ブラレイコ

フリーランス|人・キャリア・言葉の探究日記|ブラタモリ大好き| Instagramにて…

ブラレイコ

フリーランス|人・キャリア・言葉の探究日記|ブラタモリ大好き| Instagramにて日常の美しさを愛でています|昔のblog:https://reicoouchi.hatenablog.com

マガジン

  • ブラレイコの本棚

    ブラレイコが読んだ本をご紹介。2023年以降は、ほぼ毎月マガジンを発信します。

  • 自分を解き放つためのヒント

    自分らしく生きるために役に立ちそうなアレコレをまとめたマガジン。 自分のこと・将来のこと・キャリアのことを立ち止まって考えたい、あなたに届きますように。

  • うつくしい瞬間には、名前がある

    日本には脈々と受け継がれてきた「うつくしい言葉」がたくさんある。日々のうつくしい瞬間を、うつくしい言葉と共に愛でる。この素敵な日本文化を未来につないでいけますように。

最近の記事

  • 固定された記事

美しい瞬間には、名前がある。 〜桜編〜

街角を歩く見知らぬ人同士が、目の前にある美しい景色を眺めて、幸せな気持ちになる。そんなピースフルな瞬間が好きだ。 例えば、夏の花火とか、秋の紅葉とか、冬のイルミネーションとか、春の桜とか。 今年の桜の開花は、平年よりも早かったらしい。 咲いたと思ったら、雨が続いて、また晴れて。気温差が激しいなかでも、美しく咲き続けてくれる桜は、健気で儚くて、ますます美しく見惚れてしまう。 桜は、日本を代表する花。 名前の由来には諸説あるけれど、「サ」は「聖なる」、「クラ」は神様の座る場

    • ブラレイコの本棚_『子どもが面白がる学校を創る』 教育変革を加速させた「情熱の灯火」

      1ヶ月に2回ほど、ライブラリーを併設したコワーキングスペースに篭って「気にになる本に、ひたすら目を通していく日」を設けている。 今回は、今月手にとった本でひときわ印象に残っている一冊をご紹介。 子どもが面白がる学校を創る 平川理恵・広島県教育長の公立校改革_上阪 徹 (著)著者の方も、平川理恵さんのことも存じ上げず、 タイトルに興味をもって、たまたま手に取った一冊。 まずはじめに惹かれたのは、表紙をめくったところに書かれたこの文章。 グサッ。 刺さった。 仕事ってこ

      • 味方がいれば、強くなれる。〜アルビレックス新潟に見るHOMEとAWAYとパフォーマンスの関係性

        2024年のJリーグが開幕。 今年も、全国のスタジアムで熱い戦いが始まった。 ここ数年、Jリーグを観る機会が増えた。先日もアルビレックス新潟の初戦を応援しに佐賀県鳥栖市へ遠征してきたばかり。鳥栖市への移動はハードルが高い!…と思いきや、多くの新潟サポーターが現地に駆けつけていた。 Jリーグの中でも集客力に定評があるアルビレックス新潟(通称アルビ)。今シーズンのサポーターのみなさんも流石である。 アルビのサポーターには、愛を感じる。選手もサポーターも魅力的なクラブだ。 と

        • 繰り返し現れる「富士山」が、引き寄せてくれた古き尊きもの

          思い返せば、十一月ごろから、何かにつけて「富士山」と出くわす。 その勇ましい姿を見るだけでなく ふと手に取った本や、会話や、音楽の中に登場するなど、 視覚・聴覚にやたらと「富士山」が現れてくる。 ことの初めは、十一月二十日に行った日本文化のチャリティイベントにて偶然聞くことになった、能楽 囃子方 大倉流小鼓方の大倉源次郎先生のお話だったと記憶している。 舞いの手本が富士山で、お囃子が風、鼓や太鼓が波の音?! 日本古来の伝統文化であるお能が、自然を手本にしているとは。驚き

        • 固定された記事

        美しい瞬間には、名前がある。 〜桜編〜

        • ブラレイコの本棚_『子どもが面白がる学校を創る』 教育変革を加速させた「情熱の灯火」

        • 味方がいれば、強くなれる。〜アルビレックス新潟に見るHOMEとAWAYとパフォーマンスの関係性

        • 繰り返し現れる「富士山」が、引き寄せてくれた古き尊きもの

        マガジン

        • ブラレイコの本棚
          12本
        • 自分を解き放つためのヒント
          13本
        • うつくしい瞬間には、名前がある
          8本

