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繊細さを長所にしているとメンタル病む

「わたし、気付いちゃうんですよね〜
 人の顔色の変化とか」
「結構わたし、そういうの感じ取れちゃうタイプで〜」
「声のトーンが変わったりするから
 私のこと嫌いになったのかなって」
「なんだか避けられてるなってわかるんですよね」


患者さんと面談していると
自分で自分のメンタルを苦しめているタイプの人って
性格の繊細な部分を
長所と捉えてるような節があるな〜

と思うことが多々あります。


まず前提として
繊細さが全て悪で
鈍感さが全て正義だとは
言いません。

しかしメンタルを病んでしまうような人は
あまり繊細でいることを
意識しない方が良いと思います。


確かにガサツで
他人の心に土足で踏み込んでしまうような人は
周りから敬遠されますし

他人の感情を敏感に感じ取れて
気配り、目配りできる人の方が
必要とされるわけですが

それと自分が幸せかどうかは
全く別の話
なんですよね。


たとえ周りから
気配りができると評価されていても
その人自身が


「自分なんてまだまだ…」
「もっと気が利く人間はたくさんいる」
「どうせ自分なんて、都合がいいだけの人間だ」
「みんな利用しているだけなんだ」

と歪んだ認知をしていたら
とても幸せな人だとは言えませんよね。


それに他人の感情や
表情を過敏に捉えられると思っている人で
メンタル病む人は
相手のネガティブな変化にばかり気がつく。
もしくは気がつくような気がしている


繊細さ故に心をすり減らす

「もしかしたら相手は嫌な気分に
 なってるんじゃないか?」
「多分自分は嫌われてる」
「どうせ自分を面倒くさい人だと思ってるんでしょ」

と他人の変化に敏感であるが故に
ちょっとした変化を捉え過ぎて
ネガティブな解釈をしてしまうから
気が落ち着かないんだと思います。


1人を好む人って
他人の変化という外的刺激を受けすぎるから
少なからず繊細すぎる傾向に
あるのだと思います。


逆に
しっかり図太い人って
落ち込んだとしても
一晩寝たら忘れているので
リセットされるんですよね。


だから周りから図太くてガサツだと
思われていたとしても
その人自身はケロっとしているので
周りが嫌な思いをしても
その人はダメージがほとんどなかったりする。


昔、看護師の先輩で
ほとんど全ての看護師から
嫌われている人がいまして

「あんな人には絶対なりたくない!」

と思われていた人ですが
その人自身は

「え〜?毎日楽しいことばっかりじゃ〜〜ん」

とあっけらかんとしていた姿を見て

人の幸せって
主観なんだなって
気付かされたきっかけに
なったことがありました。

他のスタッフに
自分の担当の患者さんに使用するため
遠くにある検査室まで
輸血を取りに行かせておきながら
自分は昼ごはん休憩に入る人でしたからね。


ここまで図太くなろうと思っても
なかなか難しいでしょうが
自分の繊細さを
長所と捉えて
それを磨いたりしない方が良い

私は思います。

むしろ本当に大事なこと以外は

「どうでもいい!」
「なんとかなる!」
「命までは取られない!」

くらい開き直れるように
した方がいいんですよね。


他人の言動や感情を汲み取り過ぎて
メンタル持っていかれるぐらいなら
どうせ人は
誰かしらから嫌われているので

たくさん嫌われて
嫌われることに慣れていく方が
後々楽に生きられますよ😌

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