Rachael

マスコミ勤務。 映画と筋トレを愛し、食べること・料理が趣味。ブリティッシュショートヘア…

Rachael

マスコミ勤務。 映画と筋トレを愛し、食べること・料理が趣味。ブリティッシュショートヘアーと生活中。

マガジン

  • 働きマンのだらだら日記

    日々の記録として思考を徒然なるままに

  • 恋愛・結婚への考察

    自分、周囲を通して感じ、考えてきた恋愛・結婚への考察のまとめ

  • I LOVE FOOD

    レストラン・料理など食に関する情報のまとめ

  • 社食荒らし

    「社食を見ればその会社がわかる」という新書のようなコピーを胸に発足した、他社で社食を食べる会。

最近の記事

ベストを尽くす。

 7月が終わる。永遠にも感じる長い1ヶ月間だった。お腹にいた赤ちゃんとお別れすることが決まったあの日、からもう4週間も経った。振り返っても人生で一番きつい地獄のような日々だった。何に対してもモチベーションを持つことができない。身体はそんな早くには変わらないので、まだ妊娠中のままで、ただただ、半身がなくなったようなそんな感覚で生きていた。自分にとって楽しいことや人への関わり方とかがわからなくなってしまったような。理解されないと思うが、なぜか「恥ずかしい」とか「うまくできなかった

    • 人はなんのために生きるのか

      お腹に5ヶ月いた子供が亡くなることがわかってからというもの、私はずっと「なんのために人は生きるのか」ということについて考えていた。  初めて死に触れて号泣したのは小学生の時に飼っていたジャンガリアンハムスターのビッケが、非業の死を遂げた時だった。当時ハムスターが回し車のように、中に入って部屋中を走れるような、透明のプラスチックボールが流行っていた。ビッケもその中に入って、部屋でのランニングを楽しんでいたわけだが、エアコンを修理にしにきた電気屋があろうことか、キャスター付き

      • 不安を手放す。

        「不安」とは最も扱いづらい、そして根拠なき、解決できない感情だ。 2020年に結婚式を終えて、私と夫はせっかちなので、タイミングなどは試さず、すぐに不妊治療を始めた。が、そこからが長かった。AIH(人工授精)ですぐに授かるも、流産、そして手術。悲しむ暇もなく転院をして、体外受精を受けるも、授かってはまた流産を繰り返した。問題を見つけては解決して、また移植を繰り返して、疲弊していった私は昨年の秋に受けた算命学で、2024年2月まで子供ができづらいと言われ、一旦移植を中止した。

        • 海外駐妻になることになった。

           私の父親はアメリカの大学院を出て、米国企業で働いていた。同僚はほぼアメリカ人、私もインター保育園みたいなところで幼少期から海外から日本にきてる子供達と絡んでいたような記憶がある。母親はドイツの帰国子女でドイツ語学科、英語の先生だった。そんな両親からは、何度もアメリカに連れて行ってもらい、「日本の大学生は自分たちもそうだったが、遊んでばかりだからいかん。英語を勉強してアメリカの大学に行けば」と言われて育った。英語はいつも一番成績が良かったし、連れて行ってもらったNYもLAも大

        ベストを尽くす。

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        記事

          2022良かった個室店紹介②

           とっとと更新するつもりががっつり体調崩して散々な年末であった。あと少しで2022が終わってしまうが、前回投稿のみなさんのいいね!に力づけられて今回は恵比寿のイタリアンを紹介。   イタリアン「SES」恵比寿@恵比寿やはり集まりやすいのはJRの駅近郊。店選びに悩むとアクセスを考えて、結局恵比寿で選びがちなのだが、今年何度か行ったこのイタリアンはまだ行ってない人も多い気がする。同じく恵比寿にあった、「ALTRO!」は、私も以前何度か伺ったが、そのALTRO!からシェフとマネー

          2022良かった個室店紹介②

          2022良かった個室店紹介①

           「個室の美味しい店知らない?」というのは、佐々木礼子がされる質問ランキング第一位である。そう、日本人は皆、コソコソ話したいのだ。もしくは私のように声がデカくて、出禁喰らう人から個室でしか心置けない会話ができないのだ。(いねえか)あるいは、いちゃいちゃしたいのだ。それこそ独身の時は男と二人っきりに自然になれる個室リストも持っていた私だが、近年はすっかり大箱でちゃんと美味しい店リストをまとめている。忘年会ラッシュで早くもGS(逆流性食道炎)が悪化し病院で怒られてきたけど、まだ忘

          2022良かった個室店紹介①

          The end of the year 2022

          今年は1年長かった。前半の記憶を遡ると1年以上前のように感じる。 思っていたようにいかない、ちょっとしんどい1年だったが、これも「後厄」だったからでしょうか。2022が終わること、今はちょっとホッとしている。記録もかねて、今年を振り返る。 料理本、3冊目を編集 2020年に鳥羽周作シェフの「おうちでsio」というレシピ本を出したが、今年はその第2弾を編集した。ガールズ戦士シリーズからずっとお仕事をしていたADの吉良進太郎さんとカメラマンの森恒河さんと初のレシピ本に挑戦。そ

          The end of the year 2022

          メンタルヘルスとの向き合い

           大坂なおみ選手が全仏オープンを棄権して、うつ病を告白した。彼女のような社会的影響のある人物が、メンタルヘルスについてシェアすることは非常に重要なことだ。  私は1度、20代の時に鬱病になった。意外だと言われるのだが、私は言いづらいことを他人に言うことができない、「いい格好しいの八方美人」なのだ。相手に嫌われるよりは、自分自身をも「私は平気」と欺くことを選び、ストレスが身体に出るまで気付くこともできない。あからさまに機嫌を悪く見せたり、何かしら感情を発露させれば、相手に伝え