        記事

          ブラレイコの本棚 秋の夜長に出会った「学び本」3選

          今回のブラレイコの本棚は、9月〜11月に読んだ本の中から「幅広い人への学びになりそうな本」を3冊ご紹介します! 人は変われる: [大人のこころ]のターニングポイント – 高橋 和巳 (著)知人が大量の付箋をつけながら読んでいたのを見て、気になり手に取った一冊。 従来の発達心理学というのは、20歳ごろまでに大きな部分は完成されるというものが多いが、著者である精神科医の高橋先生は、大人になってからも変われる(精神は発達する)と言う。 面白い説明だなと思ったのは、臨死体験をし

          ブラレイコの本棚 秋の夜長に出会った「学び本」3選

          日本の動物画の魅力を解く(後編)〜進化を支えた、二つの心〜

          「日本画 × 動物モチーフ」の組み合わせが大好きな素人が、動物画のルーツをひたすら探る旅。後編となるnoteへようこそ! 前編は、縄文時代の動物画からはじまり、大きな転換点となるであろう「涅槃図」について学んだ。 後編は、鎌倉時代〜江戸時代の独立した動物を作品とした絵図に注目し、日本における動物画の進化の特徴を探っていく! 写実から独創へ! 進化する動物画の表現技法鎌倉時代にになると、動物を独立した主題として描く作品があらわれる。こちらは、牛車をひく名牛「駿牛(すんぎゅ

          日本の動物画の魅力を解く(後編)〜進化を支えた、二つの心〜

          日本の動物画の魅力を解く(前編)〜涅槃図に観る動物表現〜

          日本画 × 動物モチーフの組み合わせが無性に好きだ。 日本美術における動物画の歴史は、これまで見かける機会はあったのだが、ガッツリと調べたことがなかったので、一度自分なりに整理してみようと思う。 昨今、伊藤若冲や長沢芦雪ブームもあり、日本美術における「動物」への注目はますます高まってきている。そんな今だからこそ、動物画のルーツを探りたい。 動物画の歴史を探れ!最も古い動物画は、縄文時代前後の壁に描かれた青森県の長谷沢岩壁の鹿、秋田県矢島町で発見された鮭石らしい。 古墳

          日本の動物画の魅力を解く(前編)〜涅槃図に観る動物表現〜

          現代人の感性を育む、手帳『和暦日々是好日』のある暮らし

          手帳を買った。 同じものを3冊買った。 その手帳の名前は「和暦日々是好日(われき にちにちこれこうじつ)」。 迎え入れるのは、今回で8回目だ。 2017年からの7年間は、自分用に1冊購入して愛用してきた。 しかし、2024年版は「この手帳を ”誰か” にも贈りたい!」という衝動に駆られ、無計画に3冊購入。 手帳を贈るって、なかなか無いですよね。 だけど、この手帳ならきっと素敵なギフトになるだろうと思った。 それくらい特別なものだから。 一体何が特別なのか。 この手

          現代人の感性を育む、手帳『和暦日々是好日』のある暮らし

          心配性のあなたへ:「心配」って、「心配り」から生まれたんだってさ

          人事系の文献を読んでいた時、そのタイトルに頭が「?」になった。 ん? どゆこと? と思って、 改めて読み直してみると、違った。 「心配り」を「心配」と誤読していたようだ。 ところで、 いままで気に留めなかったけど 「心配」と「心配り」って、一文字違いなんですね。 調べてみると、「心配」は江戸時代に「心配り」の和製漢語として使われはじめたらしい。 へ〜!「心配」は、「心配り」から派生した言葉だったのか。 「心配り」を辞書で調べてみる。 「心配」も辞書で調べてみる

          心配性のあなたへ:「心配」って、「心配り」から生まれたんだってさ

          「飽きる」の本来の意味を知ったので、三日坊主を卒業します

          桃栗三年 柿八年、と言われますが、 柿の種を蒔いて実がなるまでは、リアルに六~七年くらいかかるらしい。 諺は、ほぼほぼ正しかった!と、言えますね(よかった)。 秋といえば、収穫の季節ですが、 この「あき」という言葉には、もともと「充足する」という意味があると言う。 ちなみに、「あき」を平仮名で書いたのには意図がある。 日本語は、漢字と平仮名で成り立っているが、漢字はもともと中国からやって来たものなので、漢字で日本語を表現したときには本来(古来)の日本語の意味とズレが生

