レイエムラ

心理言語学が専門の大学院生。ことばと脳について研究しています。 日常にふと感じたことを…

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心理言語学が専門の大学院生。ことばと脳について研究しています。 日常にふと感じたことを綴っています。

マガジン

  • 旅で想う

    わたしの人生の柱のひとつが旅。 旅に行って感じたことを書き綴っています。

  • 学振Tips

    私は2023年度に学振DC1に採用されました。 その時に気をつけたこと、気をつければよかったことをつらつらと書いています。

  • 研究について想う

    研究活動を行う中で考えたことをつらつらと書いています。

  • その他いろいろ

  • ことばに関する文献紹介

    言語学の論文または学問書を紹介します。

最近の記事

【台北旅】移動はバスが便利だった

2024年3月のこと。 台北に出張で行ってきました。 台北市内をちょこちょこ回っていたのですが、移動になんといっても便利なのがバスです! MRT(地下鉄)も場所によると便利なのですが、結構行きたい場所が駅から離れていることも多くて、私の場合は使い勝手が悪く、あまり利用しなかったです。 海外でバスに乗るのはハードルが高いかなと思われるかもしれませんが、台北のバスは外国人でも乗りやすかったので、今回は乗り方を伝授します。 でもほとんど日本と同じなので簡単です。 1. Goo

    • 【台北旅】地元の人おすすめカフェ

      2024年3月のこと。 台北に出張で行ってきました。 台湾にコーヒーのイメージはありますか?それよりタピオカというイメージじゃないでしょうか。 実は、台北の若者の中では今コーヒーが大流行中だそうです。 出張中に台北に住んでいる大学院生と交流する機会があったのですが、おすすめのコーヒー屋さんをたくさん教えてもらったので、つらつらとあげていきます。 TERRA Bean to Bar Chocolate ここはチョコレート屋さんなのですが、コーヒーも置いています。 私が泊ま

      • 【台北旅】地元の人おすすめスポット

        2024年3月のこと。 台北に出張で行ってきました。 半日空き時間があったので、仕事先の人におすすめスポットを聞いて、そこに行ってみました。 今回は二つ紹介します。 松山文創園區(Songshan Cultural and Creative Park) 1990年代にタバコ工場だった建物を、今はアートの展示場や工房として再利用している場所です。 何がいいというわけではないのですが、とにかくこの空間にいるだけでおしゃれになった気分になります。 昔の建物だけではなくて、隣に

        • 【ハノイ旅】ハノイの歩き方

          2024年2月のこと。 2泊3日でハノイに旅行に行ってきました。 この記事では、ハノイ旅でやって良かったこと、気をつけた方が良いことなどをつらつらと列挙してみます。 移動はGrabで ハノイには、Uberと同じようなGrabというアプリが使えます。 ハノイ市内の移動、空港までの移動は全てGrabを使いました。 たとえば、ノイバイ空港から移動したい時は、写真のように、到着ロビーの8番ポールか11番ポールが選べます。 使い方はUber Taxiと同じです。 流しのタクシー

        【台北旅】移動はバスが便利だった

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          【ハノイ旅】ハノイのグルメ

          2024年2月のこと。 ハノイに二泊三日で旅行に行ってきました。 ハノイ市内で行ったおいしいお店をランキング形式で紹介します。 1位 フォー・ボー(Phở Bò) Pho 10 Ly Quoc Su ベトナムといったらフォーですよね。 フォーには、牛肉が乗っているフォー・ボーと鶏肉が乗っているフォー・ガーがありますが、ここはフォー・ボーのお店です。 食べた日はハノイにしては寒かったのですが、牛骨のスープが体にしみわたりました。 これは、今まで食べた中で一番おいしかったフ

          【ハノイ旅】ハノイのグルメ

          【ハノイ旅】ハロン湾1dayツアー

          2024年2月のこと。 ハノイ旅二日目、ハロン湾の1dayツアーに参加してきました! 最初に、おすすめできる点と注意してほしい点をまとめました。 おすすめポイント! 写真では伝わらない、生だからこそ感じられる迫力がありました!!ハロン湾やスンソット洞窟の圧巻さは現地に行った人にしか味わえないので、是非現地に行って感じてほしいです。 ハロン湾は晴れているイメージがありますが、実は晴れるのは本当に稀です。でも雨が降っていてもそれもそれで情緒があって素敵でした。 ハノイから

          【ハノイ旅】ハロン湾1dayツアー

          【学振Tips】研究進行力の自己分析(1) 研究に関する自身の強み

          わたしは、2023年度のDC1に採用されました。 その時に気をつけたこと、気をつければよかったことを書いてみます。

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          【学振Tips】研究進行力の自己分析(1) 研究に関する自身の…

          【学振Tips】研究計画(1) 研究の位置付け

          わたしは、2023年度のDC1に採用されました。 その時に気をつけたこと、気をつければよかったことを書いてみます。 ここでは、研究計画(1) 研究の位置付けを取り上げます。 ① メッセージを決める一般的に、一つのドキュメント、一つの発表につき、メッセージは一つです。 自分がこのドキュメントで伝えたい最大のメッセージを決めます。 ドキュメントで書くことは全て、そのメッセージを伝えるための手段でしかありません。 Q. 一番伝えたいメッセージはなにか? A. わたしは学振D

