国内リース業界の高配当株への投資はアリか?②
こんばんは!
確定申告の作業への重い腰が中々上がらないレイです。
#今年も一か月伸びたけど
#結局ギリギリになってしまう
#なんとか少しずつ進めなければ
本日もリース業界について見ていきたいと思います。
これらリース業界の魅力は3つ
①1株あたり当期純利益(EPS)安定して右肩上がり
②1株当たり配当金も右肩上がり
③高配当化している
2010年3月期からのデータを示して順番に見ていきたいと思います。
▼①1株あたり当期純利益(EPS)安定して右肩上がり
株式投資で「最も重要」と言える指標、1株あたり利益(EPS)が安定して右肩あがりになってます。
そもそもリース会社って何をやっているのでしょうか。
→企業からの要望を受けて設備を調達して企業に貸し出す会社です。
レンタルと比較すると、違いは次の3つです。
①リースではお客(借手)が自由に物件を選定することができるが、レンタルではレンタル会社が所有する在庫の中から選定します。
(TSUTAYAのDVDとかレンタカーとかはレンタルにあたります。)
②リースでは原則として契約期間中の解約(中途解約)ができないが、レンタルでは一般的に中途解約が可能
③リース会社は貸与期間が長期だが、レンタルは貸与期間が短期です。
つまりリースは、借りたい物品を完全に自由に選ばせてあげるけど、借りる期間は長期になるし、原則として中途解約ができません。
リース会社目線では、長期にわたり安定してリース料を受け取り続けられるということです。→これをストックビジネスと言い、そのたぐいです。
こういう特徴が、リース会社の安定した業績を支えています。
配当金狙いの投資としては、こういうタイプの業種は好ましいと思われます。
▼②1株当たり配当金も右肩上がり
さきほど、EPSが右肩上がりとお伝えしましたが、安定した業績を背景に配当金も右肩上がりです。
配当性向は20~30%ぐらいの水準で、増配率5~10%ほどです。
株主還元に注力しすぎてカツカツになっている米国企業と比べるとまだかなり余裕があるように見えます。
なお月の4社はいずれも連続増配株です。
・オリックス:10年
・東京センチュリー:17年
・三菱UFJリース:20年
・芙蓉総合リース:17年
※2019年3月期終了時点
オリックス以外は、リーマンショックを乗り越えて連続増配をキープしています。
※オリックスはかなり手広く多角経営していて、リーマンショックの時には、「金融部門」「投資部門」がそれぞれ大きな赤字を出して赤字すれすれのところまで業績が悪化しました。
※黒字キープに貢献したのは底堅いリース部門でした。
株価は最大9割以上下落したという超景気敏感株です。
これから触れますが、オリックスの配当利回り他社より高いのはそういうリスクがあるからです。
▼③高配当化している
いくら業績が良くて、配当金が右肩上がりでも、高配当株投資かとしては配当利回りが低ければ投資のしようがありません。
けれども最近のリース会社は、高配当化しています。
2015年の頃は2.0%にも満たない配当利回りで、2017年時点でもせいぜい2.5%ぐらいでした。
ただ2019年8月16日時点での配当利回りは下記のようになりました。
・オリックス:5.08%(前期と同額の配当金を想定)
・東京センチュリー:3.25%
・三菱UFJリース:4.33%
・芙蓉総合リース:3.14%
でした。
先ほどお伝えした通り、リース業界のEPS・配当性向・増配率には全く問題がないので、この状況で高配当化しているというのは魅力的に見えます。
明日はここのテーマをまとめていきたいと思います。
ではまた。
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