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藤田 淑子
2021年2月14日 13:21
いつまでも覗ける秘密はつまらない消えてこその夢 幻の華年表を眺めあなたもそんな時あったのねいつか辿り着く日まで中身さえわからぬ箱を追い求めどうせ空だと勘付く頃に10年の時を経てまた巻き戻るその記憶そっと引き出しにしまえ時既に遅しと思い諦めた心ふわふわ彷徨いながら寂しさを埋める行為は虚しくも想い溢れてまた浸る過去遡るあの頃握った幸せは今や溶け出し跡形も無く戻りたいそんな思
2020年12月24日 15:49
※ほぼ「誰か(複数人)の記憶」をもとに書いたもの。整合性よりも、誰かの過去だったことが、対話をすることで形を変えながら自分の記憶にも入り込んでくることの不思議に焦点を当てています。同窓会いろどる話題甘辛い中身は空です一抜けるが勝ち港には祭りと闘いあったのさ押し合いへし合いさあ道を開けろお囃子とタイヤが鳴かすアスファルト油のにおいは現代(いま)も残ってるその熱を知らぬ私が着せられた
2020年11月13日 23:21
あの女(ひと)もあなたもきっと真ん中でいつか出逢うわ星と瞬き私にはなんの資格も無いのならせめて静かに願いだけを込め甘い嘘それでも嬉しかったのさ外に出れない今年の夏が間違ったことがこれほど嫌なのに根本から歪む己の想い三角の点が消えたの一つだけ残った二点は繋がらないのに幻が消えずに寧ろ愛おしくあなたの中に残る虚しさ私には一体何が出来るでしょう繋がった先空のむこうで自由まで奪