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冬の朝 | エッセイ

冬の朝の冷たい空気が好き
吐く息が真っ白
眼鏡は曇って 車には夜露
太陽も少しゆっくり起きて
冬だけは私と起きる時間が変わらなくなる

空がグラデーションに溶けて
太陽の朱色が夜の青を覆っていく

照らされた冬の朝に
走る人 散歩する人 ゴミを出す人
少しずつ街が起き始める
今日も何気ない日常が始まる

休みたい気持ちを冷たい空気が引き締めてくれる

風が吹けば手悴んで 耳たぶまで真っ赤になる
マフラーを巻いて歩いていると
自然と身体はポカポカしてくる

冬の朝は冷たい
冬の朝は気持ちいい
冬の朝は好きだ

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