家づくりと二拠点生活の記録

いつか叶えたい憧れの暮らしをいま叶えようと。長野県上田市に生活拠点を持つべく行動する日…

家づくりと二拠点生活の記録

いつか叶えたい憧れの暮らしをいま叶えようと。長野県上田市に生活拠点を持つべく行動する日々の記録。 備忘録として残そうとnoteを始めました。 住まいのことに向き合ったら、より人生の楽しみが増えました。

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郷に入っては郷に従え

二拠点生活21日目、引渡しで休みをもらって以来、久しぶりに我が家に帰る。上田は真冬の様相だった。 世間はクリスマスだが、自治会で所属する班長さんから連絡があり、年内最後の会合で紹介したいからどうにかして顔を出して欲しいと頼まれる。25日の朝9時半には来て欲しいとのこと。 こういうのはとにかく最初が肝心だ!と思い、予定をキャンセルして上田に帰ることを決めた。 ご近所挨拶回り 会合当日、公民館にゆくと引っ越し直後に挨拶した方々が勢揃い。 12月4日に引越し、明るいうちにご近

    • 大安吉日、引渡しを迎える

      12/4大安吉日、無事引渡日を迎えました。 一年半前にはこんな日が来るとは考えもせず、ましてや戸建など必要ない思ってました。 なんとなく着想したのが昨年夏、 土地に出会って1年3ヶ月、 工務店と契約し、工事が始まり約半年。 仕事も忙しくなり、個人で対応するのは兎にも角にも大変でしたが、建築士の川口さん、宮大工の高崎さん、佐野夫妻に助けられ励まされ、家づくりを愉しむことができました。 無事にこの時を迎えられて感無量です。 午前中に工務店とのやりとりを終え、しばし感慨に浸

      • 完成まで8合目!最後の課題

        1.5ヶ月ぶりに上田の現場へ。すくすくと家は育っていた。 夏の大雨やジャッキアップの対応等により遅延した分を取り戻すが如く、大工さんがたくさん入ってくださり、作業は大詰め。想定外につき差し入れが足りずに反省。 手仕事の素晴らしさに感動1階の大きな窓は木枠がつき、分厚いガラスが入っていた。インパクトのある大きな本棚、隣接する階段と収納スペースも最後の仕上げというところだった。壁は明るい色で中塗りされていて仕上げを待つばかり。屋根の青も空に映えていい感じだ。色や素材を一つ一つ

        • 宮大工による補強と修繕

          地鎮祭以来の現場訪問。 工事が始まる前のバタバタは何処へ... 着々と進んでいる新居の工事。 解体後、スケルトンになった古家は宮大工による補強と修繕がなされました。 新しい家の形ができ始め、暮らしの解像度がまた少し高まりました。 白鳳社寺の皆様が有する技術と、お盆でも工事を続けてくださるご尽力の賜物。改めて家づくりは一大プロジェクトだなとしみじみ感じています。 そして大プロジェクトは問題発生がつきもの。やはり一筋縄にはゆきませんね。 職人同士の主張の戦いと想定外の出費

        郷に入っては郷に従え

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        • 上田で暮らそう
          18本
        • 紀行
          0本

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          100年の家、101年目へ

          2021年の半分が過ぎた。コロナは相変わらず猛威を奮っている。急速にワクチン摂取が拡大する一方でデルタ株も登場、それでもオリンピックは開催だという。そんな世相を横目に家づくりも順調デス! 6月は地鎮祭に始まり、住宅ローンが無事実行され多額の費用をバシバシ決済する日々。 この金額の借金は最初で最後かもしれないが、自分でもびっくりなほど淡々と対応し、粛々と手続きを進めた。職業柄、こうした書面のやりとりに対する慣れもあるのかもしれない。自分ごとだともっと緊張するかと思っていたが

          地鎮祭、晴天なり

          6月6日大安吉日、快晴。 解体工事を前に、今日は地鎮祭なり。 工務店の調整により、上田大神宮の神主さんに行っていただきました。感染対策も万全。 かならず行うべき?今回の工事は正式区分ではリノベーション工事であり、新築ではないため地鎮祭は必須ではないそう。 工務店が行う簡易祈願でもよい、初穂料や交通費など費用節約の観点からも省略してもよいよ、とのこと。 誰に相談したわけでもないですが、我が家は神事を大切にしているので、これも節目、簡易でも構わないと判断。 せっかくなら工

          工事請負契約の締結

          先々週の土曜、家プロジェクトでお世話になる面々が佐久平市の工務店事務所に集結した。工務店さんおよび宮大工さんとの工事請負契約である。 地元愛と自己愛に溢れる経験豊かな工務店さん、先日ダイニングテーブルの板を探しにいって以来の宮大工の高崎さん、建築士の川口さん、そして私、と初めて全員が顔合わせをした。 当日も不安だったが、川口さんと高崎さんがサポートしてくださって疑問点は全て解消することができた。コロナのため契約実務をオンラインと郵送で対応することも視野に入っていたが、会い

          浴室等の設備を決める 〜家づくりは生活や人生と同じ〜

          決断は早い方ですが、浴室、洗面台、キッチン選びはかなり時間を要しました。 迷った、ではなく、判断をするための情報をほぼ持ち合わせておらず、判断軸が不明瞭だったから。 設計事務所におすすめされた商品をショールームに見に行くも、それではこれで!とDoneできない。 私は公私で「餅は餅屋」主義ですが、納得がゆく理由があってこそなんです。 最終的には自身でプロコン表を作成し、これが良い!と自分で納得のいく選択をしました。 今回は改めて自分の性格に気付かされると共に、家づくりは日

