アフリカ3か国に行って分断について想う

2023年3月、6日間エジプトに旅行に行ってきました。
これでアフリカは、モロッコ、タンザニアに続いて3か国行ったことになります。
アフリカの旅は、ほかの国での旅行と少し感覚が違います。
それは、わたしが旅先で「自分は外国人だ」と感じることが多いことです。

わたしは旅先ではできるだけ現地の体験がしたいので、観光地でもなんでもない街を散歩し、ガイドブックに載っていない地元のレストランに入ります。
でも、アフリカではそれができない。
なんだろう、良い意味でも悪い意味でもなく、外国人としての待遇を受けることが多かったんです。

鉄道のチケット売り場にて

たとえば、エジプトの鉄道のチケットは窓口で買えるのですが、外国人用の窓口は別に用意されています。また、外国人は地元の人が乗っている3等車に乗ることは許されません(許されるのかもしれないけれど、一回止められます)。

Aswan Stationの現地人用のチケット売り場。外国人はここでは買えなく、隣の小さい窓口で買う。
Aswan Stationの時刻表


地元の人は誰に止められるわけでもなく電車に乗り込むのですが、外国人であるわたしが電車に近づくと、「チケットは?」と駅員さんに止められました。

塀に囲まれたホテル

タンザニアのキリマンジャロという街に行くと、塀の多さに驚きました。
国立公園に行く人の多くは、まずはキリマンジャロに立ち寄るため、キリマンジャロには多くのホテルがあります。

大体のホテルは塀に囲まれていて、外から人が簡単に入れないようになっています。
門の前には警備員が塀の前に立っていることもよくあります。

タンザニアのホテルからの眺め。このようにホテルには必ず塀がある。塀の前に警備員がいることもよくある。


治安が良いわけではないので、わたしたちの安全のために塀を立てているのだと思います。
でも、
この塀をくぐると、町から分断されたような気分になるんです。地元から引き離されて、私は「よそ者」なんだという気持ちになります。

観光客として生きる

良くも悪くも、アフリカではわたしは「観光客」としての待遇を受けることが多かったです。
アフリカで観光客ではなく、そこら辺の旅人として生きるには、もっと「旅力」をつけなくてはならんな〜と感じました。

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