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日常生活のちょっとした心がけで免疫力を高める方法

免疫力を高めるための工夫は、日常生活の中で実践できる簡単な方法がいくつもあります。以下は、世界中の研究結果に基づいた免疫力を高めるための5つの方法をご紹介します。

  1. 笑うこと
    笑うことが免疫力を高めるという研究結果があります。10人の男女(平均年齢22.9歳)を対象にした実験では、お笑い芸人のユーモラスな映像を見た後の唾液中の免疫グロブリンA(IgA)の濃度が有意に上昇しました。一方、教訓的な映像を見た場合にはIgA濃度に変化は見られませんでした。この結果から、日々の笑いが免疫力を高める効果があることが示唆されています 。

  2. 身体を温める
    体温が低いと免疫細胞の活動性が低下することが知られています。リンパ球減少症の男女6人(28〜70歳)を対象に、睡眠中や日中に湯たんぽで胴体や四肢を温める実験を行ったところ、リンパ球が大幅に増加しました。汗をかかない程度に身体を温めることで、免疫力を高めることが期待できます 。

  3. 楽観的な思考
    楽観的な思考も免疫力に影響を与えることが分かっています。59人の健康な男性(18〜30歳)にワクチンまたは生理食塩水を投与し、30分間休養または心理ストレスを与える作業を行う群に分けました。その結果、ワクチン投与後に心理ストレスを与えられた群では、楽観的思考度合いの高い人ほど3週間後の抗体価が高まっていました 。

  4. 適度な運動
    運動も免疫力を高める効果があります。18〜85歳の男女1002人を対象に、冬期12週間の風邪の症状と運動頻度の関係を調べたところ、適度な運動をする日数が多いほど風邪をひく日数が少なく、重症度も低いという結果が得られました。激しすぎる運動は逆に免疫を落とす可能性がありますが、汗を軽くかく程度の運動を積極的に行うことが推奨されます 。

  5. バランスの良い食事
    バランスの良い食事も免疫力を高める重要な要素です。例えば、全粒穀物の摂取量と疾患リスクについての論文を解析した結果、1日当たり全粒穀物を90g以上摂取すると、感染症やがん、心疾患などの発症リスクが低下することが示されました。また、200人の医療従事者を対象に、緑茶成分を含む飲料を摂取する群と偽薬を飲む群で比較した研究では、緑茶成分を摂取した群のインフルエンザ発症率が有意に低下しました。乳酸菌食品やめかぶなども同様の効果が報告されています 。

以上のように、笑うこと、身体を温めること、楽観的な思考、適度な運動、バランスの良い食事など、日常生活のちょっとした心がけで免疫力を高めることができます。ぜひ、日々の生活に取り入れてみましょう。

参照
大塚製薬 免疫navi

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