          浴室等の設備を決める 〜家づくりは生活や人生と同じ〜

          台所のタイルを選ぶ

          「台所の壁は、大理石かタイルにしましょうか。」設計士の川口さんが言う。 私の答えは迷わず、”タイル” である。どこかにタイルを入れたかったので、待ってましたと言わんばかりに心躍る。なんでだろう。タイルって心ときめく。ほら、だって、タイル導入を決めたら設計図面も可愛くなっているし。 なぜ心躍るのだろう家づくりに関わらず、街を歩いていて素敵なタイルを見つけると思わず写真を撮ってしまう瞬間がある。そういう人は少なくないと思う。 建築空間におけるタイルだけではなく、壁画として装

          食卓のテーブル板を探して、選んで

          ダイニングテーブルは一枚板がいい!! ずっとそう決めていたので、家づくり定例で相談したところ、今回お世話になる宮大工のTさん経由で板を買ってもらうことに。 「半年は乾燥させないとダメなので、直近の市場に行きましょう!!」 とのことですぐに予定を調整し、設計士の川口さんとTさんと一緒に岐阜羽島で待ち合わせをして銘木展示大会会場へ。それが先週の話。 銘木専門の市場各県の協同組合が運営する銘木専門の市場があるらしい。月一回程度解されているようで、毎回、国内外から集められた床

          食卓のテーブル板を探して、選んで

          二階のトイレは必要か?

          家づくりの工程表に従うと、詳細設計真っ最中ということで、週次である曜日の夜に設計士の川口さんとスタッフのTさんと定例を行なっている。回を重ねるごとに暮らすイメージが湧いてきて、ふと時間が空けば家のことばかりを考えている。 この一週間の課題は本棚と二階のトイレだ。 「Rの宝箱」と名付けてくれた大きな本棚はこの家のシンボルなので、その話はまたにして今回は二階のトイレ問題について。 結論は、設置を決めた。やっぱり設置してよかったなァ〜と言ってそうな自分が既に想像できている。

          二階のトイレは必要か?

          家づくりを諦めかけた理由と反省点

          順調に進んでいたはずの家プロジェクト。でももう全てが嫌になってしまい、手付金と諸経費を無かったことにしてでも上田での家づくりを一旦辞めたいと考えたのがこの2月。 いつかそんなこともあったな〜と思える日が来るだろうし、私自身が家づくりの体験談noteが参考になったり励みになったので、そうした意味でも記載しようと思う。 なお現在は問題が解決され、ようやく家づくりが楽しくなっている。 マルチベンダー体制プロジェクト、そもそも課題は多そう今回の座組みはこうである。施主の私(東京在

          家づくりを諦めかけた理由と反省点

          家族会議と仮申込

          (2020年9月のことを振り返りながらコメントする) 土地を探してからさまざまな検討を重ねた。 最大の山場は両親に移住の提案をし、合意してもらうことである。 わたしは二拠点生活なので、維持が重要となる。家を建てるとして、建つ頃には在宅勤務の頻度も減っているだろう。とすると、基本的には週末以外は暮らすことはない。 一方、実家では今後の家問題を抱えていて浜松でマンションを買おうか、それとも小さな家を買うか建てるかの検討をここ数年していた。いづれにしても両親は高齢なので、ロ

          土地を探しに

          上田プロジェクトさくっと始動! ということで佐野夫妻(と太郎ちゃん)と共に東京から上田へ。そしてなんと、川口センセイがはるばる大阪からジョインしてくれることに。有り難や...。 事前に不動産屋のNさんに条件を伝えてやりとりの結果、選出した9軒を巡る。 東京や大阪の不動産価格に目が慣れてると、ものすごく安価に感じる。えっ?!大丈夫なの?!と思わず心配になるほどの価格だが、いわゆる深刻な空き家問題に直面している上田は地価も全国で下から数える方が早いので、だんだん適正がわかっ

          旨い酒とセンセイの推しの一言

          中村好文さんの建築が好きだ。 建築以上に、中村好文さんの言葉、思想が好きだ。 カップマルタンの小屋は終の住処として憧れている。 子供の頃から賃貸住まいが多かった私は、そもそも住居に興味はない。でも学生時代にコルビジェを好きになり、大学の卒業旅行ではフランスをあちこち回りながら彼の建築を見にもいったくらいなので、当然ながらカップマルタンの小屋には憧れがある。でも私はまだ若いし、所有欲にまみれているのであの小屋に住むにはまだ早い。とはいえ小屋は大好きなので、当然中村好文さん

          旨い酒とセンセイの推しの一言

          旅行中に上田市内の不動産屋に立ち寄った

          上田旅行の滑り出しがとても良かったことは前回の記載。別所温泉を堪能した翌日は市内散策の途中であまりに暑かったので、市内の不動産屋に入ってみた。 今回の記録は次の一文が結論である。 「(不動産)出会った担当の方、すごく良い人だった。その方の対応のお陰で上田に住む最初のイメージが湧いた」 池波正太郎は苦手だけど刀屋の蕎麦は美味しかった、とか岡崎酒造っておかざき真里さんのご実家だったんだ、とか青天の霹靂の舞台をはじめ上田城や市役所のサマーウォーズ感、などなど色々記したいことは

          旅行中に上田市内の不動産屋に立ち寄った