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折々のチェスのレシピ

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「チェスのレシピ」と「新・チェスのレシピ」でご紹介したレベルの知識がある人向けになりますが、必ずしも飛び抜けて高度な内容ではなく、日々のチェスライフにおいて役立つ手筋や知識を折に… もっと読む
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2023年9月の記事一覧

折々のチェスのレシピ(163)受けの極意#3

前回、前々回で見たように、一手間違うと形勢が逆転することが、とりわけ終盤ではよく起こり得…

折々のチェスのレシピ(162)受けの極意#2

前回と同じ対局です。ルークをg2に引けば少しは命が伸びると書きました。今回は先後視点を変え…

折々のチェスのレシピ(161)受けの極意#1

ということで、時折受けに特化した局面図をテーマにすることにしました。受けと聞くとチェック…

折々のチェスのレシピ(160)

下の局面は誰がどう見ても黒の勝勢です。 昨日チェスを始めたばかりの人でも黒が勝ちだと言う…

折々のチェスのレシピ(159)

黒が決断の一手を放ってきました。 決断の、というのは、白が次の一手を間違うと黒がかなり優…

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折々のチェスのレシピ(158)

今回は憶えておいて損はない、というよりぜひ憶えておきたい手筋です。 左右どちらもフィアン…

折々のチェスのレシピ(157)

白が初手d4、それに対して黒が初手Nf6でゲームを始める手筋は以前この「折々のレシピ」で詳しくご紹介しました。今回は少し手が進んだ局面です。 白が応接を誤るとこの形(かこれに似た形)になることがあります。ここでの黒の次の一手は、ナイトのサクリファイスです。b4の地点で駒を捌きうと、 白は負けまでほぼ一直線です。白の対応次第でいくつかの詰みパターンがありますが、以下はその一例です。 白のどこがいけなかったのかといえば、いつくか緩手があるものの、ひとつ挙げるとすれば、e3と

折々のチェスのレシピ(156)

下の局面を評価してください。というより、どちらが勝ちかを判断してください。 まだポーンを…

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折々のチェスのレシピ(155)

今回は勝ち切るためのテクニックをテーマにしたいと思います。 上の局面は誰がどこから見ても…

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折々のチェスのレシピ(154)

何度か書いた記憶がありますが、チェスは将棋と異なり受け潰しという手法が通じにくいゲームで…

折々のチェスのレシピ(153)

今回は黒がさまざまなテクニックを使って着々と白を受けなしに追い込んでいく一局をご覧くださ…

折々のチェスのレシピ(152)

相手にわざと駒を取らせる、という手筋は何度かご紹介してきました。今回もその例です。 白か…

折々のチェスのレシピ(151)

白が調子良く攻めている(と見える)局面です。 次に白は当然のことながら、駒の枚数で優って…

折々のチェスのレシピ(150)

自分のスコアが高くなっていくと対局相手のスコアも高くなっていきます。すると、何気ない(と思われる)一手でも命取りになることもあります。 白のこの手(Bb4)は現局面で悪手とはいえないまでも、先々までを考えると敗着になってしまう可能性を秘めています。黒はルークをe8に逃せばいいだけであり、それは白のキングを間接的に狙う位置であるため、黒のこの一手は何の損にもなっていません。 つまり、白は相手が得をする手を指してしまっていることになります。また、Bb4にはこれといった継続手が