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奥深き焙煎の世界

こんにちは、レボン快哉湯です。
※知らない!という方はぜひ以下の記事をご覧ください。

◯35年物の焙煎機を受け継ぐ

今回はレボン快哉湯での焙煎について書きたいと思います。

レボン快哉湯でご提供しているコーヒーはすべて店内にある焙煎機を使用して焙煎しています。

焙煎機はFUJI ROYALさんのR-103で、35年程前に製造されたものです。とある喫茶店さんが残念ながら廃業されるとのことで、ご縁あってレボン快哉湯が受け継ぐことになりました。

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焙煎機はかなり大きな機械なので、そこにあるだけでとても存在感があります。最初は元々銭湯だった場所に焙煎機を持ち込んで空間を阻害しないか、違和感が出ないか心配でした。

しかし、この焙煎機がお店に到着し、トラックから男4人でヒーヒー言いながら運んで設置場所に置いたとき、まるでずっとこの空間にあったかのように快哉湯の雰囲気と馴染んで驚きました。

快哉湯と同様、この焙煎機につまった想いと記憶を未来につなぐことができて私たちもとても幸せです。

◯奥深き焙煎の世界

この焙煎機では1回の焙煎で3kgのコーヒー豆を焼くことが出来ます。コーヒー1杯を抽出するのに約20gの豆を使用しますから、約150杯分ということになります。

レボン快哉湯では常時4品種+季節ごとの品種でコーヒーをお出ししていますので、おおよそ週に1回、3バッチから5バッチほど焙煎しています。焙煎したあとの店内には、コーヒー豆の香ばしい匂いが漂い、とても心地のいい空間になります。

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焙煎ってコーヒー豆を焼くだけでしょ?そんなに難しいの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、焙煎の世界はとても奥深く、繊細で、非常に難しい作業です。

最近の焙煎(焙煎機)はだいぶ科学され、均一の状態に仕上げることが割と容易になってきたようですが、とは言ってもまだまだ感覚に頼らざるを得ない部分も多く、焙煎は経験とノウハウに裏付けされた職人技といっても過言ではありません。

レボン快哉湯の焙煎は「Qグレーダー」というアメリカのスペシャリティコーヒー協会が主催している世界でたったひとつの国際的なコーヒー鑑定士資格を持った焙煎士と、その焙煎士からみっちり講習を受けたスタッフが丁寧に行っています。

それぞれの生豆の状態を見極め、それによって温度や焙煎時間を調整し、理想の焼き加減・味に仕上げます。その日の天候すらも焙煎に影響を与えるようで、週1回の焙煎日はみんな集中して取り組んでいます。

多くの人の想いと記憶のつまったコーヒーをぜひ一度味わいにきてください。

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