          メンタルヘルスとの向き合い

          妊活をはじめた (後編)

          前回までの話。 せっかく手術したのに、また再手術である。勘弁してほしい。だが、本当にそんなもんゆっくりやっても仕方ないので、結局2週間後にまたポリープ切除手術をすることになった。しかも今回はもっといろいろ準備したり、あらかじめ痛み止めいれてきてと言われたりなにやら大仰だった。 しかし前回の経験があるので、私もちょっと余裕すらみせ、前日普通に大酒をくらって、なんなら二日酔いだった・・。(本当にすいません、いろいろあったのです)で、午後からまた開始。今度は看護婦さんに「絶対に

          妊活をはじめた (後編)

          妊活をはじめた (前編)

          突然だけれども、妊活をしている。この「妊活」って、要は不妊治療のことなんだけど、私の場合、自分が不妊なのかも判断しないまま、不妊治療の病院に行ったので、「妊活」という言葉を使っていて、意外とぴんときている。 昨年10月末に日本で友人たちと結婚パーティーをなんとかしたものの、親族とハワイでの結婚式はできていない。だが、私も現在35歳で、夫37歳。まだコロナで世界旅行は難しそうだし、一旦子供をつくろうということになった。周囲に不妊治療経験者が多いのもあって、「せっかち界」のトッ

          妊活をはじめた (前編)

          価値観のアップデート 2021

          先日のNHKスペシャル「どう考える?東京オリンピック・パラリンピック」があまりに酷かったと友人たちから聞いたので録画を見た。開催の有無についてどうということの議論も相当荒唐無稽なやりとりだったのだが…。やはり一番のハイライトは、増田明美さんが、件のオリンピックの演出アイディアブレスト問題を「告げ口きらーい」と発言していたシーンだった。渡辺直美さんのコメントや配信の後で、まだこんなことを言ってる人がいるのか…と驚愕した。番組では、慌てて司会者が話を変えていたが時、既に遅し。世間

          価値観のアップデート 2021

          ウェディングドレス探しが面倒。

          2020年10月に結婚パーティーを(なんとか)やることができた。結婚式をやるにあたり、女性が一番こだわるのはきっとウェディングドレスだろう。私の友人には全然気に入るものがなくて、試着室で号泣したとか、50着試着してみた、という強者もいた。私の場合はこのウェディングドレス探しが何よりも興味がなく、厄介なto doであった。もとより、服を買うのは大好きなのだが、パーティーの内容やイベントとしての成功の優先順位が圧倒的に高いので、自分のドレスなんて「誰がみるもんでもなし」と後回しだ

          ウェディングドレス探しが面倒。

          sio鳥羽周作シェフ、今度は料理本でみんなに優しい愛をおすそわけ

           2020年はとんでもない年になってしまったようだ。そう私が気づいたのは3月も後半であった。身近でも感染者が出始め、自粛が呼びかけられ、自分の春に予定して結婚式も延期を検討し始めた。そしてあっという間に日本でも緊急事態宣言が出て、飲食店は営業の制限を強いられることになった。  私は自他共に認めるレストラン好きでシェフの友人がとても多い。企画していた結婚式もそんなシェフたちが集まってくれて、料理を振る舞うといった内容だっただけに当然延期を決めた。日々の仕事は、出版社で映像の部

          sio鳥羽周作シェフ、今度は料理本でみんなに優しい愛をおすそわけ

          レストランヲタが勧める東京テイクアウト7選

          リモートワークを開始して、今日で4週間が経とうとしている。本来であれば今の時期、5月末のハワイ挙式を前にして、ゴリゴリにダイエットしてやせ細り「もやし」と呼ばれていたはずである。2020年明けからダイエットを始め、大好きな外食を激減させ4キロ痩せたところで、挙式延期が決まった。おい、ふざけんなよ。もちろん自粛生活スタートと共にさらに痩せるつもりだったダイエットも休止。少しでも飲食店の友人たちの力になりたいと思う一心で、instagramでテイクアウト情報をシェアする日々である

          レストランヲタが勧める東京テイクアウト7選

          名前くらい好きに名乗らせてくれないかい?-航空券予約で気づいた選択的夫婦別姓について-

          コロナウイルスが世間を賑わし、エンタメ業界で働く私は驚きの影響を受けてたりするわけですが、そんな最中、今話題の「選択的夫婦別姓」について直面した。 実は私は実際に結婚をして、名義変更するまで、新姓に変更することにそんな抵抗はなく、「小倉礼子」って政治家みたいだな・・「印鑑佐々木だとどこでもあったけど意外と小倉ってねえな」とかつまらないことを考える程度であった。 しかし変更手続きを始めてみるとこれが気が遠くなる作業で、クレジットカード・銀行、保険証・ジム・病院・ビデオ屋・パ

          名前くらい好きに名乗らせてくれないかい?-航空券予約で気づいた選択的夫婦別姓について-

          最終回:恋愛という辛くて長いPDCAを終えて

          6 自分の欠損を相手で埋めようとする私たち前回までのREIKO の記事はこちら  陥りがちなパターンとしてよくあるのが、異性の好みのタイプを聞かれた際に「自分に持っていないもの」ものを相手に求め、それを自分の答えにしてしまうことである。女性の場合お金や学歴を相手に求める人が多いし、男性であれば女性の見た目や育ちを重視したり、ワンランク上がる為に自分にない要素を相手に求めるのである。かくいう私もそうで、私はクリエイティビティコンプレックスが強く、「アーティスト」など何か才能が

          最終回:恋愛という辛くて長いPDCAを終えて