ごすことができた。

この頃から、いつでもどこでも対応できるような整理術と、デバイスはアップデートしておくことなど、プライベート時間を確保しながら働くこともできる体制を整えていた。

5. 女性のライフワークバランスにマッチする働き方を考えた

20代に精一杯、仕事に、遊びにやってきたツケが回ってきたのか、30代となると体調不良が増えた。
時間給や半休を取らないといけない日が増えた。
特にPMSが酷くなり、月に1回はそんな時がやってくる恐怖すら感じていた。
このリズムに対して、固定の環境や、スケジュールが負担になっていった。

そこで今後の環境変化を見据えて、いつどこでも仕事ができるということが強みになると考え、現在フリーランスとして働いている。

勿論、会社員でお休みを調整しながら働くことも可能だと思うが、私は時間や環境を選ぶことができる働き方を始めた結果、症状を軽減することができた。

パートナーとの生活、子どもがいる生活、親の介護などを考えたとき、他者と共存する際の精神衛生を保つ術とも感じている。
いつでもどこでも働くことができる術があれば、環境変化に対応しながら、短時間、少額でも自立した対価を得ることができる。

働くことで学ぶこと、救われること、楽しいこと、たくさんあると思う。
もちろん生活を維持するあれこれ悩ましいことはあるが、
自分が心地よい働き方を考えることは大切だと思う。

6. 移動距離が幸福度に比例している実感

「旅行をしたくてたまらない」「ドライブで遠出するとスカッとする」。そんな思いは、人間の脳に埋め込まれた本能かもしれない。人は移動するほど幸せを感じる――。こんな研究成果を2020年、米マイアミ大アーロン・ヘラー准教授(40)らのチームが国際科学誌ネイチャーニューロサイエンスで発表した。(中村靖三郎)
https://globe.asahi.com/article/14502555

The Asahi shimbun GLOBE+

実際にそう感じている。
遠ければ遠いほど、疲労もあるが、満足度が高い時間となっている。
勿論、プライベートでたくさん移動して体験したり、旅をしたい。
しかし、一日24時間。一年365日。
これは皆平等であり、まだまだ働かねばならない年齢である。
移動距離が発生する働き方をすることで、より幸福度を高めていけるのではと感じている。
移動制限のある時を長らく過ごしていますが、1日も早く、自由に人が行き来でいる時が訪れることを願っています。

次は、実現に必要だったスキル編
「いつでもどこでも働けます」スタイルを実現した○つのスキル
をまとめてみようと思います。

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