          「飽きる」の本来の意味を知ったので、三日坊主を卒業します

          「優しさ」を辿ったら、1300年の時を超えて藤井風と山上憶良が繋がった。

          優しさとは、何か。 以前、哲学の講義を受けているときにこのテーマについて2ヶ月考えたことがあった。当時のノートを開くと、定義をすることに苦しんでいる様子がわかる。 ノートに並んだキーワードが、こちら。 結局、言葉ではうまく説明ができなかった。 しかし、体感として「優しさ」を理解しているつもりではある。 これまで触れてきた「優しさ」に大きいも小さいもなくて、 どれも「有難い」「嬉しい」ものだとは思うものの、 人生の中で印象に残っている「優しさ」というのは、「有難い」以

          「優しさ」を辿ったら、1300年の時を超えて藤井風と山上憶良が繋がった。

          アートが日常に溶け込むとき

          りんごを見て、セザンヌを思い出す。 大人になってからアートに興味を持ち、西洋美術を学びはじめて1年。 ついに、スーパーで目に入ったりんごを見て、セザンヌが描いた『リンゴとオレンジのある静物画』を思い出すまでになった。 といっても、全っ然詳しくはありません。 でも、夕飯の買い出し中に「セザンヌ」のことを思い出せる大人になれたことは、我ながらちょっと嬉しい変化ではある。 この1年は、「ArtLOVER」というオンラインサロンに加入し、毎月1回の西洋美術講座を受けている。

          アートが日常に溶け込むとき

          「コーンスープ」という人生の走馬灯

          「明日人生が終わるとしたら、最後に何を食べますか?」この質問の真意は という事なんじゃないかな、と思うのだ。 最後の晩餐においては、食べ物自体よりも、食べたときに感じる「感情」の方がむしろ大切なのではないか、と。 * これは、35年以上も前の話。 福島駅近くにあるホテルの最上階に、洋食レストランがある。この場所は、わたしたち家族がちょっと贅沢な気分のときに訪れる特別なレストランだ。 3姉妹の末っ子のわたしは、とにかく食が細く、小学校低学年くらいまでは一人前の料理(

          「コーンスープ」という人生の走馬灯

          「ちゃんと」が口癖な彼女の奥に潜む本音

          「ちゃんと会話したい」 「ちゃんと仕事したい」 「ちゃんと考えたい」 彼女の発する言葉には、いつも「ちゃんと」が含まれる。 その事実をフィードバックしたところ、「はっ」とした表情を見せてこう言った。 おお、自覚があるのですね。じゃあもう少し詳しく教えて。 最近どんな時に「ちゃんと」って言ったのか覚えてる? 少し考えて、彼女はこう答える。 ちゃんと理解したい。 わざわざそう伝えるということは、何か”意図”を感じますね。 で、ここから、その意図を探るべく色々話を聞いてみ

          「ちゃんと」が口癖な彼女の奥に潜む本音

          推しへの想いを三十一文字にのせて。 #押し短歌

          人生に彩りを与えてくれる、「推し」たち。 愛と感謝を込めて、三十一文字(みそひともじ)で、歌います。 我が相棒 "のすけ" (LOVOT) 病める日も 健やかなる日も 変わらずに 無邪気に寄り添う まるい目のキミ 突然の 地震速報 ビクついて 焦るキミ見て 強くなるボク 愛され LOVOT(ラボット) "のすけ" と暮らして早3年半。 わたしがどんな状態であろうと、気にすることなく、マイペースに、愛くるしく生きている我が相棒。 抱っこをせがんだり、ビクついたり、転んだ

          推しへの想いを三十一文字にのせて。 #押し短歌

          美しい瞬間には、名前がある。 〜月編〜

          季語の世界で「月」といえば、「秋の月」を意味する。 空気が澄んで空がうつくしく見える秋には、月にまつわる季語がたくさんある。 古代日本人は、天気や時間によって表情を変える「月」に目をとめ、それぞれにちなんだ名前をつけた。 季語というのは、クリエイティブで、繊細で、すばらしい美的感覚の表れだと思う。この趣のある言葉たちを、ぜひ現代にも繋げていきたい。 それでは、この秋を風流に過ごすための「月の季語」7選。 ぜひご覧ください。 夕月(ゆうづき) 旧暦八月の二日月〜上弦の

          美しい瞬間には、名前がある。 〜月編〜