口グセの力

人は習慣が形になった生き物。
いつもしていることが、その人の顔つきとなり、姿勢となり、人生を歩いている。

言葉の力は強い。
言葉(言魂)が、自分の意識を形成する。
その意識が思考を生み、行動のもとになる。
積み重ねた行動が、習慣となり、その人の人格(生き方や人となり)を築く。
そしてまた、ふっと無意識のうちに言葉(口グセ)が出る。
この無意識に行われるループが、日々、何千何万と無数に繰り返される。

だから、自分の発する言葉には気を付けたい。
チャンスは、人の言葉遣いや言い方に、イヤな気分になったとき。
それは、自分にもそういう節があるから、可能性があるから、感じること。
人のふり見て、我が身を直す。
人は、自分を写す鏡。

せっかくならば、マイナスの単語でなく、プラスの単語を使いたい。
せっかくならば、ネガティブな内容でなく、ポジティブな内容を話したい。
せっかくならば、雑な言葉でなく、丁寧な言葉を発したい。
せっかくならば、乱暴な言い方でなく、穏やかな言い方をしたい。

素直で品が良く、明るく前向きで、優しい口調を心がけたい。
よく人が集まる人は、そういうものを身に付けている。
芯があり柔軟な人は、そういうものを身に付けている。
器が大きく充実している人は、そういうものを身に付けている。
自分や人が、気持ち良くなる言葉(言魂)を発している。

人生を今すぐ変えることは、とても難しい。
でも、言葉を今すぐ変えることは、とても簡単。
言葉を大切にしたい。