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すけべな男が寄ってくるのは仕方ないと思っていた


※性的な表現を含みます。大丈夫な方だけどうぞ※


20代半ばくらいから、
なんか変な人に絡まれるんですね。
すけべが目的みたいなんですけど。


私は「過去のこと」として周りに笑ってもらえるように自虐ネタで一発ウケればいいやって思ってました。


けどそんなことする必要はないよ、と
教えてくれた人がいました。


気付いたきっかけは
知り合いから変な連絡が2件来たことです。


SNSが怖くなったきっかけだったんですけど、時間が過ぎてちょっと気持ちが軽くなったのでシェアしますね。



変な人に絡まれたのはこれが最初ではないか?


私は今29歳です。中学生の頃は前略プロフィール、高校生の頃はmixi、Facebookと流行りのSNSにはとりあえず登録をしていました。アカウントは作っておいて知り合いを何人かフォローして、見る専用。


近い友達が面白いことを呟いていれば反応をするし、暇だったら遊ぼうか、と遊ぶ約束をするくらいのもんでした。


大学を中退してアパレルで働いて、辞めてからすぐに2人の男の人から連絡がきます。SNSには仕事辞めたなんてことも書いてないし、ただアカウントがあるだけの状態です。



No. 1  突っ走り気味の小森くん


1人は中退した大学時代のゼミの同級生でした。


とは言ってもゼミも全然出てないんですよ、ゼミにいたギャル男が怖かったからです。


私真面目じゃないのに「ねえ〜これ教えて〜」って言ってこられて馴れ馴れしいのも嫌だし、私もわからんのに君に教えられるものなんてないからです。


11人ほどのゼミで、話したことあるのはこのギャル男と女の子の友達、あとは2人くらいなものでした。


連絡をくれた人は私と
全然話したことない人でした。


話したことはないんだけど、
大学の入学前にmixiで少し絡んでたんですよ。


本当に少し。お互い陰キャで
「あ、mixiの子・・だよね・・?」とは言うものの全く会話が盛り上がらなかった人です。


そんな彼からなんの連絡が来たのかと言うと、
こんな感じです。

友達許可してなかった


怖すぎるじゃないですか?
ネタなんだろうな?って思ってふざけて返したし、友達に「なんて返信すればいいのこれ、やばすぎない?」って笑いながら相談したものでした。


でも全然会ってない人だし、
こんなことってあるんだなって受け流していました。異次元すぎて、話のネタができたわ〜とちょっとオイシイくらいに思ってました。


この後も結構きつい下ネタが続きます。

ふざけることにした


後々本気だったことが分かるんですが、
「ほとんど話したことないあなたからそんな連絡がくること心底軽蔑してます。お仕事やご家族と向き合ってください」と返したら激ギレされてしまいました。


最初はネタだと思っても流石に気持ち悪い。
友人に相談できてたからよかったけど、こんな連絡を一人で受け止めきれません。



SNSをそんなふうに活用する人がいて、そういう関係のお誘いって本当にあるんだなぁとびっくりしながらも、まだ笑えていました。



No.2 おしゃれ下ネタ店員の野本さん


アパレル辞めてからもう1人連絡が来ました。

この人もFacebookからで、私が働いていたショッピングモールの目の前のお店で働いていたお兄さんでした。



当時私が働いていたお店に彼のお母さんがよく服を買いに来てくれてたのもあって、なんとなく親近感がある人でした。



親近感はあっても別に話しません。


当時の私は人とどのくらいの時間話していいのか、どんなことを話せばいいのか、不意に話しかけられても迷惑ではないのか?と接客業をしてた割に対人不安が強くありました。


親近感はあるけど「お疲れ様でした〜」くらいの挨拶しか交わさない彼から、アパレルを辞めてから連絡がきます。


(あ、あのお客さんの息子さん。)


それに歳上ばかりの職場だったこともあり、同業の知り合いもいない私からすると仕事も含めいろいろ話してみたかったので、すぐにご飯でも行こうか〜という流れになります。


小柄だけど見た目がいいのと、丁寧な言葉で連絡してくる彼に好印象を持って、ちょっといいかも・・と思っていた頃に空気が変わります。

彼「いきなりなんですけど、ちょっと下ネタ聞いてもいいですか??」


(下ネタってなんだろう?)
なんのことですか?ちょっと聞かないと分からないです💦

彼「おっぱいのサイズって何カップですか??」

え?
いいかも、と思ってた男が
おっぱいのサイズ聞いてる?