          【学振Tips】研究計画(1) 研究の位置付け

          【学振Tips】土台作り

          わたしは、2023年度のDC1に採用されました。 その時に気をつけたこと、気をつければよかったことを書いてみます。 具体的な内容を考える前に、どのような目的で、どのような心持ちで申請書を書けば良いのか明確にしていきます。 質問に答えることで、自分の立場を明確にしていきます。 例として、わたしの回答を書いています。人によって異なります。 ① 申請書を書く目的を考えるここでは、自分が申請書を書く目的を明確にします。 Q. 申請書を書く目的は? 私の答え. 学振DC1を獲

          【学振Tips】土台作り

          アフリカ3か国に行って分断について想う

          2023年3月、6日間エジプトに旅行に行ってきました。 これでアフリカは、モロッコ、タンザニアに続いて3か国行ったことになります。 アフリカの旅は、ほかの国での旅行と少し感覚が違います。 それは、わたしが旅先で「自分は外国人だ」と感じることが多いことです。 わたしは旅先ではできるだけ現地の体験がしたいので、観光地でもなんでもない街を散歩し、ガイドブックに載っていない地元のレストランに入ります。 でも、アフリカではそれができない。 なんだろう、良い意味でも悪い意味でもなく、外

          アフリカ3か国に行って分断について想う

          ベストバイ2022 -仕事部門-

          最優秀賞MacBook Pro なんといってもこれが圧倒的に私の研究を支えてくれました。というか、MacBook Proがなければ、私の研究は頓挫していました。 私はずっとプライベートでも仕事でもWindowsのPCを使っていたのですが、知り合いから古いMacBookを譲り受けました。そのときちょうど、研究のことについて教えてくれた先輩がMac派で、Macを使った方法しかわからないというので、私もMacを使い始めることにしたんです。 その先輩から教えてもらったことはかけ

          ベストバイ2022 -仕事部門-

          ベストバイ2022 -エンタメ部門-

          最優秀賞死刑に至る病 5月に公開された白石和彌監督の映画。 阿部サダヲ演じる榛村大和という連続殺人犯が死刑判決を受けてからのお話しなのですが、これはネタバレを絶対にしてはいけないので、とにかく見ていただきたいです。 殺人犯というと人を刺したりなどの物理的な怖さを想像すると思うのですが、もちろんそういう物理的に怖いシーンもあるのですが、榛村の怖さはそこではないんですよ。精神的な怖さがあるんですよ。人を精神的に操り、それを楽しむだけ楽しんで、あとは殺すという怖さがある。 も

          ベストバイ2022 -エンタメ部門-

          ちょっぴり悲しくなった話

          ある記事にこう書いてありました。 記事の趣旨は別のことなのですが、前提の話として、こう書かれていました。 これを読んでちょっぴり悲しくなりました。 私は日本のある一つの大学のある一つの研究室の状況しか知りませんから、日本全体のことはわかりません。 もしかしたら、本当に文系の大学教師の大部分は研究をしていないのかもしれません。 でも、少なくとも私の周りにいる教授たちは、ふつうに研究しています。 文系理系関係なく、みなさん研究していらっしゃいます。 この記事を書いた

          ちょっぴり悲しくなった話

          フランス語に聞こえる日本語と、日本語に聞こえる英語

          フランス語に聞こえる日本語宮崎県の西諸弁がフランス語に聞こえるという動画があります。 宮崎県小林市のPR動画で、6年前に話題になったそうです。 本当にフランス語に聞こえる!! 語尾の「〜シャトン」がフランス語っぽいですね。 でも、この動画は、息が混ざったような話し方やあまり息継ぎがない流れるような話し方をして、フランス語に聞こえるようにしているようですね。 西諸弁の他の動画もアップされていたのですが、上の動画とはだいぶ違います。 こちらの動画では思いっきり日本語に聴こ

          フランス語に聞こえる日本語と、日本語に聞こえる英語

          字幕派?吹き替え派?

          外国の映画を観るとき、字幕で観ますか?吹き替えで観ますか? 字幕のほうがかっこいい!!とか、吹き替えのほうが内容に集中できる!とかいろんな意見もありますが、私はもっぱら字幕派です。 最近海外のドラマや映画を観ることが多いので、字幕と吹き替えについて考えてみました。 吹き替えなぜ吹き替えを選択しないかというと、2種類の違和感を抱くからです。 一つ目の違和感は、本来外国語を話しているのに日本語を話しているという状況への違和感です。たとえば、『花郎(ファラン)』という韓国ド

          字幕派?吹き替え派?

          脳が先か身体が先か

          身体の運動を司っているのは脳である。 だから、脳ができることは身体もできると思ってた。 でも、池谷先生の『進化しすぎた脳』という本では、身体には限界があって、脳は身体の能力以上に進化しているといった。 今日は池谷裕二の『進化しすぎた脳』(朝日出版社、2004)の第1章「人間は脳を使いこなせていない」を読んで思ったことを書こうと思う。 人間には声の音域が広くて多様な声を出せるから言語がこんなに発達したっていう人がいる。でも、その考え方は間違っていて、もし人間がこんなに多様な

          脳が先か身体が先か