フォローしませんか?
シェア
伊藤鞠(まりりん)
2023年2月17日 12:25
年を重ねていくということは、思い出でしか会えない人が増えていくことでもある。 人生は出会いと別れの繰り返しだけど、それはある程度の年齢までであって、それを超えると、お別れすること…つまりお見送りすることが増えていく。 思い出でしか会えない人というのは、今世では二度と会うことが出来ない人。 そして、そういう人が増えてくると、寂しさが、だんだんと優しさに変わっていく。 死別というのは、今
2023年2月9日 13:17
あるプロジェクトで一緒になった知人の中に、言葉のセンスが抜群に光っている女性がいる。 彼女のTwitterで流れてくる言葉は、いつもキラキラしている。 それなのにプロフィール写真が、何かのイベントで岡っ引きに仮装した時のもので、安っぽいチョンマゲのカツラを被ったものなのが可笑しくて、呟かれる言葉とのギャップにもセンスが感じられるのだ。 そんな彼女のツイートで、一番感動したのが、 「寝
2023年2月6日 14:58
結婚3年目を迎えた娘夫婦が、休日には時々デートをするという平和的な別居生活に入ったと聞き、思い出した小説がある。 平成元年、もう34年も前の作品。 糸井重里さんの『家族解散』。 タイトルが衝撃的だったけど、内容も笑劇的で、それでいて少し切なくて、少しだけ身につまされた。 コピーライターというのが華やかな職業として脚光を浴びていた時代、その先駆者の糸井重里さんが紡ぐ言葉って、すごくラフに生