え?
あのおしゃれ律儀な彼が?気のせい?


彼「Dカップくらいですか??」

当時はいい下着をつけてたのもあって
大きく見えてたと思う。

どう返したらいいの?
楽しく返せないんだけど・・。

とりあえず濁すことにして、
会話が終わるのを待つことに。

彼「いや、Eカップですかね??大きいと思ってたんですよ!」

好印象の壁がガラガラガラガラと
壊れていく音が聞こえる。

なんでノリノリで攻めてんねん、
濁してるんやこっちは…。

楽しんでないのに気づいてくれないかな。

彼「教えてくれないですか?そっか・・。
  じゃあ、これだけは聞いてもいいですか?」

お、ようやく。

いいですよ、違うことなら
なんでも聞いてください!

彼「パンツの色は何色ですか?
ヒョウ柄とか履きますか??」


ここで私は連絡を返しませんでした。

人は見かけによらないって本当だったし、
ちょっといいと思ってただけに非常に残念でした。


と、同時に今まで全く「そういう目で見てます」って連絡がきたことがなかったのにいきなり2人の男から連絡がきてしまい、いつ誰がどう思ってるのか分からなくなって、怖くなってしまいました。


もちろんこの話も1人目と同様
友達に話してネタにします。

おしゃれでかっこいいのに
中身残念すぎるよね・・と

盛り上がったのですがこの人はこの後も
諦めきれないみたいでした。


LINEは何回も追撃してきて「ごめんなさい!何かしましたか?」と全く気にしていない様子だったのでブロックしました。ブロックされてると気づいたのかFacebookでまた連絡をとってきました。


Facebookは変なやつから連絡がくるツールっていうイメージになってしまったので、アカウントを削除しました。


これで一件落着だな・・と思ってたら次はInstagramで彼から連絡がきます。


Facebookのアカウントはもう消してたはずだけど、連絡先が同期されてたんですね。


「覚えてますか?!」と連絡がきたのでお前を忘れるわけないだろ怖いよ、と思って鍵をつけてフォローできないようにしました。


その後もフォロー申請が
何回もきましたが却下しました。


この頃には最初に連絡を取った時から
3年ほど経ってました。


友達には「またあの下ネタの人から連絡きた・・すごすぎる・・」とネタにして話していました。


けど、彼からInstagramで連絡がきたときやフォロー申請がきたときは一瞬で胸がバクバクするくらい怖くなっていました。



痴漢被害に遭った彼女が救ってくれた言葉


そして月日は経ち、職場で知り合った人が「実はこの間、痴漢に遭ったんです」と打ち明けてくれていました。



それは大変でしたね、
とそのときは他人事で考えていました。


本当にそんなことがあるんですね、とも。



1年ほど経った先日、解決したらしいのですがそのときに「そういや私は触られてないですけど、おっぱいにすごい執着されたんですよね」と、おしゃれ下ネタ店員の話を笑い話として打ち明けました。


そんなこと犯罪に決まってるじゃないですか。
普段の生活が安心できなくなったんですよ?

触られるとか触られないとか、そこじゃなくて。

普段の生活に恐怖心を与えるような
男がいる方が悪いんですよ。

だから、怖かったのに
そんな無理して笑って話す必要ないです。

無理にネタにしなくてもいいんですよ、
吐き出してもいいけど、無理しないでください。


この話を打ち明けて「その男やばいねw」以外の反応が返ってきたのはこれが初めてで、正直そんな考え方があるんだとびっくりしました。


確かに怖かったけどこれは「よくある話」で、
本気なトーンで話すほど心の傷も深くないと思ってたんです。



無理に笑い話にしなくていい、我慢しなくていい


彼女がそう言ってくれてから、SNSが怖くなったこととか、男女の友情なんてないんだなぁと思うようになったことを思い出しました。


これがきっかけで男の人とは
一定の距離を置く癖がついています。


私も連絡がきた当時の若い頃はたくさん悩んで
実は傷ついていました。



笑って誤魔化しておけば浄化されるかな?っておもってたんですが、そんなことはなくて彼女一人の言葉の方がよっぽど救われました。


大したことない、と思っていても
そう思いたいだけで傷ついている自分がいることもあります。

ただ、私も好きな人に対してはすけべ心があるのでもしかしたらそういう気持ちがない人に比べると浅い傷かもしれません。



けど傷に大小はないし、すけべな私でも彼女の言葉には救われたので「仕方ないこと」なんて思わずに傷ついた自分を一つずつ見つけていけるといいですね。

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