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旅行記〜青森〜秋田〜山形〜

今日は大移動。7時56分青森駅発・奥羽本線に乗り秋田駅を目指す。途中、大館駅では30分の待ち時間。駅前散策。

大館の地。私は素晴らしいものに出会う。秋田犬。犬はレア。可愛い。犬大好き。前情報なしに大館駅に降り立つ。可愛いらしい犬に出会えたのは嬉しい驚き。有難う待ち時間。

更に小さい犬も素晴らしい。子犬。通常、成犬に対し小さくなる。犬まで子犬?粋な発想。考えてくれた人に感謝を述べたい位。

更に大館市は市章が格好いい。中央部分。リボンは大館の大を表す。館は盾に見立て形成。お金持ち学校の校章っぽい。

大館市最高。見ただけなのに既に大館市に好感しかない。更に駅東方面に歩く。朝市。市場だと思い駆け寄る。営業していなさそうな雰囲気。

昼になっても夜になっても此処は朝市。盗まれた‼︎鍵かげれって言ったべしゃ。注意喚起されてるのに訛りに癒される看板。

鍵かけれって言ったべしゃ。地図で見つけ気になったのは駅近の御成座という映画館。東北で唯一の単館常設映画館。

「この世界の片隅に/こうの史代」看板が日差しの上下に飾られる。看板をよく見る。手書き。足元に置かれた立て看板には『見学無料!兎もいる』と書かれる。映画を観る時間はない。折角だから見学。

1歩中に入る。玄関は優しい明るさでおばあちゃん家の落ち着く雰囲気。真っ黒で立派な映写機が2機。看板に書かれていた通り兎もいる。

玄関部分は結構小さい。全体もあまり広くはない。入口付近の売店奥には長い廊下が続く。奥行きはかなりある。館中を覗く。想像以上に多くの座席が見える。

館中から5、6人位の人が出る。丁度館内見学ツアーをやっている所。係員が「是非一緒に説明を聞いて行って」と言って下さる。私も見学ツアーに途中参加。

入口に飾られる手書き看板は2、3日位で描く。長い廊下の壁には過去の手書き看板、古い映画の貴重なポスターが集まる。

この後は映写機の説明に入る。電車乗車時間が迫る。駅に戻る。本当は続きも参加しもっと色々と見学したかった。電車を見送る訳にはいかない。通して5分位しか居られなく非常に残念。実は御成座は2005年に一旦閉館し2014年に復活。

激レアさんを連れてきた。に廃業したボロ映画館に自宅とし住み始めた結果映画館の営業までする羽目になった人、妻として出演。知らずに住んだ物件が元映画館。本当に映画館として復活。映画みたいな話。

調べれば調べる程面白い映画館。興味のある方は是非、御成座で検索。次はちゃんと映画を観に行く。御成座を出て大館駅から再び電車に乗車。

初めのほうに私は秋田駅を目指していると書くが最終目的地は秋田ではなくゴールは秋田駅から乗り換え5時間電車に乗った先のもっと遠い場所。

秋田駅から最終目的に行く前に3時間の乗り換え待ち。とんでもない長さ。3時間の待ち時間はどう過ごす。そう。秋田駅の喫茶店にもう1度行く。考える。

青春18切符の旅。折角なのでもっと電車に乗る。私は秋田駅で降りず3駅前の追分駅で降車。追分駅から12時27分発の男鹿行きの電車に乗車。

私は以前から男鹿線に乗る。男鹿半島部分は日本地図ではかなり目立つ。全くの未知の場所。果たして男鹿半島には何がある。

追分駅から伸びる男鹿線は男鹿方面に行く為のみの路線。他列車への接続がなく男鹿方面の為に存在する盲腸線。余計に興味がそそられる。

始発・追分駅〜終点・男鹿駅まで40分。往復散歩時間を考える。3時間の乗り換え待ちを過ごす。男鹿に行くのは丁度良い。赤車体が素敵な男鹿線。卒業時期は車内も卒業仕様。桜の花弁が敷き詰められる電車。初めて。

