桃丸の米国株投資

老後2,000万円問題に不安を感じ、iDeCo・積立NISAを開始。現在は米国株投資も…

桃丸の米国株投資

老後2,000万円問題に不安を感じ、iDeCo・積立NISAを開始。現在は米国株投資も行っています。 投資の話を中心に記事を書いてみたいと思います。

最近の記事

2月の米国株の季節性について

 2月は経験則的に米国の株式市場が強いと言われている最高の6ヶ月(11月〜4月)の中ではパフォーマンスが弱く、その時のトレンドに従いやすい、と言われています。 ウォール街は1月のパフォーマンスに基づいて相場の見通しを再評価して調整する習性があるので2月は調整や揉み合いが起きやすい月です。1950年以降、1月にS&P500が2%以上、上昇すると約70%の確率で2月は調整、もしくは揉み合いました。反対に1月が下落したときには約60%の確率で2月は下落しました。 中間選挙の年の

    • 1月の米国株投資の季節性について

      ・1月最初の5日間 特に上昇した時にその年の相場を占う先行指標となると言われています。 具体的にはS&P500は 年間でみても8割強の確率で相場が上昇しています。 ・1月バロメーター 1972年にイェール・ハーシュが考案した指標です。 この指標は年間の相場は1月のS&P500の動きに似る、という格言に従っています。1年の相場は1月の相場の動きと同じ方向に動く、ということであり9割弱の精度を誇っています。 1月に予測力があるのは、この月は米国にとって重要なイベントが多いから

      • じっちゃまに学ぶ2022年米国株投資戦略

         じっちゃまこと、広瀬隆雄さんの2022年の米国株投資の戦略について各方面での記事や発言を総括してまとめました。また、2020、2021年の相場も振り返ります。 <2020年は何を買っても儲かる相場だった>  ・コロナウイルスの影響で2020年2月に米国株が高値から−35%下落 →これを受けてFRBは政策金利を0%に引き下げ、債権買い入れプログラムを再開、中小企業雇用維持プログラムなども発表した。 ➡︎株式投資家目線では、このように中央銀行がなりふり構わず金融緩和へと邁進

        • 2021/12/16 じっちゃまLIVE まとめ

           2021年12月16日にじっちゃまこと、広瀬隆雄さんが「インフレが6.8%なのに長期金利が1.45%である理由」について解説されましたのでその要約をしたいと思います。 •今年最後のFOMCが終了した 要点 ①FFレートは0〜0.25%で据え置き ②テーパリングのペースは倍に加速(終了が2022年6月から3月に早まった) ③GDP成長率FRBメンバーの予想は2021年は5.5%、2022年は4.0% →これは立派な数字(米国の景気は良い) ④失業率(同じく)20

        2月の米国株の季節性について

          2021/12/5 じっちゃまLIVE「VTIだけが勝つという考え方はおかしい」

           12月5日にじっちゃまこと、広瀬隆雄さんが「VTIだけが勝つという考え方はおかしい」というテーマでYouTubeで解説されましたのでその要点をまとめます。 VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF) ・約3800(強)の銘柄が組み込まれているETF ・分散はよく効いている →しかし、上位10銘柄で約24%を占めている (GAFAM、テスラ、エヌヴィディア、バークシャーハザウェイ、J Pモルガン、J&J) ※上位7銘柄はテクノロジー銘柄(在宅銘

          2021/12/5 じっちゃまLIVE「VTIだけが勝つという考え方はおかしい」

          2021/12/3 じっちゃま楽天証券LIVEまとめ

           12月3日に楽天証券主催でじっちゃまこと広瀬隆雄さんが2022年の米国株市場の相場見通しと注目銘柄について解説されましたので要点をまとめていきたいと思います。 ・本題に入る前に12月、1月の米国株のパフォーマンスは強い時期のため    今は「買い場」です。 ・2022年の米国株のパフォーマンスは±0%で終わると考えている。 →ポートフォリオの半分はVTIなどのETF(コア)、残りはエネルギー、旅行関連、ひょっとすると銀行株(サテライト)。 ・今は景気拡大局面が若い(e

          2021/12/3 じっちゃま楽天証券LIVEまとめ

          複利と強制貯蓄(長期継続つみたて)というパワフルなツールを利用して老後への備えを自分で責任を持って準備していくこと その3

           今回は老後への備えを自分で責任を持って準備していくための具体策について書いていきたいと思います。  前回、平成31年に金融庁から発表された「人生100年時代における資産形成」の資料から重要な点を8点挙げましたがそれらを突き詰めると今、日本人が直面している最大のリスクは「老後への蓄えが尽きてしまうこと」に他ならないと思います。 60代の平均的な高齢夫婦の無職世帯をモデルケースとしたときに、収入は年金給付に移行しているなど現役時代と比べて減少していることから毎月の生活におい

          複利と強制貯蓄(長期継続つみたて)というパワフルなツールを利用して老後への備えを自分で責任を持って準備していくこと その3

          じっちゃまに学ぶ米国株投資法(ハイパーグロース株が「がつん!」とKOパンチを喰らった件について)

           11/22米国株市場は多くのハイパーグロース株が下落しました。そのことについてじっちゃまこと広瀬隆雄さんが解説してくださっていたのでまとめていきます。 ・FRB議長にジェローム・パウエル氏が再任されました。 →これ自体はサプライズではない。市場はこれに対し好感、高く始まりました。 ・しかし、これを機にパウエルはもっとアグレッシブにテーパリングを手仕舞いし、利上げへと移行するのではないか?という不安が台頭しました。 ・その不安により10年債、2年債利回りが上昇。 →とり

          じっちゃまに学ぶ米国株投資法(ハイパーグロース株が「がつん!」とKOパンチを喰らった件について)

