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23歳の春、中古車業者にブチギレた話

ナマステ!
今日は友人の会社の広告動画撮影で渋谷へ。相変わらず人が多すぎてすごい。今は電車からポチポチ打っております。

本日は
「23歳の春、中古車業者にブチギレた話」

今となっては笑い話だが、23歳の1年間で1番ブチギレた話を今日は書きたい。当時は幼かったなと思いつつも、やっぱり理不尽だなと思う気持ちが半々で。。。(笑)

僕は18歳から精力的にバンド活動を行なっていた。24歳まで約6年間、泣かず飛ばずではあったがそれなりに充実したバンド生活を送っていた。

「バンド=移動」といっても過言でないくらい、バンドマンはとにかく移動が多い。バンドマンが1番向いている他の職業は、ダントツでトラックの運転手だと思うくらいに。

CDをリリースする度に、東京、名古屋、大阪を中心にリリースツアーを行っていた。売れてはいなかったが、ありがたいことに色んな地方も周らせてもらった。

そんな僕らも、メンバーが変わったり編成が変わったりを繰り返して、やっと落ち着いて来た。これまではメンバーの実家の車を使わせてもらっていたが、機材も多くなってきたことから、機材車を購入することを決意。

とにかくお金がなかったので、40万円以下で乗れる8人乗りの車を探していた。3列目は完全に折り畳んで、そこに機材をテトリスより複雑に積み上げていく魂胆だった。

僕は当時奈良に住んでいたのだが、大阪の和泉市に自分達の条件に合う車を見つけた。お金がなかったので、高速を使わず車で行くと2時間弱かかる。

それでも、条件がとてもよかったので、和泉の中古車店を訪ね購入。あまりちゃんとした写真が残っていなかったのだがこの子です。↓

走行距離は既に10万キロを超えていた。確か値段は32万円。それでも試乗して、「まだまだ現役で走りますよ!」というスタッフの後押しもあり安心して購入。

とにかく、はじめての機材車だったので愛着がすごかった。そして本当に大事に乗った。元々3月の下旬から始まるツアーに向けて購入したのだが、2月に購入をして約1ヶ月後、事件が起きた。

ライブ帰りの車内で異変が。アクセルを踏むと「バインバイン」と車体が揺れる感覚。恐怖だった。これは何かおかしいと思い、すぐに連絡すると一度持ってきてくださいと。

和泉市まで2時間かけて車を持って行った。エンジンに異常があるかもしれないので確認しますと。なんとそこで代車に用意された車は「軽」だった。ふざんけんなー!!と内心思っていたが、グッとこられてまた2時間の距離を帰宅。

約2週間後、「お車、修理できました!」と元気よく電話が。とりあえず安堵した。またまた2時間かけて、代車で和泉市まで向かった。

元気になったセレナちゃん。やっと戻ってきてくれたね。そんな気持ち悪いセリフを心の中でこぼしつつ、車を受け取った。

だが、また事件は起きた……。

車を受け取って、奈良に向けて出発した。約5分後、また異変が。

「バインバイン」

なんと、前と全く同じ症状がまた起こった。その瞬間、僕の中の脳みそが確実に「プツン」と切れた。

乗り込むように中古車店に戻り、ドアを開けた。

「どうなっとんねん!!!!!」

と、いきなり鬼の形相で僕が怒っているので、スタッフもビックリ。「どうされたんですか?」と聞かれたので、「とりあえず乗れ!!!」と罵声。

一緒に乗ると、案の定

「バインバイン」

だ。「どういうことですか?」と尋ねると、「すみません……。」の一点張り。

「すみませんじゃなくて、直ったって言ってたから来たんですよ。直ってないってどういうことですか?」とバリバリの正論をぶつけても返ってくる答えは「すみません…。」だった。

「ここまでどんだけ交通費と時間かかってると思ってんねん!次は家まで持ってこおおおおあおい!!!!」と怒り狂ってしまった。が、後にも先にもあんなにキレたのは人生で初めてだった。

結局ただの無駄足だった。もう一度点検するということで、またまた代車の軽で帰った。もうツアーは明後日から始まるというのに。辛かった。

そこからまたまた2週間、直りましたと電話があり、家まで持ってきてもらうことに。家の前でスタッフが「すみませんでした」と言ってきたので、「僕も色々と暴言を吐いてしまってすみませんでした」と謝った。

中古車スタッフの人はそこから駅まで歩いて電車で帰ったのだろう。僕は早速、愛車のセレナちゃんに乗車。

エンジンをつけた瞬間異変に気づく。

なんと、ガソリンが底を尽きておりエンジンランプが点灯していたのだった。

ちゃんちゃん。


懐かしいお話にお付き合いいただきありがとうございました。
若さ故に、冷静さを失っていましたが、中高車業車も最後までやっぱり対応最悪でした。(笑)

フェリベトウンラ!


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