♯子どもの詩 ある休日の朝
私はもうとっくに起きているのに
苦しいくらいあなたは顔を
私の顔に
くっつけてくるから
私はまだ起きることができない
無理やりくっつけた顔と顔の間は
温かい
目を瞑ると
さっき見ていた夢を思い出せそうで
でもやっぱり思い出せなくて
諦めて
あなたの寝顔を見たいと思ったけど
顔と顔がくっつく距離では
それもできなくて
あなたの寝息に耳を澄ませる
規則正しく聞こえてくるあなたの寝息を聞きながら
あなたの熱が伝わってくる
そんな休日のゆったりとした時間
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