          複利と強制貯蓄(長期継続つみたて)というパワフルなツールを利用して老後への備えを自分で責任を持って準備していくこと その2

           前回は平成31年に金融庁から発表された「人生100年時代における資産形成」の資料から重要な点を8点あげました。今回はその中身を一つずつ見ていこうと思います。 ①日本の高齢者世帯の平均所得額は約320万円で欧米主要国と比較し大きく下回っている、という点については比較として資料では米・英・独が挙げられており、それぞれ、約630、450、455万円となっており欧米主要国と比較し大きく下回っていることが分かります。 ②所得代替率(年金を受け取り始める時点(65歳)における年金額

          複利と強制貯蓄(長期継続つみたて)というパワフルなツールを利用して老後への備えを自分で責任を持って準備していくこと その2

          複利と強制貯蓄(長期継続つみたて)というパワフルなツールを利用して老後への備えを自分で責任を持って準備していくこと その1

           今回は平成31年4月に金融庁が発表した資料「人生100年時代における資産形成」を基に日本の世帯(高齢)の資産形成の現状と課題について、また老後への備えを自身で責任を持ち準備していくための具体策について書いていきたいと思います。  前述の通り、平成31年に金融庁から「人生100年時代における資産形成」についての資料が発表されました。その中で重要な部分を抜粋すると、 ①日本の高齢者世帯の平均所得額は約320万円で欧米主要国と比較し大きく下回っている ②所得代替率(年金を受

          複利と強制貯蓄(長期継続つみたて)というパワフルなツールを利用して老後への備えを自分で責任を持って準備していくこと その1

          金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書 「高齢社会における資産形成・管理」を読んで その4

           今回でこのまとめは最終回となります。今回はここまでまとめてきた現状に対しての基本的視点及び考え方と考えられる対応についてまとめていきます。  前述の60代の平均的な高齢夫婦の無職世帯をモデルケースとしたときに、収入は年金給付に移行しているなど現役時代と比べて減少していることから毎月の生活においての不足額は約5万円であり、残り20〜30年の人生があるとすると不足額の総額は単純計算で1300〜2000万円になります。当然この金額はあくまで平均の不足額から導き出したものであり、

          金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書 「高齢社会における資産形成・管理」を読んで その4

          タペストリー 2022年第1四半期決算EPS、売上高、ガイダンス全てクリア

          タペストリー(TPR )が2022年第1四半期決算を発表しています。 ・EPS予想0.7ドルに対して結果0.82ドル ・売上高予想14.4億ドルに対して結果14.8億ドル  (売上高成長率前年同期比+26.3%) ・部門別売上高と前年同期比 ✳︎コーチ 11.15億ドル(+27%) ✳︎ケイトスペード3億ドル(+25%) ✳︎スチュアートヴァイツマン6650万ドル(+18%) ・部門別営業利益と前年同期比 ✳︎コーチ3.67億ドル(+31%) ✳︎ケイトスペード390

          タペストリー 2022年第1四半期決算EPS、売上高、ガイダンス全てクリア

          ディーローカル第3四半期決算EPSは未達、売上高はクリア

           ディーローカルが11月16日に第3四半期決算を発表しています。 ・EPS予想0.07ドルに対し結果0.06ドルでした。これにはセカンダリーオファリング(売り出し)に関連する一時費用90万米ドルが含まれています。 ・売上予想6500万ドルに対し結果6860万ドルでした(前年同期比+123%、前期比+16%)。 ・TPVは18億ドル(前年同期比+217%)でした。 ・調整後EBITDAは2630万ドル(前年同期1250万ドル)  調整後EBITDAマージンは38%(前年

          ディーローカル第3四半期決算EPSは未達、売上高はクリア

          じっちゃまYouTube LIVEまとめ 2021/11/12

           じっちゃまこと、広瀬隆雄さんの YouTubeライブの内容をまとめていきたいと思います。 今回は「第3四半期決算ここまでの総括」というタイトルでした。 第3四半期決算はここまで、過去1年くらいの決算発表と比べるとやや弱い印象だがコンセンサスは上がっている。 ここまでで良かった銘柄としてクアルコム(QCOM)、データドッグ(DDOG)、エアビーアンドビー(ABNB)、アップラビン(APP)、オラプレックス(OLPX)を挙げていました。 今後の相場は11、12月の相場は

          じっちゃまYouTube LIVEまとめ 2021/11/12

          ドキシミティ第2四半期決算EPS未達、売上高、ガイダンスはクリア

           ドキシミティ(DOCS)が11月9日に第2四半期決算を発表しています。 ・EPS予想0.1ドルに対し結果0.08ドル ・売上高予想73.5M (7350万ドル)に対し結果7940万ドル(前年同期比+76%) ・純利益は3610万ドル(前年同期1000万ドル)  純利益マージンは45% ・ノンGAAP純利益は4160万ドル(前年同期1120万ドル)  ノンGAAP純利益マージンは52% ・修正EBITDAは3280万ドル(前年同期1260万ドル)  修正EBITDAマージ

          ドキシミティ第2四半期決算EPS未達、売上高、ガイダンスはクリア

          「72の法則」について

           「72の法則」というものを聞いたことはあるでしょうか。これはお金が2倍になる期間(金利)がわかるものです。 具体的に 72÷金利(%)=お金が2倍になる期間 あるいは 72÷期間(年)=お金を2倍にするための金利 で求めることができます。 具体例を示してみましょう。 ・銀行の普通預金の金利=0.001%で資産を2倍にするには何年かかるか計算してみましょう。 72÷0.001(%)=72000(年)  銀行預金のみで資産を増やそうとすると72000年かかりま

          「72の法則」について