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他人が怒っているのは自分のせいだと思っちゃいけない

目の前にいる人が怒っている時
もしくは怒らせた時

自分のせいでこの人を怒らせてしまった…

と自分を責めたり
暗い気持ちになることありませんか?

優しい人や
共感力のある人ほど

この人を怒らせた責任は
自分にあると考えて

焦ったりしてしまう人が
たくさんいらっしゃいます。


結論から言いますと

それはアホです。

もし、その人が怒っているきっかけを
作ってしまったとしても
その人が怒るかどうかを決めたのは
その人自身
なので

あなたが気にする必要はありません。


これは私の実体験なのですが

私が看護師一年目の時
私が担当している患者さんの
検尿コップがテーブルの上にあったんです。

コップの中には検体である尿が入っていました。

その時私は他の患者さんの対応をしていて
その場にいなくて

その患者さんの元に戻ろうとしたら
直属の先輩看護師に

「ちょっと!検尿コップが
 なんでテーブルの上に置いてあるのよ!
 汚いでしょ!」

とすごい剣幕で怒られたんですね。

私は全く身に覚えがなくて

「いや、ちょっと知らないですね」

と答えるも

「じゃあなんでここに置いてあるのよ!」

という始末。

するとその直属の先輩看護師の
さらに一つ上の看護師さんが

「ごめーん!それ私!
 作業の途中だったから
 ポンっと置いちゃったのよね!」

と言うや否や
さっきまですごい剣幕で
怒っていた先輩看護師が

「なんだ〜全然良いんですよ〜!
 そういうことありますよね〜!」

と言いながら
2人でどこかへ消えていきました。


結局怒るきっかけ云々より
その人自身が怒るかどうかを決めていて

何が起きたか?
はあまり関係ないんです。


だって患者さんのテーブルに
検尿コップが置いてあることが
怒らせているのだとしたら

誰がやったとしても
怒るわけです。

でもそうではなくて
誰がやったか?
とか
その時の気分
によってその人が怒るかどうかは
変わっちゃうわけです。


それをこっちが
頑張って防ごうとしたところで
無駄だってことです。

優しい人ほど
目の前が怒っている時に

「やばいやはい、あの人怒ってる…どうしよう…」

と自分の責任にしようとしますが
できるのはそういうきっかけを
作らないようにするには
どうすれば良いか?

とか

この人はこういうことで
怒る傾向にあるのね。
じゃあ次からは怒らせないように
自分のできる範囲のこと
やっておこう。

と考えるだけです。

淡々と感情を抜きにして
対応していくことが大事。

「なんでこんなこと言っちゃったんだろう…」
「仕事でミスして怒らせてしまった…
 自分はダメなやつだ」
「こんな優しい人を怒らせるなんて、自分は
 情けないやつだ」

などと考える必要は
ないって話です。

落ち込むことで
次の成長につながる
と先日のnoteに書きましたが
成長させるから
落ち込む経験も必要なだけで

ただただ落ち込んで不安を感じたり
ビクビクと怯える必要は
全くありません。


◯相手の怒りは相手の課題


逆に言えばその人が怒った時

「なんでそのくらいで怒るんだよ!」

思っちゃいけないということでもあります。

怒るかどうかを決めるのは相手自身なので
怒っている相手に対して
それをあなたが否定することもできない
ということです。


アドラー心理学的に言われる

課題の分離

というやつで
相手が怒っているとか
イライラしているというのは
相手の責任なわけです。


私も昔は
同じ失敗を繰り返す後輩に
イライラすることがたくさんありましたが
(先程の先輩看護師のように
 看護師みんながこんなにいつも
 怒っているわけではないです…たぶん)

事実はその後輩がミスをした

ということだけで

「なんで何度も同じミスを繰り返すんだ!」
「できないなら先にできないと言わないと!」
「もっと要領良く行動しないから
 時間に追われるだろ!」


と思ったとしても
それはあなた自身の思考
そういう価値観なだけで

他人は違うロジックで動いていますし
そもそも自分の思うようの
自分の都合で動いてくれるわけではありません。


ましてや
ミスをしない人と比べて
ミスする人に対して怒るのは

勝手にミスしない人と比べている
その人自身の問題
でもあるわけです。


ですから
人を怒らせたかもしれないと
ビクビクする必要もないし

自分自身がイライラする時も
それは他人が自分を怒らせたのではなく
自分自身の思考によって
怒っているので
ちゃんと自分で処理しないと
いけませんよ?

というお話でした😉

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