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僕の本の紹介が、他人の購買につながった。

――横山さんが紹介されていた『ない本、あります。』読んでみたくて買いました!


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

今回は「僕の本の紹介が、他人の購買につながった。」というテーマで話していこうと思います。




📚本紹介の動画に反応が!?

僕は今、全国大学ビブリオバトルに挑戦しています。

ビブリオバトルとは、自分のお気に入りの本を5分間で紹介する書評合戦のこと。高校時代から公式戦に参加してきた僕は、今までに2度全国大会の舞台に立っているんですが、全国制覇の夢を叶えられずにいました。ラストイヤーの今年こそ7年越しの夢を叶えにいこうと情熱を燃やしている時分なのです。

最近は、本にまつわる活動や発信をしています。本屋さんに行ったり、読書会に参加したり、自分でも本のイベントを運営したりしています。機会があれば本の紹介をする僕の様子を動画に収めて、Instagramのリール動画として投稿したりしています。

※ちなみにこの動画↓↓↓


さて、先日、そのリール動画に反応が来ました。それは、ある読書会での様子を収めた動画で、能登崇さんの『ない本、あります』という本を紹介しています。反応くれたのは初めましての方だったんですが、DMが来ていたんです。

「横山さんが紹介されていた『ない本、あります。』読んでみたくて買いました!」

なんと、僕の本の紹介が、他人の購買につながったのです。


📚本紹介がもたらすもの

冒頭に申しましたとおり、僕は高校時代からビブリオバトルの公式戦に参加しています。もともと人前に立って何かをしゃべることが好きだったし、本を紹介することを素直に楽しめたので続けてきました。次第にどうすれば他の人よりも魅力的な本紹介ができるかを考えるようになり、勝つための方法を探るようになりました。

ビブリオバトルへの向き合い方が少しずつ変わっていっているんです。

去年、僕は2度目の全国大会に出場することができたんですが、そのときに相棒にしたのは小説『Message』、自分の本でした。自分の本を届けるための方法のひとつとして、ビブリオバトルに可能性を見出し、自分の本を自分で紹介するという前代未聞の挑戦を果たしたんです。

全国制覇の夢は叶わなかったけれど、おかげで人の縁を広げることができたし、そのときに培った本を紹介する力が、日頃の手売りのときに役立ったので、挑戦して良かったなと強く思ったものです。



その頃から、「本を紹介すること」は「本を売ること」につながっていることに気付き、ビブリオバトルに向き合う意味がまた増えたのです。紹介することで、誰かの本への購買意欲を高めることができたらステキだなと思うようになったのです。

本が読まれなくなった時代ですが、毎日のように新しい本は生まれているわけで、なかには良い本なんだけれど埋もれてしまっているものもあります。99%の本がそうであるともいえるでしょう。自分が紹介することで埋もれた本が日の目を見る機会をつくることができるのです。



また、時代柄、本を読む人が少なくなってきました。本を読むにしても、面白いと思える本、自分にとって価値のある本を読みたいと思うのが現代人です。そこで重要になってくるのが他人の評価で、「面白い」や「価値がある」が証明されていると知ることで興味が増し、購買意欲が高まるのです。

だからこそ、帯に寄せるコメントひとつで売り上げは大きく変わるでしょうし、誰が紹介するかによっても同じことです。有名人が証明していると手に取ってしまう経験は、誰しもにあるはずです。

本を買うとき、人は誰かの紹介を頼りにしているのです。

僕の本の紹介によって本が1冊買われた事実を受け、改めて本の紹介の意義を確認できたし、ビブリオバトルの可能性を探る必要性を感じました。


📚ビブリオバトルの可能性を探る

ビブリオバトルで勝ち切ったとして、その先にどんな未来が待っているのかは分かりません。ビブリオバトルで食べている人はいないし、職業として成り立つかどうかさえ見当もつきません。そもそも本とお金のそれぞれに付着しているイメージの相性が悪いこともあるので難しいところではありますが、本を紹介することは少なからず経済を回すことに繋がるんですよね。

僕の『Message』だって、Amazonでは全然売れていませんが、僕が自ら紹介することによって230冊以上手売りすることが叶いました。決して巨大な数字ではないけれど、自分で紹介して届けることを怠っていればゼロだったことを思うと、この数字は侮れません。



また、最近では、Book tokという文化も生まれました。Tik Tokで本の紹介をする動画のことを指すんですが、紹介動画のおかげでその本の売り上げに大きく貢献しているものもあるんです。日本でも、けんごさんというTik Tokerの方がいらっしゃいますが、彼の紹介によってその本に興味を持ち、ユーザーが本を買うという流れができているんです。

ビブリオバトルの挑戦の先に何が待っているかは分かりませんが、そのヒントは転がっていました。きっと自分の作家活動にも役立ってくるし、読書推進の一助にもなり得るはず。そんな希望を手に、挑戦を続けていきます。

まずは来週開催される、茨城決選大会でちゃんと勝ちきります。11月5日(日)の11:30~12:30に茨城県立図書館で開催されます。YouTubeでの配信もあるので、オンライン参加も可能です。もし都合つく方は、僕の物語を聴きにきてください! 最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20231101 横山黎



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