見出し画像

シャンパンタワーの法則って知ってる?

先週、「シャンパンタワーの法則」という法則を知る機会がありました。

ここ数ヵ月私が頭の中でぐるぐると考えていたことを、そっくりそのまま説明してくれている法則でした。

人間という生き方に疲弊しきっていた5年前の自分に伝えたい内容でしたので、noteでも書き残したいと思います。


あなたは「シャンパンタワーの法則」を聞いたことがありますか?
なんだかおしゃれな名前の法則だな、というのが私の第一印象でした。


結婚式で高く積み上がっているシャンパングラスのタワーを想像してみてください。
タワーの1番上にあるシャンパングラスが、あなたです。
2段目にあるグラスたちがあなたの大切な家族。
3段目はあなたの親しい友人たち。
4段目は、もしかしたらあなたの仕事仲間や部下かもしれません。

要するに、あなたの交友関係を表しているタワーだと考えてください。

ここで、一番上の段からシャンパンを注ぎましょう。
あなたのグラスがいっぱいになると、2段目にもシャンパンが降り注ぎます。2段目がいっぱいになると、3段目にも注がれはじめます。

逆にいうと、1段目のグラスが満たされていない状態では、2段目以降にはシャンパンは届かない。
これが、シャンパンタワーの法則です。

こうして視覚的にイメージしてみると、1番上のグラス(=自分)を満たしてあげないと、他のグラスにシャンパンが行き渡らないことは一目瞭然です。

でも、シャンパングラスを「自分」と「他人」という、人間関係に置き換えてみるとどうでしょう。一気に抽象的になりますが、基本的には同じ原理が適用されると思うのです。

自分の欲求が、自分の身体が、自分の心が満たされていない状態では、人は他の人に優しくすることは、不可能ではなくても難しいことです。
他の人の欲求を満たしてあげる以前に、自分のことを労わるべきなのです。

自分が満たされてさえいれば、自ずと自分を取り囲む人の心も満たしてあげることができます。
そしてその満たされた状態は連鎖的に、さらに周囲の人にも広がっていきます。


5年前の自分は、仕事に疲弊し、恋人にも言いたいことを言えず、社会人なのに実家暮らしだった肩身の狭さもあり、家族にも気を使い過ぎていました。
人に気を使い過ぎた結果、自分の身体や心の疲れに気づく余裕もなく、巡り巡って自分の周りの人にも気持ちよく接することができなくなっていました。

仕事で納得いかない出来事があっても、「経験値が足りてないから自分が我慢しないといけないんだ」とか、「きっと〇〇できていない自分が悪いんだ」とか。
何でも自分に責任を負わせる節があったのも、心の疲弊に拍車をかけていたんだと思います。

「自分はなんで人間として生きているんだろう」「他のみんなは、どうしてあんなに簡単そうに人との関わりを築いていけるのだろう」と疑問に思っては、
「でも疲れたからどうしようもない」と、現状を変えることもできず途方に暮れていました。

あの時の自分に、このシャンパンタワーの法則を教えてあげたいなと切に思います。

「シャンパンタワーの法則」。
言い得て妙な、視覚的にもわかりやすい例えなので、一度聞いたら忘れない法則ですね。


今、疲れたなと感じている方がいれば、もう少し自分に優しくしてあげてください。
その方が長い目で見れば自分にも、自分の周りにも、愛情や幸せを与えてあげられるんじゃないかなと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
良い1日をお過ごしくださいね。


サポートありがとうございます。 私と家族の心が潤うものに使わせてもらいます!