小学校の地図帳位でしか名前を聞かない男鹿に行く。超失礼。道のりは相当農道。始発の追分〜脇本までは住宅街。確実に人が住む景色がずっと続く。乗客もそこそこいて周辺住民の生活に根差した大切な路線と想像。

途中、脇本駅で降り損ねた人がいて1駅先の羽立駅で降車。降りたかった脇本駅はギリギリ住宅街。1駅見送った羽立駅は脇本駅からかなり距離がある上もの凄い草に囲まれた場所。大丈夫?と勝手に心配。

降り損ねた人が無事に脇本駅に行けたと祈る。農道の風景になり2駅程し終点・男鹿駅到着。周辺は高い建物がなく空が広く気持ちいい。

近くの海は透き通っていて綺麗。とても開放的な気分。何となく男鹿半島にいる気分。駅前には2体のなまはげ像が設置。

ボタンを押す。音声が流れる。日本語ボタンを押す。「ん"ん"〜悪い子はいねえが〜ん"ん"〜m@w@やjwt.ag'mm58間g5なん"ん"〜 」

確かに私は日本語ボタンを押したはず。何を言っているのか分からない。英語はどうなるんだろうと英語ボタンを押す。

「悪い子はいねぇが、ようこそ男鹿へ。見所がいっぱいあるから楽しんで」と英語で言う。英語の方10倍聞き取れる。

「ん"ん"〜」の部分が「Ohhhh〜」その後、韓国語、中国語ボタンを押し遊ぶ。電車に遅れそう。なまはげのせい遅れる訳にはいかない。意地で乗車。

40分かけて追分駅に戻り奥羽本線に乗り換え3駅先の秋田駅に到着。男鹿は寄り道。此処からは最終目的地・山形駅に向かい進む。

早く着く奥羽本線道もあるが海沿いを走る羽越本線道を使う。地図で見る限り羽越本線はかなり海の近くを走る。内陸の山ばかりの景色より私は海が綺麗に見えることを期待。

15時16分秋田発・酒田行き電車に乗車。予想通りキラキラ。適度にがらんとした車内、日が落ち始めた海の相性が良くとても幻想的。小砂川〜吹浦間が1番海がよく見えて綺麗。確か弘前辺りから存在を認識し始めた人がいる。

青森県〜秋田駅までずっと同じ電車に乗車。読書をしうたた寝の40代後半位の男の人と3時間の乗り換え時間を経てまた同じ電車。気づいてはいた。やはり青春18切符の使者と再認識し心の中で勝手に友達認定。

地方線旅をすると乗り換えても乗り換えても車内の面子が変わらなすぎて気まずい。他にも電車で1人旅をしている人がいる。心強く感じる。

終点の酒田駅には17時すぎに到着し1時間待ち時間がある。駅前を歩く。酒田市観光名所山居倉庫、日和山公園。

しっかり格好いい。酒田市も市章が良い。さが渦を巻いた形。此処はトイレの?水洗で住みよい私の街作り。水洗トイレが当たり前でなかった時代の看板。令和に残るとは。

神社に入り駅周辺をぐるっと散歩。18時7分発・新庄行き乗車。またさっきの男性と同じ電車。山形駅まで一緒。

そう。次の乗り換えの新庄駅で姿を見失う。朝からあまりにも同じ電車になりすぎ気まずい。ホッとすると同時に寂しさもある。20時27分山形駅到着。

山形市なのにさくらんぼではない?駅近の宿で1泊し翌朝山形駅〜新潟方面の電車に乗車。途中、両毛線に乗って遠回りをし帰宅。

旅に出る度、新発見がある。行っても行っても行きたい所がどんどん増える。東北旅では田沢湖線、可愛くて変な喫茶店、壺のあるファミレスセーブル、御成座はまた絶対に行く。旅は楽しく無限。コロナが落ち着き早くまた旅に出れたらいい。長いのに読んで下さり有難う。

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