ちょっぴり悲しくなった話

「文系の大学教師の大部分は研究もしていない。」

ある記事にこう書いてありました。

記事の趣旨は別のことなのですが、前提の話として、こう書かれていました。


これを読んでちょっぴり悲しくなりました。

私は日本のある一つの大学のある一つの研究室の状況しか知りませんから、日本全体のことはわかりません。

もしかしたら、本当に文系の大学教師の大部分は研究をしていないのかもしれません。

でも、少なくとも私の周りにいる教授たちは、ふつうに研究しています。

文系理系関係なく、みなさん研究していらっしゃいます。


この記事を書いた方は、根拠があって、こんなことを書いたのでしょうか。

この文は、読んだ人に、文系の大学教員は研究しない人なんだというレッテルを貼ってしまいます。

もしこれが真実ならば、仕方ありません。受け入れるしかないです。

でも、もしこの記事の著者が自分の偏見で書いているとするならば、それはひどいことです。

名誉棄損と言っても過言ではありません。


研究している文系の立場からいうと、「研究していないんだ」というレッテルを貼られると、悲しくなります。

自分や周りの方々が一生懸命研究活動をしても、こういった記事のせいで、ろくに研究していない人たちと見られてしまうんだな、と。

切ないな。


ちょっぴり悲しくなった話でした。

参照
https://agora-web.jp/archives/2032591.html



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