高配当株でじぶん年金を作る③

こんばんは!
レイです。

さて。
本日は昨日に引き続き高配当株でのデメリットからアウトプットしていきます。

5つのデメリット

そもそも株なので、ハイリスクということに尽きます。
株式はこの世の中に存在する金融商品の中でリスクが高いとされている資産の一つです。

前回メリットをゴリ押ししておいてなんですが、株式投資は時に「え?今何が起きてるの?」ってレベルで不景気や恐慌、事件等によりコントロール不能になることがあります。

それを念頭において下記のデメリットを見て行って頂ければと思います。

①元本割れリスク

株式は元本割れのリスクがあります。

株価は時に-40%や-50%と平気で下がります。
2年連続で-40%の暴落が起きるとわ100万円は36万円にまで減少します。

もうこの時は地獄絵図というか阿鼻叫喚です。

今までは〇〇ショックがあっても、アメリカとかであれば戻ってきましたが、精神的には相当辛いです。

なのでこの時に自分の軸をしっかり持っておかないと事象ごとに踊らされてしまいます。

②減配リスク

株式には減配リスクがあります。
配当金が減ってしまうということです。

企業の寿命は人間の命より短い企業がほとんどで、100年の伝統がある企業は本当に少ないです。

今ある企業のほとんどは戦後の企業です。
企業がずっと稼ぎ続けるということは決して簡単なことではありません。
そして、不景気では当たり前のように配当金の金額は下がります。

なので減配の可能性が少ない企業の株を選ぶ必要があります。
・連続増配株
・ディフェンシブ株

など丁寧に拾っていけばそのような銘柄もたります。

③為替リスク

外国株式の場合は為替リスクもあります。

1ドル110円で買った外国株が1ドル80円のレートになったら、-28%の下落になります。
株価は全く同じでも1,000万円の外国株を持っていたら、720万円になってしまうということです。
ただ逆もあり、円安にふれたらプラスになります。

「株価の暴落」「減配」「円高」の三種の神器が揃うと凄まじいダメージを負います
リーマンショックの時なんて、最大-80%減ということも起こったぐらいですから、とんでもない状態です。

④資金効率が悪い

配当金は支払われるたびに税金がかかります。
そのため税金の分だけ複利の力が弱くなります。

どういう事かというと、毎年5%の利回りの株があったとします。
100万円の株から毎年5万円もらえるわけです。
その5万円を配当として受け取って再投資すると、受け取った段階で税金がかかるので、5万円-1万円(税金20%)=4万円の配当金となります。
なので元の100万円と合わせて104万円の再投資になります。

仮に5万円を配当として受け取らず、再投資に回した場合、税金分が差し引かれないため、100万円+5万円=105万円の再投資になります。
ただし、手元に一旦お金は来ません。

また株式投資のリターンは、「売買益」「配当」の2つで構成されています。

結果的に配当を出さないタイプの株の方が、トータル・リターンが大きいというデータも諸説はありますが、あったりします。
ただ売り時を考えなくても良い、ずっと持っておけるという高配当株の場合、日本人の気質に向いているんじゃないかと思ったりもします。

⑤大金持ちにはなれない投資法

株式はかなりリスクの高い資産です。

それなのに、高配当株への分散投資というのは大変に地味なタイプの投資です。
大金持ちになれる可能性はゼロと思った方がいいそうです。
資産が2倍、3倍、10倍になる可能性は非常に少ないです。

高配当を出す企業は、おじいちゃん企業が多いそうで、そんなにガンガン出さないようです。
企業も人間と同じく、若いうちはガンガン行きますが、歳をとると成長の幅が少なくなるので配当に回すケースが多いようです。

大金持ちになろうとすると、結局毎月の入金力が必要になります。

高配当株「じぶん年金」の魅力は、裏でこれだけのリスクを受け入れた結果ということになります。

明日は増配率3%が現実的か見ていきたいと思います。
ではまた。

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