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人間には「早熟型」と「晩成型」がいるので、20代で差がついても一喜一憂しなくて大丈夫です

日本では4月から成人年齢が18歳に引き下げられましたが、先日のNHKのニュースでも10代で起業して事業を営み、大学生と経営者の二足の草鞋を履く若者の特集をやっていました。

このように若くして活躍している人を見てしまうと50歳にもなって何も成し遂げていない自分が情けなくなりますが、18歳の頃の自分を思い出すとろくに勉強もせずにゲームばかりやって自分の進路すら真面目に考えていなかったのである意味自業自得です。

世の中で大きなことを成し遂げた人を見ると確かに若い頃から成果を出している人も多いのですが、一方で50歳を過ぎてから世界的に有名な企業を創業した人もいます。

それがマクドナルドコーポレーションの創業者、レイ・クロック氏です。

正確に言うと「マクドナルド」というハンバーガーレストランを創業したのはマクドナルド兄弟ですが、店舗の権利を買い取って世界的な企業に育てたのがクロック氏です。

余談ですが、私がマクドナルドでアルバイトを始めたときにクロック氏の生涯を紹介したビデオを見せられます。もちろんマクドナルドが作ったビデオですのでストーリーはかなり美化されていますが、本当のクロック氏の生涯を知りたい場合は下記の映画がおすすめです。

これを見るとクロック氏は決して「善人」などではなく、かなりブラックな一面もある人物ですが(というかほぼ悪人)、50歳まで様々な仕事を渡り歩き、そこそこの成功を収めているものの、本当の意味で大成功したのは人生の晩年であることがわかります。

(ちなみにカーネルサンダースさんがケンタッキー・フライド・チキンを創業したのは65歳なので、上には上がいます)

もちろん私ごときが今からクロック氏のように成功する確率は限りなくゼロに近いと思いますが、それでも50歳過ぎても人生のピークが来る可能性があると思うと前向きな気持ちにはなれます。

この年齢になって様々な人を見ていると人間の成長曲線は常に一定というわけではなく、若いうちに急激に成長し、年齢とともに成長のスピードが鈍化する「早熟型」もいる一方で、若いうちはあまり成長しないが年齢を重ねるうちに成長が指数関数的に加速していく「晩成型」もいることがわかります。(もちろん直線的に成長する人もいますが)

若い頃の成果だけを見てしまうと「晩成型」は「早熟型」と大きな差がついてしまうためつい絶望的な差に感じてしまいますが、腐らずに自分のペースで成長していけば年齢を重ねたときに充分追いつく可能性はあります。

私も20代のころはそれこそ同期に少し先を越されただけで「完全に負けた、もう無理だ・・・」と絶望的な気持ちになっていましたが、今になって振り返ると全然大した差ではなかったと思っています。

早熟型か晩成型かはその人の個性ですので、他人に合わせるのではなく自分の個性に見合った成長をしていけば最終的に満足できる人生が送れると信じています。

今回もお読みいただきありがとうございました。

#新社会人に伝えたいこと

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