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質問力が身につけば、あなたの仕事を有利に進められる【ビジネス書:質問力】

こんばんは、れいと申します。
本日は下記の本を読んだので、私のアウトプットをみなさんに共有したいと思います。

私は仕事のコミュニケーション力に課題があると感じています。
そして、いくつか本を読んできたのですが、本書はその1冊です。

質問力はコミュニケーション力の課題を解決できる手段の1つです。
質問力が身につけば、
・相手の本音を引き出せる
・相手を誘導して、自分の味方へと巻き込める

といったことが可能となります。

本書の内容を抜粋し、次の3つにまとめてみました。

まずは自問自答で質問力を高める

いきなり、
「質問をしよう!」
と言われてもすぐにできるものではありません。
なので、普段から質問するクセをつけることで質問を思いつきやすくします。
一番手軽にできるが自問自答です。

自問自答をするときのポイントとしては、
解決策のない質問だけをするのはやめることです。

例えば、
「自分のコミュ力がないのはどうしてなのか?」
という問いだけを重ねると、ダメな原因を探ることになり、ネガティブな答えが出てくるだけになります。
つまり、その状態を分析することはできても、解決策を考えていないのです。
ではどうすればいいのか?
それは
「コミュ力がないなら、どうしたらいいのか?」
という問いも重ねて、前向きな解決策が出てくる質問をして、質問力を磨きます。

自問自答をするのに参考になる関連書籍のリンクを貼っておきます。
私が自問自答して、質問力が向上したのはこの本のおかげだと思います。

相手の考えや本音を引き出す

相手の考えや本音を引き出すためには、まず相手にしゃべってもらわなければなりません。
その時のポイントとなるのが、
・好感をもたれるあいづちをする
・全肯定
・会話全体の7割以上は聞き役になる
です。

これは下記の本にも「拡張話法」として書かれています。

また、この本の内容に関して、過去の記事があるので、良ければご覧ください。


次に具体的にどう質問をすればいいのかです。
■主語を「あなた」にする
会話は話すことよりも聞くことにメリットがあります。
なぜなら、相手の情報が手に入るからです。
その情報を得るためには、主語を「あなた」にして、
・あなたはどう思いますか?
・あなたはどう考えますか?
のように、相手にどんどん話してもらうようにします。

■5W1Hで聞く
何を質問したらいいのかわからない…
と困った時に便利なのが5W1H。
 Whenいつ、Whereどこ、Whoだれ、What何、Whyなぜ、Howどう
これらを活用すれば、質問の内容を深く考えなくても、ある程度の質問ができます。

相手を誘導し、自分の味方へと巻き込む

どんなに熱意のある意見を説明しても、相手は簡単に動いてくれません。
しかし、質問で相手を誘導することができれば、意見がスムーズに通るようになります。

■話の流れの方向性をコントロールする(接続詞+質問)

例えば、
・話をさらに進めたり、まとめたい場合 → 順接+質問
 それから、どうなったの?
 つまり、どういうことが言えるの?
この質問で、さらに踏み込んだ考えを話させたり、相手の考えをまとめさせたりすることができます。

・話の流れを止めたい場合 → 逆説+質問
 しかし、そうとも言えないのでは?
 でも、違う考え方もできないかな?
この質問で、相手の考えをもう一度考え直させることができます。

このように、接続詞を意識的に使って質問することで、話の方向性をコントロールすることができます。

■説明する時は、間に質問を挟む
何かを説明する時に、一方通行な説明になっていないでしょうか?
一方通行な説明では、
・相手が途中から理解できなくる
・話を聞き流している
といった可能性があります。
では一方通行な説明にならないようにするにはどうしたらいいのか?
それが、間に質問を挟むことです。
・〜についてはご存じですか?
・〜という経験はありますか?
・〜に関してどう感じますか?
こうすることで、相手の反応を見ながら説明することになり、一方通行な説明になるのを防げます。


以上、本日は
『博報堂クリエイティブプロデューサーが明かす 「質問力」って、じつは仕事を有利に進める最強のスキルなんです。』
の内容のアウトプットを共有しました。

本書には、他にも質問力を向上させる方法が記載されています。
例えば、相手の本音を聞く方法として、
現実と理想を聞く、起承転結で聞くといった方法です。

私と同じようにコミュニケーション力に悩みのある方の助けとなる1冊だと感じました。
良ければぜひ読んでみてください。

個人的には、
相手を誘導し、自分の味方へと巻き込む
という内容が最も参考になりました。
仕事は、1人でできることはなく、必ず誰かを巻き込むことになります。
巻き込み方がわかっていないと、相手と衝突したり、仕事がスムーズに進みません。
相手に理解してもらって、仕事をスムーズにすすめるためにも、
相手を誘導する質問の仕方ができるように、日々の業務の中でどんどん実践していきたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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