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最終回:恋愛という辛くて長いPDCAを終えて

6 自分の欠損を相手で埋めようとする私たち

前回までのREIKO の記事はこちら

 陥りがちなパターンとしてよくあるのが、異性の好みのタイプを聞かれた際に「自分に持っていないもの」ものを相手に求め、それを自分の答えにしてしまうことである。女性の場合お金や学歴を相手に求める人が多いし、男性であれば女性の見た目や育ちを重視したり、ワンランク上がる為に自分にない要素を相手に求めるのである。かくいう私もそうで、私はクリエイティビティコンプレックスが強く、「アーティスト」など何か才能がある人を好きになりがちだった。

 実際に自分にとっての欠損を埋めることで幸せになれる人も事実たくさんいるとは思う。ただ私は違った。相手が有名なアーティストであろうか、私の実生活には何のメリットもない、というか相手の才能は私を別に幸せにしないということに気づいたのである。彼の才能は彼のためだけのものであり、自分の欠損は自分でしか埋められない。幸せとは、「自分が幸せだと決めれば幸せ」ということなのだ。

7 PDCAの重要性は変わらない

 上記のようなことを知っていくのに数年色々な人と付き合い、トライアンドエラーのPDCAを回し続けて「何が恋愛及び結婚に大切かどうか・・・」について結論が出たのか? はっきり言おう。全くでない!!知らん!!!!そんなのわかってたら、起業でもするわ。

ただ一つ言えるのは己を知り相手とのマッチングを図るためにはこのPDCAを自分で回し続けるしかないということである。そして一番には主語が「自分」である限り、答えは出ないということである。

8 timing feeling happeningっていうけど、ほんとそれな。

 一つ私が結婚するのに重要だったポイントがある。まず冒頭に述べたタイミングである。やはり結婚というのはお互いが「結婚に対してready」な状態であるということが重要だ。就職活動と全く同じである。お互い求めている同士でなければ、需要と供給が成立することはない。そういう意味では、婚活サイトや紹介所というのは一気にこのステップをすっ飛ばせるので、今でもかなり推奨している。

 そしてフィーリング。これはしつこく言っているがいろんな人と出会って、何がフィーリングなのかを知っていく他ない。私の場合は相手が感じてくれたのが先であった。きっかけはワインオープナー。夫を紹介された際、二人とも結婚したいタイミングではあったが、お互いに特にタイプではなかった。だが、紹介されたお店の帰りに二次会として、紹介してくれた夫婦の家に寄って飲む展開となった。そこで夫は家主からワインオープナーを渡され、ワインを開けようとするも、なかなか難しいオープナーで開けることができなかった。見かねた私が「かして」と言ってワインボトルを受け取り、ものの数秒で開けてみせた。その様子を見た夫は「この子いいな!」と思ったのだった。DA PUMPも驚きのフィーリングッードである。

 普通ワインなんてもんは男が注ぐのが礼儀だというし、可愛い女の子は「え〜開かない〜」って甘えてみるのだと思うが、せっかちかつ、ワインを開けるのは自分の仕事だと思っている私は男性を立てることもなく、とっとと開けてしまったのだ。そんな私を良いと思う男性がいるとは、まさしくフィーリングが合うとはこのことである。

 そして最後にハプニング。その夫婦の家の帰り。我々の家が同じ駅の方なので共にタクシーに乗ると、まさかの夫は私の家の隣のマンションに住んでいた。(隣の部屋ではなくビルが隣)徒歩1分の距離。この出会いのはハプニングが我々の距離を急速に縮めた。って、もう距離近かったわ。

あれから半年。その間に弟は結婚をし、父は亡くなり、私は猫を飼った。そして今結婚をして思うのは、他人の言葉によってではなく、自分で自分のことを決断し、そこから「相手と自分」の両方が主語になった時が結婚のタイミングなのだということである。それと、何より占いは全部当たらないから金と時間の無駄だということを過去の私に一番教えてやりたい。

金返せ!!!!

追記:4分類マッピングは本当に使えるから!使ってね!


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